そらち旅日記 Vol.2

北海道空知総合振興局の職員が集めた旬の情報を、そらちの風に乗せてお届けします。

しっとりモッチリ、米粉のパン ~ 美唄「すぎうらベーカリー」

2013年03月21日 | 空知の食
最初に美唄の「すぎうらベーカリー」を知ったのは、
何年か前に奈井江の道の駅「ハウスヤルビ奈井江」(現在は扱っていないそう)で、
米粉のシフォンを購入して以来のことです。
ふんわりしっとり、ほのかな甘さのシフォンには、プレーンを始めミルクティー、
抹茶、メープルなどのいろんな種類が揃っていましたが、
どれもおいしくてアッという間にたいらげてしまいました。
写真は「シナモンりんご」のシフォン。
思えばこれが、「へぇ~、米粉って何だかすごい!」と感じた瞬間だったような。




米どころの美唄では、お米の多面的な活用を目指して米粉に着目、
「美唄こめこ研究会」も結成されて活発な活動を続けています。
地元の美唄産、北海道産の良質で安全な食材にこだわってきた
「すぎうらベーカリー」では、道産小麦粉100%のパンの他にも
早くから美唄産の米粉を使った様々なパン作りに取り組んできました。
札幌駅北口の「どさんこプラザ」や地下街オーロラタウンの「きたキッチン」でも、
「すぎうらべーカリー」のパンなどが何種類かですが入手できるので、
しっとりモッチリした食感の米粉パンは我が家の食卓にもしばしば登場しています。

国道12号線沿いに「すぎうらベーカリー」の新店舗が
オープンしたのは昨年の6月のこと。
これまでは、なかなか美唄本店に立ち寄る機会がありませんでしたが、
今日はその新店舗にお邪魔してみました。
国道12号線を美唄市街を抜けて北上し「癸巳町」の看板を見てからやや少し、
進行方向に向かって左側、交差点の北角にあります。
パッとした明るいガラス張りの建物です。






陽射しが降り注ぐ店内には、たくさんのパンが並べられています。
小麦シリーズのパンとお米シリーズのパンは、
全体的にみてザッと2対1くらいの割合でしょうか。




看板商品のシフォンが、いっぱいあるある。

  


このいろんなシフォンを薄切りにしてグラニュー糖をかけてから焼いた
というラスクもありました。これは最近の商品なのかなぁ。
ラスクにしては、ややしっとりと柔らかな新食感。
シフォンのおいしさ風味はそのままに、日持ちも良し。




おっと、これも新商品? お米のブラウニー、人気上昇中だそうです。




12センチ×8センチくらいの大きさで厚さは約1センチ。
表面のごく薄いクラストの下は濃厚でクリーミーなチョコレートの生地で、
いわゆる焼き菓子というよりは生チョコレートに近い感じです。
一般的なブラウニーとはちょっと様子が違っています。
トッピングはピーカンナッツ。これもおいし~♪




定番の山形食パンは、発売当時から愛され続けてきた商品です。
トーストにしてみるとしっとりとしていますが、
少しお餅っぽいような食感もあります。
腹持ちも良さそうで、きっとこれはパン派にもご飯派にも受け入れられるパン。






発酵させた生地をあらかじめ茹でてから焼きあげるという
モッチリしたベーグルは、米粉で作るとさらにモッチリ。
まさに米粉のためにあるようなパンですね。これはブルーベリー入り。




お米パンシリーズは、他にもピザパンやチーズクリームパン、
ロールパン、ミニクロワッサンなどなど、多数揃っていますよ。
最後にこんなの見つけました~、お米のパン粉です。残りはわずか1個!
サラサラとしてキメの細かいパン粉ですが、
生パン粉なので保存は冷凍庫でとのこと。




よくお料理の本に「細かくした生パン粉を…」などという記載があったりしますが、
生の柔らかいパンを細かく? いったいどうすりゃいいんだぁ
と思っていたところに、これはピッタリ!
さらに、米粉は小麦粉に比べて油の吸収率が低いという特徴がありますから、
ヘルシーなお料理にもなりそうです。
さて、この顛末(てんまつ)はまた次回。



すぎうらベーカリー
美唄市字美唄1192-5
TEL 0126-64-2089
冬期間(1~3月):9:00~19:00/火休
夏期間(4~12月):7:00~19:00/不定休
http://www.sugiura-bakery.jp/


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