本日7月16日は「海の日」で祝日となっています。でも本来の「海の記念日」は
7月20日なのです。1876年7月20日、明治天皇が灯台巡視船「明治丸」に乗船して、
無事東北地方巡幸の旅を終え、青森港から横浜港に帰着された。これにちなんで
「海の記念日」となり、1996年から国民の祝日となった。現在は7月第三日曜日と
つなげて記念日としているが、本来は7月20日なのである。
明治天皇が乗船した「明治丸」は、1875年に日本政府の発注で英国グラスゴー
の造船所で建造され、英国の「カティーサーク」などと並んで世界的にも珍しい
鉄製帆船である。明治天皇の東北巡幸、1877年の西南戦争における勅使派遣等に
使われた後、商船学校練習船となり1964年引退した。現在は修復され、東京商船
大学の構内に保存されている。
本当の「海の記念日」は1学期終業式の日なので、祝日である今日は、栃木県を
脱出して海でも眺めてみたいものである。とにかく暑い!
【東京商船大学構内に保存されている「明治丸」の写真】