前回、トリミングした我が家の水槽・・・
あれから3週間が過ぎ、水草もかなり成長してきましたので途中経過をご報告します。
まず3週間前の水槽の様子。
次は現在の水槽の様子です。
水槽の中央部のアップ。
右のパールグラスと手前のコブラグラスが成長してきたのがお解りだと思います。
水槽左側にパン。
アマゾンソード、アヌアビス・ナナ、ミクロソリウムがかなり大きく成長しています。
二酸化炭素添加の気泡も見えますね。
今度は右にパンしてみました。
パールグラスが石よりも丈が高くなり見栄え良くなってきました。
その反面、リスノシッポは赤味が取れて緑っぽくなり目立たなくなってきました。
水中の鉄分、もしくは肥料か光量が不足しているのでしょうか?
またコブラグラスの広がり方が悪く、手前をコブラグラスの草原にする計画は早くも黄色信号がともり始めています。
水槽をリセットしてから約2ヶ月。
今のところ、Phは弱酸性、亜硝酸濃度0、炭酸硬度も弱酸性と水質に関してはほぼ完璧な状態を保っています。その為、生体で☆になったのは、水槽から飛び出してしまったラミノーズテトラと5年前から生きていたサイアミーズフライングフォックスの2匹だけです。
でもサイアミーズの方は5年間生きていたので、水槽から飛び出すという不慮の事故により☆にしてしまったことは凄く残念です。
これまで順調にきている水槽なのですが、本当に難しいのはこれからなんです。
以前記事にしましたが、水槽内で魚が排出した糞尿や腐敗した残餌に含まれる猛毒のアンモニアは、水中の硝化バクテリアによって「アンモニア→亜硝酸→硝酸」と分解されていきます。
最後に残った硝酸は少量ならば生体には殆ど無害で、水草に肥料として吸収されたり、嫌気性バクテリアによって窒素に換えられ空気中に放出されます。
ところが狭い閉鎖空間に高密度で生体が飼われている水槽という環境では、硝酸の吸収が追いつかず、水槽の中に蓄積される事になります。
この硝酸は、水草の肥料となると同時にアクアリウムの一番の大敵である苔の肥料にもなります。従って、硝酸濃度が高まるに従って苔の発生率が高くなるのです。
まめ八の水槽もリセットしてから2ヶ月が経ち、硝酸濃度の高まりとともに苔が少しずつですが見られるようになりました。
苔を出さないためには水槽中の硝酸を捨ててやらなければなりません。そのために週に一度の水替えが必要になってくるのです。
これ以上苔を出さないためにも明日も頑張って水換えに励みたいと思います。
コメント
- yut666 [2009年11月21日 22:19]
- ご無沙汰しています。
水槽、水草が育ってきていて、とても綺麗ですね。お魚達もきっと居心地いいのではないでしょうか。
それにしても、この状態を維持するのはとても大変なんですね。
水替えする時の水は、水道水をカルキ抜きしたものなんですか? - まめ八 [2009年11月22日 13:12]
- yut666さん、こんにちわ。
いつもコメントを頂きまして有難うございます。
また、連続コメント、有難うございました。
>この状態を維持するのはとても大変なんですね。
毎週一回、バケツ3杯20ℓほどの水を換えてやるだけですから、大変と言うほどの事は無いのですが、水草が伸びてきたらトリミング(刈り込み作業)をしてやらなくてはなりませんし、苔を見つけたら小さい内に取り除いてやる必要があります。
水質の管理はPhと亜硝酸塩濃度をチェックしておけばまず水槽が破綻する事はありませんが、今回は苔を出さないようにするために、硝酸塩濃度と炭酸硬度も定期的に計測しています。
今の所、我が家の水槽は炭酸硬度が少し低めである事を除けば理想的な水質なのですがちょっとした事で水質は変換しますから油断は出来ません。
水換えの水は、ハイポという薬品(正確にはチオ硫酸ナトリウムといいます)でカルキ(塩素)を中和してから水槽に入れています。
これからのシーズンは水質の管理だけでなく水温の管理にも注意していかなければなりません。(と言っても全て機械任せなんですが・・・)
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます