ハワイではガーリックシュリンプが有名。
だということを、こちらに住むようになってから知った。
カフクという場所に、大きなエビの養殖場があるからだと思う。
ハワイ産のエビではないが、簡単ですごく美味しいので、うちでもよくガーリックシュリンプを作る。
使うのは、冷凍エビ。
下処理をしてあるので、解凍して殻を剥くだけでいい。
冷凍だから、あと1品、というときにいつでも作れるのもいい。
殻つきが好きな人は、殻つきのままで。
私は尻尾だけ残して、剥く。
お好みの量のニンニクを、細かく刻んだのと、
塩、白ワイン(日本酒でもいいかも)をエビにからめて、冷蔵庫に入れておく。
夕食に食べるなら、朝のうちにやっておく。
それを熱したフライパンに全部あけて、中火で加熱するだけ。
強火にすると、ニンニクが焦げやすい。
失敗しようがない。
塩は、キモチ多めのほうが美味しいと思う。
普段はそのまま食べるけれど、今日はパスタにしてみた。
刻んだ玉ねぎとトマト、ケイパーを加えてある。
エビと、エビをマリネしたワインに塩味がついているので、味付けなしでもいける。
私はクリーム系やトマト系のパスタより、断然、こういうさっぱりした味が好き。
オリーブオイルと鷹の爪とニンニクだけのパスタとか、
アサリとオリーブオイルだけのパスタとか。
私が子供の頃は、パスタなんて言葉はなくて、スパゲティだった。
今みたいに、いろんな種類のパスタもなかったし、スパゲティといえばミートソース。
実家では、ポポロミートソースの缶詰をあけて、鍋で温めたのをスパゲティにのせて食べた。
粉チーズがあったりすると、レストランみたいだと思った。
大人になってから、本格的なミートソースのパスタを作ったこともある。
レストランで頼んだこともある。
けれど、私にとって1番美味しいのは、ポポロミートソースである。
それは記憶の味であろう。
缶詰のウィンナーが、武蔵丸のおふくろの味であるように。(おふくろの味の話はコチラ)
今、思い出したんだけれど、
前の結婚時代によく作っていた、タラコのパスタが食べたくなった。
うろ覚えだが、生のタラコにニンニクのすり下ろしたのを加えて、オリーブオイルでのばしたのを、パスタにからめたのではなかったかな。
当時、通っていたイタリアンレストランにあったメニューだ。
夫は日本食が好きだけど、魚卵系は苦手。
今度タラコが手に入ったら、ひとりぶんを作ってみよう。