Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

日日是好日 一日一日を大切に頑張って行きましょう ξ^_^ξ

◆禁断の恋と激しい嫉妬は昼ドラ顔負け 北条政子は嫉妬により夫の愛人宅を襲撃!?

2021-09-16 04:09:20 | Weblog

●恋した男と婚礼の晩に駆け落ち!
 北条政子といえば源頼朝の妻であり、頼朝の死後は幕府の実権を握って「尼将軍」と呼ばれる程の権力を得た烈女である。彼女の人生も破天荒そのもの。頼朝との関係も禁断の恋を強引に成就させたものだった。1159年に起きた平治の乱で、平氏は敵対する源氏その他の勢力に圧勝した。政子の父である北条時政はこの時、平氏側についており、敗兵となった頼朝を領地に幽閉する。そこで頼朝と出会った政子は、何と頼朝の子を妊娠。いわば囚人とデキてしまったわけで、これは北条氏にとって最悪のスキャンダルである。父・時政は政子を他家に嫁がせ、この事態をなかったことにしようと目論むが、政子は婚礼の晩に逃亡。頼朝の元へと駆け込んだ。頼朝は政子を匿い、挙兵して平氏を倒し鎌倉幕府を開いたのだった。
●嫉妬ゆえに愛人宅を襲撃、大騒動に
 政略結婚が常識の時代に卓抜な行動力で恋人と結ばれた政子だが、頼朝の妻となった後もその情熱は衰えない。多くの側室を持ち、子を増やすこともこの時代の常識だが、政子は頼朝が他の女を寵愛する度に激しい嫉妬をあらわにした。その嫉妬心は凄まじく、武装兵に愛人の家を襲わせたこともあった程。これを知った頼朝は実行犯の牧宗親を厳しく罰するが、彼が時政の後妻の父だった為に今度は時政が激怒。源氏と北条氏の関係が悪化した。政子の嫉妬から起きた夫婦喧嘩が幕府を揺るがす騒動に発展したのである。


              学校で習った歴史はウソだらけ!?
                    日本史 大ウソ事典 「中世」

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする