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ミリオタ、エルンストによるブログです。
pixivでダラダラ描いてます。

アイマス×ウェスタン落書き・銃器解説

2011-02-07 21:55:42 | お絵かき
なかなか更新できませんですみませんです。
なんとか新環境にも適応してきました。今も新しい絵を描いていますが、前回pixivにうpしたアイマス落書きの中で、
銃器に関してコメントをいただいたので、ここで詳しく書かせていただきます。


西部の無法者っぽい亜美真美。姉妹/兄弟アウトローっていうのも結構定番ですよね。
亜美真美の服装は南北戦争時にミズーリで悪名を馳せ、後の列車強盗団ジェシー=ジェイムズギャングを生んだ
”クァントリルカンパニー”のゲリラ兵や南軍民兵、開拓時代のビリー=ザ=キッドの手配写真をもとミックスしてみました。
真美の持ってる銃はシャープス・New Model 1863カービン銃です。南北戦争で北軍騎兵が使い、その中古品が海を渡って日本の戊辰戦争時に諸藩で
使用されました。紙製薬莢と雷管で発火する初期の後装銃です。
威力、命中率は高かったそうで、戦後に金属薬莢に改良されたものがバッファロー撃ちなどに使われたそうです。
映画では「続・夕陽のガンマン」のクライマックスでイーストウッド扮する名無し(ブロンディ)がウォラック扮するトゥコの首つり縄を
金属薬莢のM74シャープス銃で撃ちました。よーく視てみてください。ヘンリー銃じゃないんですよ!
そのほか、シャープス銃は数々の西部劇に出演しています。あと、肝心のNM63タイプは時代劇「隠し剣 鬼の爪」で出てきます。

亜美の銃はその筋の方には有名な、南北戦争時に多用され、日本にも持ち込まれてコピー品が桜田門外の変でも使われた疑いのあるコルトM1851ネイビー(ブラスフレームタイプ)となっております。腰にもう一挺ありますね。



ガンファイター春香さん。これも当時の古写真をもとに服装を再現しました。色は適当につけましたが。
右手の銃はコルトM1860アーミー。44口径でゴツくて素敵。はやくどこかモデルガン出してくれ!
左手の銃はウェッソン&リーヴィット・ドラグーンリボルバーという珍しい品です。1850年頃製造。
「ウェッソン」はあのスミス&ウェッソンのウェッソンです。
少数が南北戦争で使われてますが、なんと日本の骨董屋さんにも出回ってました。「江戸時代後期」だそうです。やっぱり幕末期にどっかの武士が入手したようですね。

さて、解説が必要なのはこれくらいか。今度描いてるのはまた幕末系です。元ネタは「ジャパン・パンチ」ですが、考証の参考にするには荷が重いんじゃなかろうか!