Snowmint

Ca m'est reste dans l'esprit.

銀座「Ryo-ri genten 」

2005-04-12 | イタリアン
久しぶりに会った友人と、銀座「Ryo-ri genten」で夕食。
コースは一つきりしかなく、¥12600 (税・サービス料別)
おもしろい料理だった。
何料理と言う型にはまらない、まさに高橋一行シェフの料理、と言うしかない。
秋田出身のシェフのメニューは、その経歴を隠すことなく存分に発揮され、独創性にあふれていた。

まず、前菜は「春の宴」と称して
・山菜と豆乳のムース
・蛸、三杯酢のヌーベ
・わかめ竹の子寄せ、出汁のヌーベ (ヌーベとは、汁をゼラチンで固めたキューブ)

次に
・稲庭うどん(ミネストローネと書いてありましたがかつおだし。ゼンマイがおいしかった)

・ざる豆腐(ムース、ひしほのジュレとわさび、わさびオイルに塩)

・はまぐりの茶碗蒸し(これが絶品!この料理を食べたら、誰もがまた来ようと思う!)

春野菜
・おひたしのモザイク(写真参照・12種類は多い。9つくらいでいいな。でもきっとがんばっちゃったんだね)

春の海
・魚の香草焼き、サラダ添え(全ての料理の中で一番重い味。しかし、これが来るから前の料理があったのだと納得する)

短角牛
・木の芽味噌、ふきのとうのソース(肉食べたよ~。いや~、こういうのはいいんだよ~って贅沢?!甘いふきのとうのソースに驚く。田楽味噌のようだ。しかしこの木の芽味噌がお肉臭さを消していた)

この後に、
・いぶりがっこのミルフィーユ(まるでチーズのような味わいですが、いぶりがっこです!こんなの初めて食べました)

〆はあきたこまち
・焼おむすびの出汁茶漬け
だしは先に出た稲庭うどんの出しに似ている。しかしこの人はほとんど醤油を使わない。
だから日本の食材を使っても純粋な「和」にならないのかもね。

量は女性なら満足、丁度いい感じだけど、男性は後でお腹が空くかも。
ボリュームのあるものが無いもんね。でも、これくらいが健康で良いのよ。

お腹も満腹になったところで、お口直しにと出されたのがココナッツのシャーベット。
削っては固め、削っては固めを10回繰り返したというシャーベットはパウダースノーのようでした。

デザートは水羊羹の上にゼラチンと桜の葉のスプーマー(泡)
飲み物はほうじ茶かエスプレッソが選べます。

メニューは一ヶ月に一回変わるのだと言う。
ランチはこの中から前菜が一種類になり、メインも一つになって¥5000
5月、ゴールデンウィークが終った頃、初夏のメニューを食べにもう一度ここに来ようと、友人たちと約束をした。


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