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秋の不知火海と津奈木温泉

2010-10-17 22:54:29 | 温泉紀行

今年は猛暑のためか涼を求めて山ばかりに行っていたまめ八。。。

そろそろ涼しくなって来たので海の傍の温泉に行ってみよう!と思い立ち、県南部の津奈木町にある津奈木温泉に出かけてみました。

 

この日は天気も良く、涼しかったので九州道も結構車が多かったです。

八代JCTで九州道から南九州自動車道に乗り換えると車も減ってきました。

この南九州道は、例の民主党の高速道路無料化路線に指定されているので通行料は必要ありません。

温泉に入るには少し時間が早かったので、田の浦ICで南九州自動車道を一旦降りて御立岬海浜公園に立ち寄る事にしました。

 

夏には県内屈指の海水浴場として知られる芦北海浜公園もこのシーズンは訪れる人も少なく駐車場には僅かに釣人の車が数台止まっているだけでした。

ここの海水浴場は駐車場から200m程のあるトンネルを抜けて行かなければなりません。

 

海水浴場へとつながるトンネルの入り口です。

 

 

トンネルの中を歩いて行くと海が見えてきました。

 

 

トンネルを抜けるとそこには秋の不知火海が広がっていました。

 

 

対岸に見えるのは天草の島々です。

一番手前の島が過去記事でご紹介したことのある樋の島になります。

【過去記事:http://gazoo.com/G-blog/mamehachi/185246/Article.aspx

 

 

誰もいない海水浴場には、ただ波だけが静かに打ち寄せていました。

秋の海はひときわ寂しさを感じますが、夏に比べて水の透明度が高く、空が澄んでいるので海の色も綺麗ですし、静かで落ち着けるのでまめ八は好きです。

 

 

 

貸切状態の砂浜で暫く遊んだあと、駐車場まで戻り、その隣りにあるゴーカート場に行きました。

子ども達が“一人で運転したい”というので係りの方に尋ねたところOKだったので、娘と息子、一台ずつでレースする事になりました。

 

先にスタートしたのは小学2年生の息子でしたが、スタートでもたついている間にあっという間に小学5年生の娘に抜かれてしまいました。

 

 

その後、娘が終始前を走る展開となりましたが、息子の方も運転に慣れてくるにつれてピッタリと後を付けて走るようになりました。

テール&ノーズの激戦が続きます。

 

 

その内、息子が娘に完全に追い付いてしまいました。

コーナーでアウトコースから抜きにかかる息子。。。

 

 

カートの性能が同じなので、このコーナーでは娘を抜き去ることは出来ませんでしたが、次のコーナーでは娘が少し外に膨らんだ隙をついた息子がインコースから抜きさり先頭に立ちました。

 

 

結局、このまま息子が逃げ切って逆転勝利を収めました。

負けて悔しがる娘の希望で2回戦も行いましたが、カートの運転に慣れてしまった息子が最初から娘を引き離し、圧勝。。。

余りの大差に娘ももうリベンジとは言いませんでした。

息子が大人になったらまめ八よりも運転が上手くなるかも。。。

 

ゴーカートで遊んだ後、再び津奈木温泉に向けて出発。

田の浦ICから再び南九州自動車道に乗ります。

南九州自動車道は次の芦北ICまでしか完成していないので、そこから国道三号線を一路水俣方面へ向けて南下します。

途中、亀萬酒造の横を通ります。

日本酒の醸造は気温が高すぎると出来ないそうで、日本酒の酒蔵としてはこの亀萬酒造が日本最南端になるのだそうです。

国道三号線沿いに直販店もあるのですが、時間が無かった事と、まめ八は日本酒がちょっと苦手なこともあって今回はスルーする事にしました。

 

 

芦北ICを降りてから約15分で津奈木温泉に到着しました。

“つなぎ温泉 四季彩”です。

国道三号線から水俣方面に向けて走っていると右手に見えます

津奈木町美術館の隣にある目立つ建物である上、津奈木町の街中に入ると大きな案内板が出ていますからすぐに解ります。

 

おぉ~っと!Gazooに相応しく、駐車場の車が全部トヨタ車じゃないですか!

(ちなみに狙って撮ったわけではありません。。。

 

 

駐車場とから“つなぎ温泉 四季彩”に向かう際には津奈木川に架けられた“重盤岩眼鏡橋”を渡っていきます。

この石橋は江戸時代の1849年に架けられたものなのだそうです。

石橋の背後に見える岩山は“重盤岩”と呼ばれており、頂上付近までモノレールで登る事が出来るみたいです。(モノレールは津奈木町美術館の2階に駅があります)

 

 

橋のたもとには“重盤岩眼鏡橋”の解説碑がありました。

 

 

“つなぎ温泉 四季彩”は、その“重盤岩”の麓に建てられています。

“重盤岩眼鏡橋”を渡った辺りを中心に、左手に受付と休憩室やレストランがあり、岩山をくり貫いたトンネルを挟んで右手に大浴場があります。

ただ、受付を通らないと大浴場には行けないので“重盤岩眼鏡橋”を渡ったら必ず左に行きましょう。

ところで、この“つなぎ温泉 四季彩”には背後の重盤岩の中腹に作られた展望露天風呂があるのです。

これがその露天風呂との間を結ぶモノレールの軌道。かなりの急傾斜です。

今回は勿論、この展望露天風呂にも挑戦したいと思います。

受付の自動販売機で入湯券を買います。料金は大人500円、子ども300円それにモノレールの往復料金が小学生以上100円でした。

 

さて、まず展望露天風呂に挑戦です。

大浴場に向かう廊下の途中からスリッパを借りてモノレール乗り場への階段を登っていきます。

モノレール乗り場には係りの人がいないので、呼び出しボタンを押して係りの人が来るのを待ちます。

これが展望露天風呂との間を結ぶモノレールです。

 

 

 

程なくして係りの人がやってきてモノレールに乗せてくれます。

意外だったのは、係りの人までモノレールに乗り込んで一緒に登って行ったことです。

かなりの急傾斜をゆっくりとモノレールは登っていきます。

展望露天風呂に付くと係りの人から“降りられる際にはココにある電話で呼んで下さい。迎えに来ます。”との説明がありました。

 

展望露天風呂には他にお客さんがいなかったので文字通り貸切状態で入る事が出来ました。

こちらがその展望露天風呂です。

 

 

温泉自体はちょっと小さめでしたが、岩山の中腹にあるという野趣と、そこからの眺めは最高でした。

特に不知火海に沈む夕陽を眺めながらの入浴は最高なんだそうです。

また、眼下には九州新幹線の架橋があってそこを走る新幹線を眺めながらの入浴を楽しむ事が出来ます。まめ八が入浴している間にも上下2本の新幹線を眺める事が出来ましたよ。

 

ただし。。。この展望露天風呂、眺めが良いという事は下からも丸見えという事なんですよ。

温泉のすぐ下は津奈木町の中心部なので人家も結構ありますし、国道三号線も通っています。

ですから、湯船の先まで行って立ち上がって景色を眺めていると、こちらも丸見えになってしまうので十分注意して下さい。

特に若い女性はやめておいた方が無難かも。。。

 

また、係りの人から注意がありますが、この展望露天風呂では体を洗う事が出来ません。

 

 

展望風呂からの眺めを堪能したので、今度は大浴場に向かいます。

女風呂に入っている奥さんに声をかけて展望露天風呂から上がり、着替えを済ませて帰りのモノレールを呼びます。

殆ど待つことなくモノレールが迎えに来てくれました。

 

モノレールから降りてスリッパを返し、岩山をくり貫いたトンネルを通って大浴場に向かいます。今日は何故かトンネルばかり通っているような。。。

 

 

さすがに大浴場の方は地元の方々が来られていて貸切状態というわけにはいきませんでした。しかし、露天風呂の傍には岩山から流れ落ちる滝があり、その滝と岩肌に茂った木々、そして流れ行く雲を眺めながらの入浴は凄く気持ちが良かったです。温泉の温度はややぬるめで、泉質もクセが無くいいお湯で、まめ八はとても気に入りました。もう少し近いならば頻繁に訪れたい温泉です。

 

ゆっくりと温泉に浸かっていると、時間はすぐに経ってしまうものです。

帰路が2時間ほどかかるので、5時過ぎに温泉を出て帰宅の途に付きました。

 

“秋の陽はつるべ落とし”。。。

ついこの間まで、7時を過ぎても明るかったのに今は6時頃には日が沈んでしまいます。

南九州自動車道から観た不知火海の夕焼けです。

 

 

秋の日の休日。

今日は充実した一日を過ごす事が出来ました。


コメント

--------これより以下のコメントは、2013年5月30日以前に-----------
あなたのブログにコメント投稿されたものです。

宮ちゃんNO1 [2010年10月18日 20:14]
こんばんは 宮ちゃんで~す。

これからの季節は温泉が良いでよね~
何か風情を感じる良い温泉デスね!
懐かしいモノレール?に乗って
展望露天風呂ですか~
充実した休日・・・良かったデスね~

アッ・・息子さん未来のF-1ドライバーになれるかも(笑)
まめ八 [2010年10月18日 23:03]
宮ちゃん、こんばんわ。
いつもコメントを頂きまして有難うございます。

この温泉、雰囲気いいでしょう?o(^▽^)o
この日は秋晴れの下、本当にゆっくとした時間を過ごす事が出来ました。
隠れた名湯ってまだまだたくさんあるのですね。
これからも九州の名湯をご紹介できればと思っています。

ちなみに我が息子の方は“カエルの子はカエル”だと思っていますからF-1よりはケロロ軍曹の方が分に合っていると思います。!(^O^)
yut666 [2010年10月18日 23:53]
こんばんわ。3連投です。
ゴーカート、息子さんすごいですね。
子供ながらに闘争本能に火がついたってところでしょうか。将来のF1ドライバーなんて、、、。
私も子供の頃からゴーカート好きでしたので、息子さんの気持ちがわかるような気がしました。
ところで、九州は火の国と言うだけあって、いい温泉がたくさんあるみたいですね。うらやましいです。
まめ八 [2010年10月19日 23:41]
yut666さん、こんばんわ。
お忙しい中、三連投もコメントして頂き有難うございます。
愚息がゴーカートに乗りたいと言い出したきっかけはWiiのマリオカートだと思います。
子どもならでは器用さからか、それとも練習量の違いからか、マリオカートでは私は息子に敵いません。(;^_^A
それだけに実際のゴーカートも、運転の要領を覚えてしまえばラインの取り方やインコースの攻め方などは、大人の眼から見てもかなり上手だと思いました。o(^▽^)o

ところで火の国は九州というか、熊本の別称なんですよ。その由来は、阿蘇山(火山)から付いたという説、肥後の“肥”が転じたという説、不知火から来た説などがあるようです。
でも、確かに熊本だけでなく九州各県には素晴らしい温泉が多いですね。o(^▽^)o
EP82-SW20 [2010年11月2日 22:15]
こんばんは。
確かにトンネルが多いですね(笑)
ゴーカート、まめ八さんもやってみたらいかがでしょう?
「走る楽しさ」がわかる人ですからね。
ゴーカートよりは「レーシングカート」の方が良いかもしれません。
ヘルメットが必要な本格的なやつで、「ミッドシップカー」の挙動が楽しめますよw

まめ八 [2010年11月3日 9:06]
EP82-SW20さん、おはようございます。
連続コメント、ありがとうございます。

芦北地方は、九州山脈が海に突き当たった所に位置していますので、山が海に迫った典型的なリアス式海岸なのです。そのため、どうしてもトンネルが多くなります。ここを走る九州新幹線も、その殆どがトンネルで、車窓からの景色は全く楽しめないのですよ。(;^_^A
ところで、記事にはしなかったのですが、当然、私もカートに乗りました。!(^O^)
最初ゴーカートに乗りましたが、遅すぎてまったく面白くなかったのでレーシングカートに乗ろうと意気込んでいたら、セミプロみたいな人が先に走らせていてその余りに素晴らしいテクに圧倒されて乗り気が失せてしまいました。(-。-;)
レーシングカートに乗る際にはバイク用の振るフェイスヘルメットの着用が義務付けられているみたいで、ここのサーキットではヘルメットも貸してくれます。
また芦北に遊びに来る機会があればリベンジしてみたいと思います。!(^O^)
にーなな [2010年11月3日 11:57]
こんにちは。
ゴーカート。。良いですね~しばらく乗っていませんが地べたスレスレで走る感覚は醍醐味ですよね。息子様、コーナーの入り口をしっかり見ています。笑
いい雰囲気の温泉ですね。モノレールもいい雰囲気です。
温泉めぐり。。してみたいです。
まめ八 [2010年11月3日 20:34]
にーななさん、こんばんわ。
3連続コメント、有難うございます。

今回の経験で、子ども達はすっかりゴーカートを気に入ってしまった様子です。!(^O^)
特に息子の方は、小学2年なので未だ無理だと思っていたのですが、さすがに男の子だけあってすぐに慣れてこちらが驚く位巧みに運転していました。(親馬鹿で済みません。(;^_^A )
津奈木温泉は、県内でも知らない人が多いマイナーな温泉地ですが、泉質もよく、風光明媚な所ですよ。o(^▽^)o
相変わらずお忙しそうですね。。。
にーななさんにゆっくりする時間が出来て、温泉地巡りが出来る事をお祈り申し上げております。