元気の源

猫が大好き、動物が大好きな、パステル画家・山中翔之郎のブログです。

その瞳忘れない

2011-05-27 02:24:04 | My Works -ワンコたち-

肖像画とは別に描いた数少ないワンコ作品の一つです。

この犬の種類、わかりますか?
“ サモエド ” といいます。
専門図鑑のよると中型犬に分類されていますが、中の上ならぬ、中の大・・・。 被毛が長めということもあって、結構大きいイメージがあります。
小型犬の持つ愛くるしさはもちろん魅力! しかし、ちょっと大きめな犬の持つ存在感にもすごく惹かれます。
犬はその種類の多さにも驚きますが、それ以上にすごいのは、それぞれの形状が実に個性的なこと。 ここが猫と比べると大きく違うところ・・・かな。
“犬好き”と言っても、きっとそれぞれの頭の中で思い描く好みのワンコのイメージは、まさに十人十色、いや百人百色なのでは・・・。
しかし、たとえその姿や大きさは違っても、どのコにも共通して言えること・・・。 それは自分のご主人と決めた人を見つめるときの瞳の輝きだと思います。
そしてそれは犬に限ることなく、人間の身近にいる動物たちすべてに言えることなのではないかと・・・。


しばらく前になりますが、大震災の様子を伝えるニュースの中で、津波に流された家の屋根の上で何週間も海の上を流されていた犬が救助されたことが伝えられました。 覚えている方も多いのでは・・・。
その犬が飼い主と再会するシーンを見ていて、どうしようもなく涙が止まりませんでした。
「よかったねぇ・・・」と呟く一方で、犠牲になった数知れない犬、猫、そのほかのいろいろな動物たちのことを思い、また別の涙を我慢することができませんでした。
たとえ命が助かっても、愛する家族と一緒にいることが許されないコの数はきっと大変な単位になっていることと思います。
現状を考えれば、簡単に「飼い主のもとへ・・・」と言うことはできないのかもしれませんが、その日が一日も早く来ることを、ただただ願うばかりです。

いろいろな意見があると思います。 賛否それぞれで、何が正しいのか間違っているのかを簡単に決めることはできないと思います。
ただ、人間の命も、動物たちの命も、その重さに変りはないと信じたい・・・。
コメント (4)
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