J・エルロイ(文春文庫)
おすすめ本だが、ちょっと読むには努力が必要だ。
過激な殺人、死体の様子。
登場人物がわかりにくいのは、時には、ファースネネームだけだったり、常に最初の人物チェック表を見る不便さ。
内容紹介は『悪の坩堝のような50年代のロサンジェルス市警に生きる三人の警官―幼時のトラウマから女に対する暴力を異常に憎むホワイト、辣腕警視だった父をもち、屈折した上昇志向の権化エクスリー、麻薬課勤務をいいことに芸能界や三流ジャーナリズムに食指を伸ばすヴィンセンズ。そこへ彼らの人生を大きく左右する三つの大事件が…。
賄賂、密告、拷問、虐殺…あらゆる悪行を身にまとって、50年代暗黒絵図を織りなすロス市警のタフな面々。血塗られたクリスマスからナイト・アウルの虐殺へ、血まみれのLA50年代ふたつの大事件。 』
著者は『ブラックダリア』も書いている。
・・・これは映画でなければ、登場人物を見分けるのに大変だ。
・・・面白かったけどね。
・・・こうなると、映画が導入という人も多いみたいです。引用「まず映画館で感動しました。各キャラクターの個性は強烈で、ストーリーは終始暴力的。なのに起承転結はスマートで、テンポ良く流れるシーンは美しいとも言える程でした。「これは原作を読まなくては!」と手に取ったのが本書だったのですが…これまたビックリ!犯罪・警察・裏家業がもつれ込んだストーリーは、構成の遠大さ、各キャラクターの個性と、その相関図の複雑さで、映画とはケタ違い!「この原作が、よくあんなにもコンパクトな映画に仕上がっていたもんだ」と思うと驚愕です!・・・しかも原作の雰囲気は全然損なってない!改めて感動しました。 』・・・多分映画がお勧めでしょう?😵