裏版があっても、表版は多分やりません。
10枚以上もあるアルバムから、5曲だけ選択するのは無理だから。
じゃあ、「裏」ってなぁに、となるのですが、
何の事はない、ビートルズ本人じゃないビートルズ的な曲の5曲ピックアップ。
■イエローサブマリン音頭:金沢明子
でたぁー、ビートルズのカバー曲といえば、誰もが真っ先に思いつくであろう、民謡歌手・金沢明子の名曲だっ!
ちなみに巨匠・大瀧詠一(プロデューサーとしては「大滝」ではなく「大瀧」なんだそうです)プロデュース。大瀧はこの曲の他にも、片岡鶴太郎に歌わせた「ビート・イット音頭」なる怪作もあります。
英語が苦手なあなたも、この曲の歌詞を覚えられれば、カラオケでビートルズすることが出来ます。気分はすっかりリンゴ・スター!!
って、思いっきりジミじゃんッ!
なお、この曲は大瀧詠一SongBook2にボーナストラックとして収録されております。
■DAY TRIPPER:YMO
日本のロック・テクノ史を語る上でその存在を無視することが出来ない、YMO。
そんな彼等の2ndアルバムに収録された、ビートルズの曲の中でもちょっとマイナーな作品のカバー。ビートルズ世代ではなく、モロに80年代っコだった僕は当然YMOのほうから先に入りました。当時インストゥルメンタルの曲が多かったYMOの中で、珍しく高橋幸宏のボーカルが聴くことが出来る作品。
もちろん、ビートルズのオリジナル作品もかっこいいのですが、テクノっ子な僕にはYMOのほうがしびれます。
YMOは、ライブ盤でピンクレディーのペッパー警部を演奏するなど、結構お茶目な存在です。
後に現・日本のテクノシーンの王者「電気グルーヴ」により「Cosmic Surfing」をカバーされてました。絶品です。
■レヴォルシオン音頭:上々颱風
最近あまり聴かなくなったけど、上々颱風は、そのデビュー当時僕が最も衝撃を受けた「ニッポンのロックバンド」でした。多くの流行のロックバンドが既存の人気アーティストの模倣である中、彼等はそれまでにない斬新な音楽スタイルで、往年の音楽ファンが「はっぴいえんど」や「サディスティック・ミカバンド」を聴いたときには、きっとこういう感覚だったんだろうな、とさえ思いました。僕は今でも日本で唯一の「世界で通用できる‘ニッポン’のロック」と思っていますが、世界進出はしてないのかなぁ?
このレヴォルシオン音頭は、金沢明子のイエローサブマリン音頭とは異なり、単に音頭調にしたカバー曲ではありません。オリジナルの曲をうまく取り入れながら、まったく別の曲として仕上がってます。曲間にRevolutionのイントロが挿入されていますが、違和感もなく、優れたジャパニーズダンスロックとなっています。
記憶違いでなければ、上々颱風の3rdアルバムに収録。個人的に上々颱風は、1stと3rdアルバムがトクオシです。また、アルバム未収録曲ですが、ビーチ・ボーイス(ぴ~ちボーイスではないからな、念のため)の「Surfing USA」のカバー曲で「Surfing USSR」というものもやってますので、入手は大変困難かと思いますが、笑える曲なのでお勧めします。
■OUCH!:RUTTLES
僕がビートルズよりもビートルズ、として愛聴しているのが、彼等の1stアルバムです。好きなアルバム5枚でも紹介していますが、流して聞いて超名盤、真剣に聞いて大爆笑。ビートルズ入門として聴いても、間違った人生は歩まないですむことでしょう。
何せビートルズビギナーに何も教えないで聴かせたら「これ、習作の海賊盤?」と聞いてきた人もいたくらいですから。替え歌ではなく、アレンジでもなく、だけど何処までもビートルズにそっくりなサウンド。もちろん、元になった曲が存在しているけれど、似て非なる曲です。全曲、元になったビートルズの曲と聴き比べると、より一層楽しめます。
どれも傑作なんですが、特に元歌がわかりやすく、最初から笑わせてくれるOUCH!(元歌はもちろん「HELP!」、ビートルズのおなじみの手信号ジャケットまで真似をして撮影した写真もあり。彼等のパロディ映画の題名は「4人はアイドル」に対抗して「4人もアイドル」とされていました)が初心者向けでよろしいかと。
■遺憾に存じます:ハナ肇とクレイジー・キャッツ
クレイジーのどこがビートルズだよッ、という声も聞こえてきそうですが、まぁ黙って2枚組豪華ベスト盤「クレイジーキャッツデラックス」でも聴きたまへ。
クレイジーキャッツこそ男の浪漫、これを聴かずして終える人生ほど空しいものはないッ!!
萩原哲生&青島幸雄(元東京都知事)のゴールデンコンビによって作られた『遺憾に存じます』、これこそ日本のビートルズなのであるッ!
(あ、ずうとるびではないからな、念のため)
さぁ、今すぐCDショップに行って、「クレイジーキャッツデラックス」3800円(だったかな?)を買うのだ。その場で聴くためにDiskmanを忘れるな!
2枚組みの1枚目、真中よりも後半に入っているはずだ。
まぁ待て待て、慌てるな、全曲、日本人として知らなければ一生の恥だッ!
ゆっくり1曲目から心して聞くがよいッ!
そして『無責任一代男』に人生を学べッ!
この世で大事なことは?
そうッ!「タイミング」「C調」そして「無責任」だっ!
ハイ、繰り返してぇッ!
「タイミング」「C調」「無責任」!
声が小さぁい!!
「タイミング」「C調」「無責任」!
ハイ、よろしぃ!!
次は『ドント節』だ!
さぼぶるblogger諸君、
サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだッてか!?
二日酔でも寝ぼけていても、タイムレコーダーガチャンと押して、
とりあえずカッコはどうにでもなるのだッ!!
・・・・・・え、お呼びでない?
こりゃまた失礼しましたッ!!
話がすっかりズレてしまったけど、『遺憾に存じます』、のっけからギンギンの、これぞエレキ! というようなギターが炸裂。おおっ、これはまさに初期のビートルズサウンドそのものだぁッ!!
しかも『ハイそれまでよ』を髣髴させる、ロックからおなじみのコミックソング展開。それでいてちゃんとロックしているところなど、これはもう、ただふざけているだけではない、コミックソングのお手本のような名曲です!
えーと、この記事は別にクレイジーキャッツのためのものではないことを、強く訴えておきます。さらに余談ですが、僕、カラオケに入っているクレイジー、全部歌詞を見ないで歌えます。聴きこんでます。歌いこんでます。イノチ、懸けてますッ!
※この記事を書くにあたって、資料等を一切なしで進めているので、間違い等がありましたらお知らせいただけると幸いです。(特にクレイジー関係はしばらく聴いてなかったので、もしかしたら書いてあること間違っているかもしれません) 英語のスペルなんかもかなり怪しいです。
この他にもビートルズっぽいサウンドはたくさんあります。
影響を受けていないロックバンドはない、というほどのビートルズですが、その中でも、
XTC、すでにどこに行ったのかわからないJ・レノンの息子、ジュリアン・レノンなんかが特にお勧めです。
また、日本には東京ビートルズなどというふざけた和訳ビートルズバンドなんかも存在していました。「愛は勝つ」のKANももろにビートルズそのものでしょう。挙げて行けばキリがないのですが。
由々しき部屋の隙間から:ビートルズを聴く人聴かない人に虎配送!