図書館へ行こう!

 本は私の人生の友・・・

チェロ コンサート

2009年03月14日 | Weblog
チャリティーコンサート 「ふるさと ~プラハの春~」

チェロ ヴラダン・コチ     ピアノ 有吉英奈

お話 鎌田 實(諏訪中央病院名誉院長)

会場 津田ホール

ヴラダン・コチさんは、チェコスロバキアが旧ソ連の占領下にあった時代、兵役を拒否して投獄されていました。
89年ビロード革命の恩赦と国際アムネスティの仲間からの支援で演奏家として復帰しました。
困難を乗り越えた経験から、普段クラシック音楽を聴く機会のない人々のために演奏をしたい、音楽を楽しんでほしいとホスピタルコンサートなども行っています。
チェルノブイリやイラクに医療支援活動をしている鎌田さんは、諏訪中央病院のホスピタルのボランティアコンサートに、イラクからギリギリ間に合って帰って来たことがありました。
コチさんが、どこから帰って来たのか尋ね、事情をお話すると、協力を申し出て、今回のチャリティーコンサートの開催となったそうです。

イラクを時々訪問している鎌田さんは、現地でポール・ニューマンの名前をよく耳にするとのこと。
ブッシュ政権のとき、戦争に反対したけれど止められず、戦後、お詫びに多大な援助をし続けているそうです。
イラクの子供たちまでポール・ニューマンを知っていて、敵国だったアメリカにも暖かな人がいると思っているようです。

私はカザルスの「鳥の歌」が大好きですが、映画『おくりびと』にもチェロが出てきて、いいなぁ、と思いましたよ。



写真は、プラハを案内してくれたコチさんと鎌田さんです。
鎌田さんは現在60歳ですが、70とか80歳に思われることが多いとか。
コンサートが始まる前にコチさんをチラッと見ましたが、手を保護するためか、冷えないためか、黒手袋をしてましたよ。
今の季節にふさわしい「さくら さくら」の曲も取り入れて、演奏は素晴らしいものでした。
コメント (3)