そらち旅日記 Vol.2

北海道空知総合振興局の職員が集めた旬の情報を、そらちの風に乗せてお届けします。

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がんばろう東北 ~ 「エクレール・お菓子放浪記」上映会

2011年11月30日 | 日記
ごはんやパンと違って、食べなくても体に影響はないけれど、
一口食べると何とも優しい気持ちになったり、人の心を豊かにしてくれるお菓子。
そんなお菓子を題材にした映画「エクレール・お菓子放浪記」の上映会が、
岩見沢市のまなみーる文化センターで開催されました。

  


この映画は、昨年10月、宮城県石巻市はじめとする東北各地や
空知管内砂川市などで、多くの市民エキストラが参加して撮影が行われました。
ところが、本格公開を目の前にして東日本大震災が発生、
ロケ地となった多くの地域が甚大な被害を受け、出演者の中にも
数多く被災者がいらしたことから、公開が延期されていました。
その後、映画を見ることで、被災地への支援につなげていきたいと全国各地で上映会が開催、
北海道でもこれまで、旭川や函館、釧路など各地で上映されてきました。
これは各上映地からのメッセージが書き込まれた幟、
上映会の収益の一部とともに被災地に届けられる予定です。




さて、ストーリーですが、昭和初期の東京を舞台に、
孤児の少年が様々な出会いと別れの中で、人の心の優しさを知り、
お菓子の持つ不思議な力によって希望をもって生きていくという内容です。
原作は、小説家・西村滋さんの自伝的作品「お菓子放浪記」。




主人公のアキオを演じた吉井一肇くんは「レ・ミゼラブル」などのミュージカルに
出演した経験もあるということで、その澄んだ歌声に会場は魅了されていました。

砂川市はラストシーンで登場、アキオ少年が結婚してお菓子屋を開業するのが砂川市で、
現在は孫娘がお菓子屋を切り盛りするという設定です。
すながわスイートロードの「ナカヤ」さんと「ほんだ」さんが
「エクレール」と看板を変えて登場していましたよ。

会場入口では、岩見沢市内の菓子店「カゼ・ハナ・ソラ」と
「赤いリボン」がクッキーやバームクーヘンなどを販売。
映画を見ているうちに甘いお菓子が食べたくなったのでしょう、
たくさんの方々が買い求めていました。






「お菓子放浪記・エクレール」の上映には、
市町村毎に「上映実行委員会」を組織することが必要とのこと、
まだまだ多くの市町村での開催が実現されるといいですね。


エクレール・北海道上映推進委員会事務局
TEL 011-252-3828
FAX 011-252-3848
受付時間 10:00~18:00(月~金)


茹でたての落花生 ~ 岩見沢市北村「菜宝箱」

2011年11月29日 | 空知の食
落花生といえば、私たちにとっては固いバターピーナッツや
豆まきに使う乾燥した殻付きの豆を連想してしまいますね。
千葉県などが産地としては有名ですが、
これまで北海道で生の落花生にお目にかかる機会はほとんどありませんでした。
しかし、最近は温暖化の影響でしょうか?はたまた栽培技術の進化なのでしょうか?
空知管内でも落花生を栽培する農家さんが増えてきました。
また一つ空知の食のバリエーションが増えて嬉しいことです。

さて、「落花生」「南京豆」「ピーナッツ」、どこがどう違うの?
という素朴な疑問が湧いてしまい、インターネットの知恵袋で調べてみました。
そのベストアンサーは、殻が付いたのが「落花生」、殻なしで薄皮が付いたのが「南京豆」、
薄皮をむいたのが「ピーナッツ」ということ。
が、本当か?と思い、農学大事典なる農業者や農学研究者のバイブルで調べてみたところ、
  ラッカセイ
   和名:落花生、ナンキンマメ、トウジンマメ、ジマメ、ソコマメ
   英名:peanut(ピーナッツ),groundnut,earth nut
   学名:Arachis hypogaea L.
となっていました。別名としていろいろあるだけなのですね。

せっかくなので、この農学大事典で起源や産地を見てみると、
原産地はアンデス山脈東側地域で、我が国で栽培が始まったのは明治初期とのこと。
北緯45°から南緯30°までの地域で栽培され、生産量はインドが一位、中国が二位。
ちなみに、国内では関東が主産地で九州、東海がこれに次ぐとの記載がありますが、
将来はここに北海道空知地域も加わると良いですよね~。

ところで、落花生の実って、どこに出来るかご存じですか?
答えは、花が咲いた後、花から伸びた蔓(子房柄)が地面に向かって伸び、
土の中に潜って、地下で莢実として成長するんです。








4~5月にハウスの中で種を播き、収穫時期は9月頃、
大きな莢をつけるジャンボタイプの品種では10月くらいとなります。
今年は、既に売り切れてしまいましたが、札幌の大手スーパーなどで販売していました。

さて、食べ方ですが、きれいに洗った殻付きの豆を濃いめの塩水で茹でて、
火を止めてから冷めるまでおきます。
殻を割るとうす紫色の薄皮に包まれた実が現れますが、
ホクホクしてとても美味しく、食べ出すと止まりません。
ゆで時間は短めにした方が、歯ごたえのあるシャリシャリ感が出てより美味しいと思います。




出回る時期も短いこの生の落花生、いつも食べたい人のためにはこんな商品があります。
岩見沢市北村の女性グループ「菜宝箱」の皆さんが加工・販売している「おつまめ落花生」
今年からはジャンボタイプも販売されています。
「おおまさり」という品種で、実が普通サイズの約2倍の大きさです。




ホントに2倍ですね~。




この商品、岩見沢市内の「ナカノタナ市場」で販売されていたのですが、
なんと早くも完売、人気商品なんですね~
普通サイズなら札幌駅のどさんこプラザでまだ買えるようです。
ビールのつまみやお茶うけにも最適なゆで落花生、皆さんも是非ご賞味ください。


菜宝箱
岩見沢市北村中小屋 4735
TEL 080-6063-8543

あの「三船」の鍋の作り方

2011年11月25日 | 空知の食
JR岩見沢駅を出てすぐ右の方にあるやや古びた建物、
これが創業昭和40年、あのかしわ専門店「三船」です。

   


どこか哀愁を漂わせている外観とは裏腹に、中はいつもお客さんでいっぱい、とても賑やかです。
札幌などからJRでやって来るお客さんもたくさんいるんですよ。
入口を入ってすぐにはカウンター席とテーブル席、奥には座敷がいくつか。
これはお座敷からカウンターを見たところ。




壁のメニューはこんなにシンプル。飲み物はまだ続きがありますが、
食べ物は「やきとり(もつ、せいにく)」、「かけそば」、「おしんこ」と「キムチ」のみ。
ある意味、潔い? 




ところで、メニューの中で「ワイン」の単位が「二合(?)」となっています。
注文してみると本当にお銚子のようなデキャンタに入って出てくるんです。

さて、ここは美唄やきとりがルーツの「もつ串」が有名。
皮とモツ(レバー、砂肝など)がタマネギをはさんで同居、一本でいろんな味が楽しめます。
黄色いのはキンカンと呼ばれるタマゴ。
味付けはシンプルな塩味、これが鶏の脂とあいまってクセになるんですね~。






この他には、前日までに予約が必要ですが「かしわ鍋」の5人前(6,300円)と
8人前(10,080円)、これも名物料理で人気のメニュー。
鍋の作り方がテーブルの上に置いてあります。
5人前の作り方ですが、スープを沸騰させたら半分をラーメン丼にとってから、
具材の半分を入れ、食べ終えたら2回目を同様にして作ります。
「え~い、面倒だぁ。いっぺんに入れちゃえ~」なんていうのはもってのほか?
それでもけっこう美味しかったですけどね(お店には内緒です…)。
お店の指示はここまでですが、実はこの具材の入れ方にも色々とこだわりがあるらしい、
この店に通い続けて40年!という鍋奉行(もはや鍋将軍?)に指南いただきましたよ。

これが秘伝のスープ、浮いているのは鶏脂。このスープが旨味タップリで超美味しい。
指示どおりに半分を取り分けます。




こちらは具材の盛り合わせ、何とも具だくさんです。
最初にこの半分を入れますが、ここからこの道40年のこだわりが…。




まずは、鶏肉、モツ、キンカンなどを投入。
軽く煮立ててスープにさらに鶏の旨味を移します。




途中、適宜アクを取りながら、竹の子、シイタケなどの煮えにくい具、
なると、ちくわを加えて一煮立ち。




次に、あまり火を通さなくても良いお豆腐、シラタキも投入。
シラタキは最初に入れてしまうとお肉が固くなってしまうそう。
そういえば「すき焼き」の作り方でもそんなこと言われましたね。




少し温まってきたら、白菜を加えてフタをします。
軽く煮立ってから2~3分で出来上がり~。
火加減の調整は微妙な勘所、どちらにしてもあまり沸騰させないのがコツのようです。




さあ、いただきましょう。
なるほど、スープは澄んでいながら深いコクがあり、
鶏肉などはふっくらと煮えてとても柔らか。
それぞれの具材の味が生きていて、いつもとは全然違いました(汗)。
これをもう一度繰り返します。
皆さんも是非お試しを(って、もうやってます?)。




最後にそばつゆを足して玉そばを入れてもらうのも美味しいですよ。
テーブルの上の作り方を見ると、8人前の方はまたやり方が違うようです。
う~む奥が深い…。

この「かしわ鍋」、食べきれない場合には、火を入れてから冷ましたものを
ビニール袋に入れてくれるので、お持ち帰りも可能です。
翌日に、良く味の染みたお鍋を温め直していただくのも、これまた格別です。

ここは15時からの営業ですが、16時台にはカウンターやテーブル席はけっこう満杯!
何だかうらやまし~。また早い時間に、注文してあった焼き鳥や、
鍋材料・スープなどを車で取りに来る人達がけっこういます。
ご家庭で楽しむ市民の方々も多いんですね。
「三船」の味は、岩見沢市民に愛され続けているソウルフードでもあるようです。


三船
岩見沢1条西7丁目
TEL 0126-24-1788
15:00~21:00
日曜・祝日定休

南幌町にNOAH(ノア)がやって来た!!!

2011年11月24日 | 日記
ある程度の年齢の方なら、日本中が熱狂したあのプロレス黄金時代をご存じですよね。
力道山から始まってジャイアント馬場やアントニオ猪木…、
他にもキラ星のごとく個性的なスター達がたくさんいました。
テレビのゴールデンタイムにはプロレス中継が放映されていて、
当時は家族でプロレス観戦がお約束。
今は残念ながら普通のテレビでの試合中継はなくなってしまいましたが、
まだまだプロレスファンはたくさん確実に存在しているんです。

現在プロレスは様々な団体に分かれていますが、なかでもメジャーなのが「NOAH(ノア)」。
11月5日から20日までは「グローバルリーグ2011」と銘打って全国を巡業、
最終日前日は札幌コンベンションセンター、最後は函館流通ホールでリーグ戦の幕を
降ろすところでしたが、何と11月18日には南幌町での試合開催が実現したのです。




今回、町の活性化のために「南幌にプロレスを!」と立ち上がったのは、
町内の農家、商店、役場などの方々15人。
9月に実行委員会を設立してから今日までPRなどに取り組んできました。
我々も地域振興に携わる身、かつ「プロレス同好会空知支部(?)」のメンバーとしては、
これはもう行くしかありません。札幌からも会員が駆けつけて来ましたよ。

会場の南幌町スポーツセンターの前には大きなNOAHのトラック。
何だかワクワクしてきました~。




場内では小橋建太選手のサイン会が。
もう20年くらい前になりますか、デビューした当時から小橋選手は、
そんなに身体は大きくなかったけれど、敏捷な動きと闘魂あふれるファイトで
カッコよかったんです。さっそくTシャツの背中にサインをもらいました!
握手してくれた手が でかっ。




リング上では子供プロレス教室。
ちびっ子達、ロープを背にしてけっこう様になってますが、
みんなプロレスって観たことあるのかな?
ところで、試合中に「子供は7時半で帰るように」との場内アナウンスが流れていました…。
やっぱりそこはそれ、残念だけど良い子はお家に帰ろう。




さて、約千人ほど入る会場は超満員、熱気でむんむんです。




さあ18時半、いよいよ試合開始です。
今日のカード、1試合目はタッグマッチ、2試合目がバトルロイヤル。
その後グローバルリーグ戦の公式戦が休憩を挟みながら4試合。
そしてファイナルは6人タッグマッチ。
全体的に全日本プロレスの流れを汲む試合運び、選手の個性を活かしつつメリハリのある展開で、
最初から最後まで観客を惹きつけて飽きさせません。

写真はバトルロイヤル開始前。
それぞれのテーマソングにのって選手達が登場、
華やかなコスチュームと派手なパフォーマンス、これがプロレスだぁ。




スピード感ある鋭い技の応酬、これもプロレスだぁ。




それに地方会場ならではですね、リングがこ~んなに近いのは初めて。
リングから選手が降ってきそうです。場外乱闘もド迫力。






会場内もヒートアップ、盛り上がってきたところで、ファイナルの6人タッグ。
小橋、齋藤、秋山組VS井上、森嶋、佐々木組。
三冠ヘビー級王座のベルトを携えて現れた秋山選手、肩にテーピングをしていましたがナイスファイト!




小橋選手はケガや病気が続いたためか、かつてのキレはないものの貫禄が増しています。
結局、小橋のラリアットでフォール!!
賞品をセコンドに渡す小橋選手、やっぱりカッコえ~。




最後に齋藤選手が、故ラッシャー木村ばりのマイクパフォーマンスを披露。
「今日、熱い闘いができたのは、今年の夏に日本一のピュアホワイト(南幌特産の
白いトウモロコシ)を食べたからだ~!!」って、ホント嬉しいですね。
ありがとうNOAHの戦士達、熱い闘いにみんなが元気をもらいました。
来年もおいしいピュアホワイトを食べて、是非また南幌に来てくださいね。




プロレスリング・ノア
http://www.noah.co.jp/

粘りのない調理用のお米「大地の星」

2011年11月22日 | 空知のお米
空知は、全道一・全国有数の米どころ。
このブログでも何度も登場したフレーズですが、
今日は、米どころ・空知のちょっと変わったお米を紹介しましょう。
直まきのお米「大地の星」です。
粒が大きく、煮込んでも粒形がくずれない、炊いても粘らないという性質から、
ピラフやリゾットなど調理して食べるのに適したお米です。
平成15年に上川農業試験場で開発され、現在はほぼ全量が冷凍ピラフ用として流通していますが、
一部はフランスにも輸出されているそうですよ。

 (左側が大地の星)


育苗の必要がなく省力化に繋がる、冷害や病気に強い、
輪作による土壌の改善で農家の所得向上にメリットがあるといった理由で、
栽培が推奨されてきた「大地の星」ですが、
ピラフやリゾットのほかにも、カレーやライスサラダ、ライスコロッケ、
米粉にしてクレープにするなど、工夫次第で「大地の星」の
フルコースができるかもしれないという期待の食材ですから、
一般の方にももっとPRしていきたいですよね。

さて、その「大地の星」を使ったお料理教室が、
札幌のイタリアンレストラン「イルピーノ」で行われました。




こちらの料理教室は、はじめにオーナーの川端さんが30分程度のデモンストレーションを行い、
その後、それらを組み込んだフルコースを食するというもので、気負わずに参加出来るのがウリ。
本日のメニューは、人参のサラダ、豚肉のピカタ キノコのソース、「大地の星」のピラフです。




では、「大地の星」のピラフの作り方です。
こちらが材料。




先ずは、玉ねぎ、人参、セロリ、パプリカのみじん切り、ほぐしたシメジをバターで炒めます。
野菜に火が通ったら、「大地の星」を投入、お米は研がずに入れてかまわないそうですよ。




お米を透き通るまで炒めたら、お米と同量のブイヨン(コンソメ溶かしたもの)を入れて炊きます。
始めは強火、煮立ったら弱火にして7~8分。




火を止めたらそのまま少しおいて蒸らします。
はい、これで完成です!




まったく粘りがない本格派のピラフが簡単にできてしまいました。
ぱらぱらと一粒一粒の食感が楽しめてとっても美味しい。
今回はお鍋で炊きましたが、炊飯器で普通に炊いてもいいそうです。
その方が芯が残らず、食べやすく仕上がるようですよ。




お料理教室には、岩見沢市北村で「大地の星」を生産している小西泰子さんも出席、
以前フットパス交流会のブログでもご紹介した元気いっぱいの女性です。
「大地の星」をたくさんの方々に知ってもらいたいと、
レシピの作成や料理講習会の開催など様々な活動を行っています。
この日も、他の参加者と早速交流、皆さんから「お米はどこで買えるんですか」なんて質問攻めでした。




岩見沢の「大地の星」はまだ一般には流通していないので、
興味のある方は小西さんが運営する直売所「ふる里ふれあい店」に連絡してみてくださいね。


ふる里ふれあい店
岩見沢市北村豊正1044
TEL・FAX 0126-55-3034
http://www15.plala.or.jp/yasai/index.html

イタリア料理 イルピーノ
札幌市中央区北1条西3丁目 荒巻時計台前ビルB1
TEL・FAX 011-280-7557
http://ilpino-il.com