太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

妖精の食べ物

2013-10-17 20:20:18 | 日記
久しぶりにロミロミマッサージを受けた。

夫の母が紹介してくれた レイナ とは、2年半のつきあいだ。

記憶をたどると、前回受けたのはほぼ1年近く前になる。あっというまに1年。








早朝に海で泳いでから、出かけた。

今日もとてもいい天気。

私は相当に疲れているように見えたらしく、挨拶もそこそこにロミロミ開始。


いつものように、大天使、天使たちを招いてから始める。



レイナに会わなかったこの1年の間に、いろんなことがあって、

スピリチュアル的に学ぶことが多かった。

起きたことや、そこから学んだことなどを話しながら、不要なものが

しゅうしゅうと音を立てながら外に出てゆく。


心もさることながら、肉体も、マッサージを受けて初めて、「疲れてる・・・」と感じた。



7つのチャクラを全部調整してもらって、

特に喉のチャクラと、ハートのチャクラを重点的にケア。

頭のクラウンチャクラをしっかりあけて、サードアイもクリアにする。

そして天使が選んだのは、レインボーのエネルギー。


レイナがエネルギーを送り込むと、全身がざわざわと波打つ感じがして、

細胞の1つ1つが「ぽっぽっ」と開いてゆくイメージがわいてきた。


「今日のレインボー、すごかったー!ものすごいパワフルなんだもん。

天使たち、部屋に入りきらないぐらい来てたし」


2時間の施術が終わってから、レイナがそう言った。


しばらく私の中身は身体に戻ってこれなかった。

夫がマッサージを受けている間中、思う存分に瞑想して、新しいオラクルカードをひいたりして

私の中身が戻ってくるのを待った。


やっぱり1年のブランクは長すぎだ。

せめて3ヶ月に1度ぐらいは来ないとダメ。

中身も肉体もフルリセットされたように軽くなった。



帰り際、

「これ、あげるわ」

といって差し出されたのは、これ。


FAERIE FOOD


そのまんま、妖精の食べ物。


新しいオラクルカードを引いたときに、飛び出してきたカードが「FAERY MAGIC」

やっぱりレイナは何か見えないものが見えるのか・・・




眠る前に、寝室にスプレーしてみた。何の香りもしない。

今夜妖精がくるだろうか。

妖精は妖精でも、ハワイの妖精「メネフネ」よりも、かわいらしい系の妖精のほうがいいなァ。







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NOと言えるはずじゃ

2013-10-17 09:30:26 | 日記

日本人は、NOと言うのが苦手だといわれているけれど、 私も例外ではない。

一方、ガイジンである夫は、NOが言える。

自分がやりたくないことはやらない。

しかしそれは言い換えれば、彼がやることは、彼がやりたくてやっているのだから

必要以上に申し訳ながったりすることはない。

日本人の友人は、夫が彼らのためにやることに対して、すごく恐縮したりするのだけれど、

やりたいからやっているだけなので、普通に「ありがとう」でいいのだ。

そういう意味では、行動や言葉の裏を読まなくていいぶん、ラクではある。

 

私の、どうでもいいような誘いも、行きたくなければ「行かない」とあっさり言うし、

よくまあこの場面で「NO」と言えるよなァ、ということもないではないにしても。

 

休日の午後遅く、1台のバンがドライブウェイに入ってきた。

冷凍されたハンバーグとか、ステーキ、魚類を売るバンで、

男性が必死に売り込みをする。

夫は調子をあわせて聞いている。

私は最初から買うつもりはないので、適当なところで切り上げたい。

話を聞けば聞くだけ、断りづらくなるのは目に見えている。

ところが一向に夫は「NO」と言わない。

さんざん話を聞いて、買いそうなそぶりさえ見せ、そして私の顔を見た。

その目は、私の意見を言えと言っている。

 

「いい商品だけど、うちはいらない」

 

その一言で、男性は商品を片付けて帰って行った。

そのあとで夫が

「断ってくれてありがとう。うちには合わないよねえ」

と言うではないか。

普段のあの潔いNOは何なんだ?

NOといえない私に言わせてどうする。

夫は、子供が何か売っているとか、ボーイスカウトだとか、若者の訪問販売に弱い。

しかし今回の相手は相手は大人だ。

 

夜になって、隣家のブライアンが訪ねてきて、

「冷凍なんだけどステーキ肉、食べる?」

と言って、まさに例の商品を抱えていた。

ブライアン、おまえもか・・・・・・・ Noと言えるはずのガイジンたち、いったいどうなってる。 にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村

お試し

2013-10-15 20:58:45 | 日記
自分のことも、人のこともジャッジしないで今日を過ごそう。

このごろ、そう決めてから1日を始める。


無意識に過ごしていると、すべてのことをジャッジしていることに気づく。

あの人は、ああだからダメだ、嫌いだ。

これはこうだからいい。

あんなふうになりたくない。

そんなことの繰り返し。

自分にも、人にも、ものごとにも、善や光をみつけることができたら、

きっともっと穏やかに過ごせる。




不思議なもので、そう決めると、やってくるお試し問題のハードルがだんだん高くなってゆく。



最初の2,3日は調子がいい。

夫の母に対して自然に優しくなれたり、

出会う人すべての幸せを祈る気持ちになれたり、やればできるじゃん、と思ったりする。




とタカをくくっていたある日、ワンランク上のお試しがやってきた。


職場にやってきた、年配の日本人女性。

アシスタントマネージャーと知り合いらしいが、その日は彼女は休みだった。

「Mさん(アシスタントマネージャー)が、本を売ってというから持ってきたのに」

本の査定をしている間、ずーっと自慢話。

左右の指にはめている4つの指輪を見せて

「ね、これいいでしょう。ノードストローム(デパートの名前)で買ったのよ。お安いの。4000ドル(40万円)」

「はあ、素敵ですね」

一つずつ説明してくれたあと、

「もうね、ジュエリーに目がないのよ。私も娘も数え切れないほど持ってる。それに主人も好きでしょ?

勝手に買ってくれるのよね」

「宝石は残るからいいですよね」

「お金に糸目はつけないの。お安いものを身につけるぐらいなら、なにもつけないほうがいいと思わない?」

「はあ・・・」


査定の金額が出ると、自分はお金なんかいらないのだと言う。

寄付なのか聞くと、そういうわけでもないらしい。

「別にお金に困ってるわけじゃないし、はした金なんかいらない」

何かゴニョゴニョ言っていたが、結局お金を受け取ってもらった。

「これで何を買おうかしらね」

お昼時で、アラモアナには日本食もたくさんあるので

「何かおいしいものでも召し上がってください」と言うと

「ふん、こーーーーんなところで欲しいものなんかひとっつもありゃしない」



これは難易度の高いお題。

こういう人を目の当たりにして、ジャッジするな、なんて。

仕事だからニコニコしているけど、これが仕事じゃなかったら

「性格ブスのしわくちゃババア」と言ってやりたいところだ。



サングラスにはシャネルのマーク、バッグもどこかのブランドものなのだろう(私にはわからない)。

どんだけお金持ちかしらないが、口角は下がりきって「へ」の字になってしまっているし、

きっと幸せではないのだろう。

幸せな人は、見知らぬ他人に憎まれ口を言ったりしないのではなかろうか。



このお題で、善と光を見出すとしたら、そこしかない。

夫は愛人を作っていて外泊が多く、娘は都合のいいときしか寄ってこない。

寂しく女性週刊誌(女性セブンや女性自身が大好き)を読みながら、ひとりで食事を済ませている。

外にでて、誰かに自慢話をして、幸せを見せつけでもしなけりゃ気が治まらない。


性格ブスのしわくちゃババアの後姿を見ながら、そこまでストーリーを仕立てあげ、

「あの人にいいことがいっぱいありますように」と、取ってつけたようにつぶやいてみた。



「あの人、知り合い?おしゃべりだったね」

同僚が聞いた。

「かわいそうな人なんだよぉ」

「ふうん」



私は聖人じゃなく、思考より先に感情がわいて来る普通の人なので、

わかっていてもできないことだっていっぱいある。

そういう自分のこともまた、ジャッジしない、と決めたのだ。

明日は何があるのだろう。

過ぎたことはすっきり忘れて、また課題に取り組むとするか。






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忍耐力

2013-10-14 20:10:41 | 日記
夫の友人が引越しをして、新居に招待してくれた。

彼女はシングルマザーで、もうすぐ5歳の息子がいる。

夫と彼女がキッチンで料理をしている間、私は息子の相手をするはめになった。



時々、ベビーシッターをすることがあって、

レゴブロックで遊んで、絵を描いて、そんなことをしているまに時間は過ぎるはずだった。

しかし、会わなかった半年の間に、彼はパワーアップしていた。


スーパーマンのマントをまとい、

ソファからソファにジャンプして飛び移り、

床に広げたレゴブロックの上に着地し(痛いだろうに)

またソファに飛び乗り、それを何十回も繰り返しながら、私にもやれという。

パワーアップしたのは体力だけでなく、「命令したい気分」も加わっていて、

落下傘のおもちゃの、落下傘の糸がこんがらがってしまったのを

「ねえ、これ直して」

すかさずキッチンから母親が

「ものを頼むときにはマジックワードを言うんでしょ?」

「プリーズ」


「これで何か作って。プリーズ」

「ここを飛んで。プリーズ」

「この船のエンジン、どっちがいいか選んで、プリーズ」


10分もたたないうちに、私はげっそりと疲れ果ててしまった。



彼は賢くて、ごねても、話せばわかるし、聞き分けはいい。

自分のことは自分でできる。

それでいても尚、相手をするのはこんなに疲れるのだ。



帰りの車の中。

「彼が私の息子だったら、こんなに疲れないのかなあ?」

「いや、やっぱり母親でも疲れるんじゃない?」



甥が小さかった頃、姉が言っていたことがある。

テーブルの上を片付けても片付けても、すぐにグチャグチャにする甥を見ながら

「もし突然、この状態で子供を差し出されたら、神様にいらないって言うかも」

つまり、生まれた時から片時も離れずに世話をしてきた歴史があるからこそ、

『この状態』にも耐えられるというのだろう。




職場で、小さい子供に怒鳴っている母親を見て

ほかに言い方があるだろうに、と思っていた私だったが

24時間つきあっていたら怒鳴りたいときだってあるだろう、と今は思うのである。









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せっかち

2013-10-14 07:15:43 | 日記
私はせっかちではないはずだった。


父は相当なせっかちで、いつも「早く、早く」と言いながら生きている。

休日に家族で出かけたあと家に戻ってきて、部屋に入ってすぐに

「おい、飯はどうなってる?」

母も一緒にでかけて、今戻ってきたところだ。

それほどせっかちな父に比べて母は、万事につけのんびりでマイペース。

50年以上も連れ添いながら、せっかちを直そうとか、のんびりを直そうという気配はなく、

いまだに「遅い」「うるさいねぇ」と言い合いながら、仲良く暮らしている。



私は父のように、人をせかすこともないし、のんびりとはいえないにしても

それほどせっかちではないと思っていたのだ。

夫と暮らすまでは。



時間にルーズなのが平気なハワイの人達の中で育っていて、

夫は割と時間に正確な人間である。

それは私も承知している。

しかし、一緒に行動するときに、私の中の「せっかちスイッチ」がONになる。



たとえば、7時50分に家を出ようということになっていると、

私は10分前には出かける用意ができている。

夫は45分ぐらいになって歯をのんびりと磨き始め、のんびりと着替えて、

さあ出かけようか、という段になって

「あ、ちょっとトイレ」

しかも「大」のほうである。


私はじりじりしながらそれを待つ。



車に乗っても、もうちょっとスピード出してもいいのに、とか、

もうこの辺で車線変えたほうがいいんじゃ、とか、

何の時間の制約もないときなら、暢気に乗っていられるものが、

とにかく時間どおりに目的地に着くまで、気が休まらない。



本人はいたって暢気なもので、いつだって「大丈夫だから♪」と言う。

たいてい大丈夫なのだけれども、大丈夫じゃないときだってある。

美容院の予約に間に合わないことがあった。

気がせいて、私は予約時間の5分前に電話をいれ、少し遅れる旨を伝えた。

6,7分遅れで美容院の入っているホテルに到着し、夫は鼻高々に言ったものだ。

「ほうら。間に合ったでしょ」


いったいどのぐらいの誤差が、彼にとって「間に合った」のだろう。



私は実は、せっかちなんだろうか。


ここ何年も、時折そう思うのである。







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