読書感想とロードバイク日記2

週末のお天気の日にロードで走っています。晴耕雨読ならぬ、晴れたらバイク、雨の日は読書の日々

「今日はその話はやめておきましょう」

2018年09月23日 | 日記
井上荒野(毎日新聞出版)

 書評につられて、読んだけど、そう、あまり気持ちの良い話ではないわ。
 最初に、夫婦で自転車を楽しむところがあって、ロードバイクに乗っているのでちょっと共通点もあるね、と感じたのだが、フリーターの兄ちゃんが現れてからの展開は良くないねぇ。老人側に立っているからなんだろうけど、それでもフリーター諸君の印象は悪くなるばかり、と言う側面もある。

 内容紹介は、「読書感想」から一部、引用です。
『・・・72歳の昌平、69歳のゆり子、二人が住む一軒家で通いの家政夫として働く事になった若者
石川一樹、この3人を軸として物語は展開します。どこにでもいそうな人の良い初老の夫婦が、一樹と関わる事で気持ちが揺れ動きます。根は「いい子」隣人とのトラブルを小気味よく解決したり頼まれた仕事は快くこなす。しかしその反面、厭世的で暴力的、自暴自棄な面もある一樹
一樹の危うさと、「老人」と呼ばれる事に抵抗を持ち老いに逆らおうとする夫婦の感情がリンク・・・』

・・・そのあたりが、この作家の一癖も二癖もあるゆえんだね。
・・・気持ちの良い話ではないけど、実際の世の中にはありそうで、ちょっと怖い。それでも読みたい人にはお勧めです。
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「そして、バトンは渡された」

2018年09月12日 | 日記
 瀬尾まいこ(文芸春秋)

 こどもからおとなになっていく女性が主人公。メインは女子高生だね。
 この成長に、数人の父親がかかわるお話。母親は生みの母と育ての母。そういう環境でそだった面白いキャラクターの子の物語。とはいっても劇的な展開はなく、ほのぼの家族とは・・・とちょっと考えさせる。

 内容紹介(産経新聞の書評を引用)
『不思議な手触りの小説だ。いい人ばかり出てくるのに、嫌みな感じがしない。こんなのありえないと思う設定も、ほのぼのした文章にまるめこまれて、「こういうこともあるか」と妙に納得させられてしまう。
 主人公は森宮優子という17歳の女子高生。父親が3人、母親が2人いる。家族の形態がわずか17年の間に、7回変わったのだ。それも親戚を頼って転々としたのではなく、血のつながりのない人が親になり暮らしている。
 まず、読者はどうしてそういう事情になったのか、知りたくてページをめくっていくだろう。しかし、ストレートにその答えは語られない。合唱コンクールや友だちとのけんかなど優子の高校生活の合間に、過去を思いだすシーンがまざりあう。それによって、少しずつ、優子の事情がわかるのだが、この手法が成功している。
 最初、実の母親との別れは死別だったこと、実の父親との別れは小学5年生の時で、ブラジル在住になった父についていかなかったこと、自分で選んで、父の再婚相手の梨花さんと暮らし始めたことなどだ。
 親になった人たちは、どの人も常識にとらわれず、優子の親になれたことを好意的に受け入れる。そして、優子とつかずはなれずの距離で接する。甘えすぎない、本当の家族でない距離。そのさじ加減が絶妙だ。
 著者の瀬尾まいこは家族小説の名手で、特異な事情をかかえた家族関係をこれまでにもいくつも書いてきた。たわいない日常に光をあて、味わい深くえがくのが特徴。食事をするシーンが多いことでも知られていて、この作品でもたびたび出てくる。それが朝からのカツ丼でも、連日の餃子であっても、主人公の優子は料理を作ってくれる人の思いも一緒に味わって食べている。
 ラスト5ページ、それまで優子の一人称で語られたのが、森宮さんという3人目の父親の視点に変わり…。さらっと読めるが、本を閉じた後、家族の意味を問い直したくなる、新感覚の家族小説だ。(文芸春秋・1600円+税)
 評・赤羽じゅんこ(童話作家)   』

・・・気に入った言葉があった。「明日がふたつ」。意味は、父親が娘を育てる意味について、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日がやってくる。未来が二倍以上になる、というところ。この父親は、東大卒だがそこで人生の目標を達成して、あとは何もしない、仕事でも出世を目指さない・・・その理由は、「自分を削ってまでやることとは思えない」と言う。しかし、子連れの女性と結婚することによって、娘ができ、その子を育てると言うところに意義を見出す、という展開。不思議な『家族』のお話。ゆっくりしていて、面白かった。
・・・ラストで語り手が代わるので違和感があったけど、まあいいかである。
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「ヒカルの碁」1~4

2018年09月11日 | 日記
ほったゆみ/小畑健(集英社)

 漫画本ですが、絵がきれい。ほとんど碁盤など出てこないけど、碁のお話。これで碁にはまった人のエッセイを読んだら面白かったので手に取った。図書館から借りただけ。

 内容紹介は
『ある日小6のヒカルは蔵で古い碁盤を見つける。その瞬間、碁盤に宿っていた平安の天才棋士・藤原佐為の霊がヒカルの意識の中に入り込んだ。佐為の囲碁に対する一途な想いが、徐々にヒカルを囲碁の世界へと導いていく…』ということで、ずっと続く。

・・・最初の4冊だけ読んだ。結構、病みつきになるね。問題は、漫画だからすぐに読めてしまうこと。五に関心があると面白いですよ。
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「セカンドライフ、はじめてみました」

2018年09月10日 | 日記
bonpon(大和書房)

 なんともほほえましい写真です。
 秋田から、仙台に移り住んだご夫婦の本。ネットで注目され、ついに本にしたとのこと。何やら参考になろうかと手に取ったもの。楽しかったです。

 内容紹介は(ネットで見つけたもの)
『BOOKウォッチ編集部コメント
 「少子高齢化」の副産物といえる「終活」が、新語・流行語大賞にノミネートされたのは2010年。同じころから「断捨離」という言葉が知られるようになり、熟年世代ばかりか40~50代のライフスタイルにも変化をもたらしている。
 このほど刊行された『セカンドライフ、はじめてみました』(大和書房)は、ともに60代の夫婦が思い切って始めた新生活についてつづったもの。「終の棲家」で始めた新しい暮らしは、エンディングを楽しむことを提案している。
 60代夫妻のリンクコーデが評判に
 夫は「bon(ボン)」、妻は「pon(ポン)」と称し、著者名は「bonpon(ボンポン)」。2人は17年4月に、bonさんが定年になったのをきっかけに、それまで長年住んでいた秋田市の一戸建てから仙台市のマンションに引っ越した。家具など身の回りのものを10分の1にダウンサイズして始めた新しい暮らし。bonさんは秋田で勤めていた広告代理店で続けて働く選択肢もあったが「夫婦で過ごす時間を大切にしたい」とセカンドライフを選んだものだ。bonさんの現役時代は仕事ばかりの毎日でふたりの時間はほとんどなかったという。
 夫妻で楽しむセカンドライフは仙台に引っ越す前から始まっていた。bonさんの定年少し前からふたりで始めたインスタグラム。娘さんにすすめられてユーザーになったのだが、一種のペアルック「リンクコーデ」と呼ばれるテイストをそろえたファッションが評判となって国内外でフォロワーがどんどん増えた。18年1月時点でその数は63万人という。
 服が好きなふたりはともに頭髪に白髪が多く、年齢とともに目立つようになってきたことからそれに合うファッションを模索。娘さんがコーディネーターとなってあれこれ試すうちに独特のリンクコーデが生まれたという。「いいね」は海外からも数多く寄せられ、その人気ぶりにメディアでも取り上げられるようになり、台湾やシンガポールなどからも取材がくるようになった。本書にも数々の写真が紹介されている。
 田舎の一軒家から都会のマンションへ
 「セカンドライフ」を選んだのは、夫婦の時間のほか、老後のことを考えたのも大きな理由。現役時代に住んでいた秋田では「雪かきに、車の運転、どれも生活に必要なことですが、将来を思うと不安になります。ふたりとも元気な今はよくても、体力が衰えた10年後や20年後に今と同じ暮らしができるとは思えませんでした。母親が年をとるにつれ、できることがだんだん減っていったのを、一緒に暮らしてみて来たからこそ、実感する将来への不安でした」という。
 北日本では例年より雪が多かった今冬、高齢者の割合が高くなった地域では雪かきがままならず生活に深刻な影響があることがしばしば報じられた。
 「終の棲家」の候補地には、2人が若いころに住んだことがあり今は娘がいる東京、ponの故郷で妹がいる千葉、bonの姉がいてしばしば訪れている仙台――の3か所をリスト。続けていたネット検索で絶好の物件が見つかったこともあり、お墓のある秋田と娘らがいる東京や千葉とも新幹線で行き来できる仙台に決めた。
 新居は、駅に近い築30年のマンションの一室。リビングの横にある和室をフローリングの洋室にするなどリフォームしたほか、ベッドを小さいものにするなど家具はダウンサイズして一部をそろえなおし、モノが増えないよう収納も増やさないようにした。秋田の家は「先代の先代から継がれてきたような物が大量に詰まっていた」という大きな一軒家。さらにbonさんが趣味で集めたミニカーが300台とか、チェストいっぱいに詰め込まれていたponさんの手芸用の布...。それらを目の前に整理を考えると気が遠くなりそうだ。
 大量に詰まっていた物を、モノによって半分、あるいはまるごと処分。家具、食器まで、すべてのものを10分の1の量までしぼったという。その「断舎離」ぶりは細かく報告すれば、それをテーマにしたもう一冊ができそうだ。本書には、秋田の大きな家の写真と間取り図、仙台のマンションの間取り図が掲載されているが、それらを見比べるだけで減量ぶりがうかがわれる。
 新居選び、モノの減量、引っ越しをなんとか終え仙台に落ち着いた2人は、おしゃれを楽しみ、シンプルな食事を味わい、家族の一員である猫を交えた会話に癒されながら時間を過ごす。時にはシニア割を利用した映画に出かけ、美術館にも行く。少子高齢化対策として議論されている「働き方改革」では、就業年齢を上方に幅を広げた「エイジレス社会」などが考えられているようだが、人によってはセカンドライフも有力な選択肢の一つだろう。40代、50代の夫婦がさらに参考にするために、5年後、10年後のbonponさんの報告があればいい。
(BOOKウォッチ編集部)  』

・・・確かにモノを処分するのに引っ越しは良い手段ですね。
・・・ponさんのふくよかなところが、ホンワカしたムードを作っているわ。写真もたくさんあって読みやすい。おすすめです。
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映画「ゼロ・グラビティ」

2018年09月04日 | 日記
DVDで鑑賞。
傑作のひとつ、というので借りてきて観たのはいいのだが、次第に「おやどこかで見たはず・・・」感が出てきて、やっぱり一度見ていましたね。

内容紹介は
『「トゥモロー・ワールド」「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のアルフォンソ・キュアロン監督が、宇宙空間に投げ出されてしまった宇宙飛行士たちの極限的状況を最新VFXと3D技術を駆使して描いたSFドラマ。スペースシャトルのメディカル・エンジニア、ストーン博士とベテラン宇宙飛行士のマットは、船外作業をしていたところで予想外の事故に遭い、宇宙空間に放り出されてしまう。空気も残りわずかで地球との交信手段も断たれ、たった1本のロープでつながっているだけの2人は、絶望的な状況の中から生還を目指すが……。ストーン博士役にサンドラ・ブロック、マット役にジョージ・クルーニー。撮影は「トゥモロー・ワールド」ほかキュアロン作品を多数担当する名匠エマニュエル・ルベツキ。脚本はキュアロン監督と、監督の息子ホナス・キュアロンによる。第86回アカデミー賞では、作品賞ほか同年度最多となる10部門にノミネート。監督、撮影、視覚効果、作曲など計7部門で受賞を果たした。』

・・・サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーが出演。ほとんど二人の映画という感じですね。ともかく、宇宙の映像美がすごい。一見の価値ありでした。映画館の大画面出見たらもっと感激するのでしょうねぇ。
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