太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

嘘のようなほんとの話

2012-03-31 09:48:52 | 不思議なはなし
夫の母が、古い新聞の切抜きを見せてくれた。

これは、夫の母の妹である叔母の家にあったものだという。


その新聞には、赤ちゃんを抱いた女性と、その下には、ハンサムな兵士の写真があった。

赤ちゃんは、夫の母で、女性は母の母親、兵士は父親である。


祖父は戦地で、祖母が持たせた懐中時計を、いつもズボンのポケットに入れていた。

戦況も厳しくなってきた頃、祖父は敵の弾に当たってしまったのだが、

弾は、ポケットの中の懐中時計に当たって止まり、祖父はかすり傷一つ負わなかったそうである。


祖父は、壊れた時計の破片を祖母に送ってよこした。

この新聞記事は、命を救った懐中時計、というタイトルで、それを紹介したものだった。




胸のポケットにいれていた何かで、銃の弾から身を守ったとか、

映画や小説の中ではありがちな話だけれど、実際に、しかもこんな身近に本当に起こっていることに驚いた。


偶然というものはこの世に存在しないのだと、私はわかったつもりになっているが、

あまりにもすごい偶然にみえる必然のことを、人は「奇跡」というのかもしれないと思った。








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2 コメント

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Unknown (ひなた)
2012-04-05 15:48:05
うんうん
こういうの奇跡っていうんだと私も思うよ
守りたいっていう強い思いが引き寄せたんだろうね

素敵なお話ありがとう
ひなたちゃん (シロ)
2012-04-06 04:30:19
できすぎた話のような事実って、ほんとうにあるのよね。

自分が気づかないところで、奇跡っていっぱい起きているのかも。

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