人間国宝・豊竹嶋大夫(太夫の表記も)氏の熊本地震お見舞い公演
とうことで予約をしていた、山都町の清和文楽館での
人形浄瑠璃を夫婦で見てきました。
13時から14時まで
演目は「雪おんな」
小泉八雲原作・半藤一利脚色
終了後、
次の館長さんの豊竹嶋大夫へのインタビューを待つ間に、
人形遣いの方が、人形の表情の作り方の説明をされた。
人形一体につき3人で動きと表情を。
目線と指先を合わせるとか、
女人形には足がないとか
とても面白い話を聞かせてもらいました。
14時過ぎからは、
~豊竹嶋大夫さんが、なぜ人形語りになられたのか、
7年間の内弟子の辛い時代のこと・・・
~「雪おんな」制作時、半藤一利の文語体が重たくて語りにくかったので、
やや口語体の七五調にするようにと”ダメ出し”をされたというエピソードが興味深かった。
四国は松山生まれで、8歳のころから素人さんの浄瑠璃は耳に馴染んでいて、
15歳の時、生でプロの竹本なんちゃらさんの語りを聴いて、
是非、大夫になりたくて16歳の時、大阪の豊竹呂太夫に弟子入りしたそうな。
この人形浄瑠璃というものは、人情を語るものだから
沢山の経験や人との出会いを経て、年を重ね
やっと語れるようになるのだと仰ってました。
で、この作品の中身を「情」から鑑賞すると、
恐れ多いことではあるけれど、
何かが足りないと思いました。
詳しく書くことははばかられますが。
それとも、私の感性の問題か・・・
語りは、さすがに天下一品
非常に情もこもり、分かりやすかったのですが・・・
そうそう、東京から追っかけが来ていらしていたとか。
往路、地震の影響か、う回路表示があり、
山道を不安になりながら、やっとたどり着きました。
県道445号が滝尾橋あたりで通行止めになっていて、
う回路はこちらと書かれていても、このあたりに詳しくないものは・・・
簡単な地図でも書いてあれば安心して先に進めたのだけれど。
これまでに4度くらいこの辺りまで来たことがありますが、山深いですねえ~
九州山地の中腹あたりになるのかなあ・・・宮崎との県境に近い・・・
このあたりの紅葉はまだというか黄色?枯れた色?
ほんの1~2本の楓が色づいて・・・
満天星つつじの紅葉はまあまあ。
淡路の人形一座によってもたらされた清和文楽は、
江戸時代での起こりからずっと
農業の傍ら村人が守り育てているようです。
豊かな暮らしがあるものです。
地震にも耐えてくれた霊台橋
欄干を撫でてきました。
この川の青緑色はなんだあ?
緑川の名の由来かな。
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