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 本は私の人生の友・・・

『ジョーカー・ゲーム』

2009年03月11日 | 
著者 柳 広司

結城中佐の発案で陸軍内に設立されたスパイ養成学校“D機関”。
「スパイとは“見えない存在”であること」「殺人及び自死は最悪の選択肢」
これが、結城が訓練生に叩き込んだ戒律だった。
軍隊組織の信条を真っ向から否定する“D機関”の存在は、当然、猛反発を招いた。
だが、頭脳明晰、実行力でも群を抜く「魔王」――結城中佐は、魔術師の如き手さばきで諜報戦の成果を挙げ、陸軍内の敵をも出し抜いてゆく。
東京、横浜、上海、ロンドンで繰り広げられる最高にスタイリッシュなスパイ・ミステリー。  (紀伊國屋書店BookWebより)

久々にとっても面白い本を読みました。
テンポが良くって、洗練されてて、クール。
荒唐無稽な内容かも知れないけれど、小説として、とっても楽しませてもらいました。
優秀なスパイたち、それを束ねる結城中佐はまさに「魔王」のようでしたが、魅力ある魔王でした。
面白かったですよ~。    
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