まだできる事はある

人間を慈しむ事さえ出来ない人が、わが国を指導してきたとしか、思えません。今こそ私達の目指すべき道を本気で考えるべきでは。

小沢一郎の日常

2010-05-23 19:18:21 | 政治
小沢一郎の日常



こも外しの風情も、ちらほらと見られ始めた「啓蟄(けいちつ)」前の三日、風もゆるむ夕刻の出来事だった。
世田谷区の深沢にある小沢一郎邸では、秘書達が慌てて走りまわっていた。

「先生、小沢先生、一大事です。いらっしゃいませんか。」
「なんだ、騒々しい。どうしたと言うのだ。」
「あっ、先生大変です。第一秘書が逮捕されました。どうしましょうか。」
「ゆっくり話してみなさい。逮捕理由は何かね。」
「何でも、政治資金規正法への抵触だそうです。」
「ふーん、そうか。」
「先生、ふーん、そうか。ではありません。一大事です。対策はいかが致しましょうか。」
「何もせんで良い。それより車を出してくれ。」
「党幹部との緊急役員会ですね。承知しました。」
「君、何を言ってるんだ、これから彼と対局すると約束していたじゃないか。忘れたのかね。」


2009年3月3日午後5時10分
西松建設の違法献金事件での別件として、小沢一郎民主党代表の公設秘書が逮捕された。
森英介法相は11日の衆院法務委員会で、小沢一郎民主党代表の公設秘書が逮捕された西松建設の違法献金事件について「3日午後4時半に『5時に逮捕する』と法務省刑事局を通じて報告を受けた。
と答えた。

また3日夜には、東京地検特捜部による強制捜査が都内の小沢事務所で行われた。

強制捜査入り前に小沢は、国会にほど近いホテルで同期の党最高顧問、渡部恒三と約2時間、囲碁を打っていた。
強制捜査が行われる報道が流れた後のことだ。囲碁の相手をした盟友は対局後、「小沢の打ち筋は普段通りだった。おれならちょっと弱くなっていたかもしれない」と周囲に漏らしたそうである。

官僚の税金無駄遣いが、政権交代により、規制される事を恐れた、官僚権力による政党弾圧のスタートであった。
頃は水和む暖春、白梅がひっそりと、しかし清々しく匂っていた。

小沢一郎の行動原理
「私は14年前、自民党を離党して以来、ひたすら政権交代可能な二大政党制を確立して、日本に議会制民主主義を定着させ、そして国民のための政策を実現する仕組みを作り上げることを目指して参りました。それが、私のこの14年間の唯一の行動原理であり、今も、そして将来も、私の政治生活が終わる日まで、それが変わることはありません…この体にもう一度鞭(むち)を入れ、来るべき衆議院の総選挙に、私の政治生命のすべてを賭け、皆さんとともに全力で戦い抜き、必ず勝利する決意を致した次第でございます。」
(2007/11民主党両院懇談会にて)

以上は 2009/4/2 付けの私の投稿を再掲したものです。