読書感想とロードバイク日記2

週末のお天気の日にロードで走っています。晴耕雨読ならぬ、晴れたらバイク、雨の日は読書の日々

「天使のナイフ」

2021年09月27日 | 日記
薬丸 岳(講談社)

後半から二転三転ストーリー展開が慌ただしいけど、面白く読める。
ミステリとしての構成はよくできている。

内容紹介は
『生後五ヵ月の娘の目の前で妻は殺された。だが、犯行に及んだ三人は、十三歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。四年後、犯人の一人が殺され、檜山貴志は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」。裁かれなかった真実と必死に向き合う男を描いた、第51回江戸川乱歩賞受賞作。

著者について
薬丸 岳
1969年兵庫県明石市生まれ。駒澤大学高等学校卒業。2005年『天使のナイフ』で第51回江戸川乱歩賞を受賞。その他の著書に『闇の底』『虚夢』(ともに講談社文庫)『刑事のまなざし』(講談社)、『ハードラック』(徳間書店)などがある。今後の活躍がもっとも期待される作家の一人。  』

・・・テーマは少年法からみで、重い話です。確かに法律上は保護主義と厳罰主義の論争だったが、今は年齢も下がって厳罰の方向に行っている。被害者の立場はほとんど考慮されていなかった時代から、今はどの程度になっているのか。
・・・後半の種明かし?のところが、かなり恣意的な感じがして、落ち着かない。だからこそ、ミステリとして深刻にならず、面白く読めているとも言えるのではありますが・・・どうでしょう?😜 



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