京樂真帆子(吉川弘文館)
副題が『平安貴族と乗り物文化』
何だか可笑しいのです。新聞(読売)の読書案内で、清水克行明治大学教授の説明が面白かったので図書館で借りてみたのです。なんせ、その記事のタイトルが『間違いだらけの車選び』なんですから、ユーモラス感がにじみ出ている。
内用紹介は
『平安貴族が用いた牛車とは、どんな乗り物だったのか。乗り降りの作法、車種の違い、動力=牛の性能、乗車マナーなど、失われた日常生活を豊富な図版とともに生き生きと再現。牛車の魅力を余すところなく語る。
車種は? スピードは? 嫌なやつと同乗したら? 平安貴族の移動手段「牛車(ぎっしゃ)」とは、どんな乗り物だったのか。古記録や古典文学、絵巻物を素材に、乗り降りの作法、生きる動力=牛の性能、乗車定員やマナーなど、失われた日常生活を豊富な図版とともに生き生きと再現。牛車に魅せられた著者が、その魅力を余すところなく語るユニークかつ必読の書!
目次
・はじめに―ドライブ前の点検/車を選ぼう(車種と身分・階層/牛車の身分規制/偽装する車/車の所有・貸与・相続/受領の牛車)/牛車で行こう!(では、乗り込もう〈牛車は後ろ乗り/牛車は四人乗り〉/車を走らせよう〈牛車のスピード/車中の工夫/車を引く牛/移動の風景〉/車を停めて、降りて、片付けよう〈その前に門をくぐる/車を停める一工夫/車から降りる/車を片付ける〉以下細目略)/歩くか、乗るか?(歩く貴族/輦車宣旨と牛車宣旨/平安貴族と騎馬)/ミヤコを走る檳榔毛車(檳榔毛車とは何か?/檳榔毛車の作法/ミヤコのなかの檳榔毛車)/一緒に乗って出かけよう!(女房たちの同車/同車に表れる人間関係/そして一緒にどこへ行くのか?)/廃れたからこその牛車(廃れる乗車文化/牛車研究の金字塔『輿車図考』/『源氏物語』の牛車)
著者紹介
京樂 真帆子
略歴〈京樂真帆子〉1962年兵庫県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了(単位取得退学)。同大学博士(文学)。滋賀県立大学人間文化学部教授。著書に「平安京都市社会史の研究」がある 』
・・・こういう観点があったか!と驚く平安文化。
でもね、実際、読んでみたら、真面目なもの。清水先生の方が面白い。「唐車はベンツ」なんて言っているのだ。そして、「自分の分を弁えて、愛車はしっかり選ぼう」ですものね。

副題が『平安貴族と乗り物文化』
何だか可笑しいのです。新聞(読売)の読書案内で、清水克行明治大学教授の説明が面白かったので図書館で借りてみたのです。なんせ、その記事のタイトルが『間違いだらけの車選び』なんですから、ユーモラス感がにじみ出ている。
内用紹介は
『平安貴族が用いた牛車とは、どんな乗り物だったのか。乗り降りの作法、車種の違い、動力=牛の性能、乗車マナーなど、失われた日常生活を豊富な図版とともに生き生きと再現。牛車の魅力を余すところなく語る。
車種は? スピードは? 嫌なやつと同乗したら? 平安貴族の移動手段「牛車(ぎっしゃ)」とは、どんな乗り物だったのか。古記録や古典文学、絵巻物を素材に、乗り降りの作法、生きる動力=牛の性能、乗車定員やマナーなど、失われた日常生活を豊富な図版とともに生き生きと再現。牛車に魅せられた著者が、その魅力を余すところなく語るユニークかつ必読の書!
目次
・はじめに―ドライブ前の点検/車を選ぼう(車種と身分・階層/牛車の身分規制/偽装する車/車の所有・貸与・相続/受領の牛車)/牛車で行こう!(では、乗り込もう〈牛車は後ろ乗り/牛車は四人乗り〉/車を走らせよう〈牛車のスピード/車中の工夫/車を引く牛/移動の風景〉/車を停めて、降りて、片付けよう〈その前に門をくぐる/車を停める一工夫/車から降りる/車を片付ける〉以下細目略)/歩くか、乗るか?(歩く貴族/輦車宣旨と牛車宣旨/平安貴族と騎馬)/ミヤコを走る檳榔毛車(檳榔毛車とは何か?/檳榔毛車の作法/ミヤコのなかの檳榔毛車)/一緒に乗って出かけよう!(女房たちの同車/同車に表れる人間関係/そして一緒にどこへ行くのか?)/廃れたからこその牛車(廃れる乗車文化/牛車研究の金字塔『輿車図考』/『源氏物語』の牛車)
著者紹介
京樂 真帆子
略歴〈京樂真帆子〉1962年兵庫県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了(単位取得退学)。同大学博士(文学)。滋賀県立大学人間文化学部教授。著書に「平安京都市社会史の研究」がある 』
・・・こういう観点があったか!と驚く平安文化。
でもね、実際、読んでみたら、真面目なもの。清水先生の方が面白い。「唐車はベンツ」なんて言っているのだ。そして、「自分の分を弁えて、愛車はしっかり選ぼう」ですものね。

