陶子の心の窓

今日わたしの心の窓は開いていたかな?あなたはいかがでしたか?

ペンギンの憂鬱

2014-01-21 19:18:45 | 

アンドレイ・クルコフというウクライナはキエフ在住のロシア語作家の作品です。タイトルどおり、ペンギンが出てきてシリアスな物語に茶目っ気のスパイスがなんともいえずいい感じです。読んでいて「ふふふ。」と思わされたり、「もしかしたら罠かも」なんてドキドキさせられたり。

読んでいる途中がおもしろくて、結末はう~~ん・・・。というところ。余白があります。無理やり落としどころをつくらないのもまた良しかと思います。

訳者沼野恭子さんのあとがきもくどくなく、でもうまく余白部分を埋めてくれそうな解説もあり、いいです。

この「ペンギンの憂鬱」は20ヶ国語に訳されているそうです。アンドレイさんの作品には小動物が出てくるものが多いんだとか。他の作品も読んでみたいのですが、残念なことに日本語訳が少ないのです。ロシア文学はドストエフスキーやトルストイだけではありません。現代ロシア文学もどんどん翻訳をお願いしまーす!

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子宮頸がんワクチン

2014-01-21 06:15:58 | 雑感

子宮頸がんワクチン接種後、手足が痙攣したり、神経の障害をおこす例が問題になっていました。それについての見解が厚生労働省の部会から発表されました。

「接種時の痛みをきっかけに、緊張や不安などの心理的要因や生活環境などの社会的要因が、身体の症状として現れた」と。

もし、私が若い娘を持つ母親だったら、これでは不安は払拭できないでしょう。もし、娘が接種後に何らかの体調不良を訴えているとしたら、全く納得できないと思います。まだまだ人生これからという若い女性なのに、病気を予防するためにワクチンを受けたのに、これではあまりにも酷すぎます。

インフルエンザワクチンなど、予防接種は小学校低学年から何度と経験することです。他のワクチン接種時の痛みが引き金となって何か症状が現れることってあるのでしょうか。確かに注射は痛い。けれど、痛みはそのときだけで、あとはちょっと腫れたりはあってもすぐに忘れてしまいます。私は医療関係者ではないので、ほんとに素人考えですが、厚労省の見解は安易ではないかと思います。

子宮頸がんワクチンだから、あまりぴんと来ないと感じてしまう人もいるかもしれませんが、他の病気だったら他人事ではありませんよね。ワクチンを受ける前に、その病気はどんなものなのか、罹ってしまった場合の症状や治療方法、完治できるのか。またワクチンを受けなかった場合の罹患率、発生率、ワクチンの危険性などなど、わかりやすく解説することが必要だと思います。もちろん、受ける側の私たちも、調べたり、納得いくまで医師や看護師さんに質問することも大事です。

今回の見解を受けて、何か動きが出てくるのか注目していこうと思います。

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