カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

逞しいタイプの花たち

2020-05-28 10:00:38 | 日常あれこれ
 知り合いのブログを覗いたら、畑の草取りに出かけたものの、雑草の可憐な花にしばし見とれてしまった、とあった。

 確かに、雑草でも意外と可憐であったり、気づいて見れば繊細な花を咲かせたりしているもの。

 しばし見とれて、草取りを躊躇した気持ちは判らぬでもない。

 
 (紫カタバミ)

 除草の難易度の高さでは群を抜いているのが、カタバミ類である。

 単独で生えている場合は、除草も難しくはないが、他の種植物の根と絡んだり、鉢植の中に侵入したものは難しい。

 以前は向きになって、抜いたり引きちぎったりしていたが、最近は諦めて楽しむことにした。

 
 (チリアヤメ)

 いきなり芝生の中に、葉っぱや幹などは見えないのに、花だけ咲かして驚かす。

 そして、半日もすると散ってしまって跡形もない。

 春先から咲き始めて、もう終わったのかと思ったら最近また思い出したように咲き始めた。

 根っこは球根で、芝生の深い所に根付いているので除去は容易ではない。

 脚で踏まれようが芝刈り機で切られようが、姿を消しても次の年は時期が来れば突然の開花宣言。

 
 (モントブレチア)

 雑草ではないのだが、雑草並みの生命力でどんどん増えていく。

 球根が分わかれてネズミ算式に増殖する。

 ある程度引き抜いてやらないと、その繁殖力は半端ではない。

 瞬く間にちょっとした花壇なら、覆い尽くされてしまう。

 
 (ベゴニア)

 ベゴニアも各種があるようだが、この種は鉢植えの鉢の中でジッとしているタイプではない。

 鉢植えはあまり好みではない様子。

 気がついたら地面に繁殖し、厳冬期も根本付近から下は凍らないで越冬し、春には芽を伸ばし花を咲かせる。

 普通のベゴニアなら、冬は屋内や軒の下などに移動させたりするが、これはまったく庭に放置したまま。

 ただ全くの露天より、ちょっと木の枝のしたとかの方が喜んでいるようだが。

 
 (ベゴニア)

 これもベゴニアだが、先ほどのベゴニアと違って地植えはあまり好まない。

 鉢の中が好きというタイプで、徒長し過ぎたらカットしてやれば年がら年中花を咲かせている。

 徒長した部分をカットして、穂先を地面に植えてみたが気がついたらいつの間にか無くなっている。

 鉢などに、挿し芽にしてやると直ぐに根付いてどんどん増えていく。

 花でも雑草並みに逞しいものもある。

 楽しむつもりなら、雑草でも可憐な花はあるものである。

 北海道で勤務していた頃に、野生の黄色いタンポポを鉢植えにしていたことがある。

 半分馬鹿にしながら、近所の人たちが「へえ~タンポポをねえ」などと言いつつ覗いていたものだった。

 北国の遅い春に、タンポポの花はなかなか良かった。

 いっそ「雑草園」なんかも、面白いかも知れない。

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