'ゆうゆう"と

 岩手の小さな街の山間から、自然やサッカーのこと、思うがままにゆうゆうと。話題を提供していきたいと思います。
 

先輩

2010-04-05 22:00:15 | sinbou_san
 今朝は、曇り。屋外で立っているせいか、日に焼けた皮膚の治療で病院に寄り、妻と葬儀場所の中尊寺に向った。
 この5日間、色々回想したが、もしかしたら先輩から受けた人生訓の影響が大きかったのではないかと。平成元年から6年間。席は、右上で朝から晩まで説教。仕事を教えられたというより、預けられた。この本には「何が書いてある。この本を見ろ!」と渡される。行き詰まり困っていると、あっちこっちに電話をかけて答えを出す。難題を与え、動きを見ている。20代の私に与えた影響は大きかった。
 高校の先輩でもあり、ほとんど反抗できず、只管に耐えながら答えを出さなければならない。開拓精神というか、問題解決型というより未来創造型で、今起きていることが正しいとは思わず、未来に向けてどの様に取り組むべきか。と課題設定型の先輩だった。
 そのような人と1日中、それも6年の付き合いと、現状否認し何故正しいのかと常に迫られた。そんな、6年間を、今楽しかったと思う。
 今日の葬儀も、中尊寺檀家総代らしく和尚さんが6人。香典返しの袋詰めが忙しく、葬儀では何をやっているかわからなかった。
 葬儀中の屋根から聞こえる雨音。そして、和尚・写真も見えない所での葬儀。後ろには人もいなく、背中は冷え込んだ。初七日法要では、息子さんとの隣席。関山生酒を飲み、自宅に帰ってからベッド熟睡。
 今、後輩達・子供達に何を伝えるべきかと考えるが、仕事とか勉強ではない。サッカーも同じだが、練習内容ではないと思う。取り組み姿勢・創造力。当り前の練習では、当り前の結果しか得られない。極限を求めれば、極限を求める境地にたつしかない。
 結果を求めろのは、難しいものではなく、境地を育てるのが難しい。時間がかかる。
 「平泉文化世界遺産登録」と求めるのであれば、平和を語り継ぐ後輩を育てなければならない。国民が、世界文化遺産登録にと。ひとり一人が思う結集なのだと思います。

 今週は、「FCみやぎ」に来て頂き、練習試合。日本代表の香川が育ったクラブが、一関に訪れるように、お願いしました。
 結果より、「FCみやぎ」の取り組み姿勢を、人生の糧にしてもらえば最高なのだ。部活には無い姿勢が伝わってくるはず。

頑張って行きましょう。