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元気の源

猫が大好き、動物が大好きな、パステル画家・山中翔之郎のブログです。

天空からのエール

2020-06-10 01:21:18 | My Works -天体シリーズ-
         『 天空からのエール 』 パステル 35cm×50cm

「 新作??? この絵 前に見たことがある 」と思われた方がいるかもしれません。
確かに同じような構図の作品をちょうど4年前に描いたことがあります。
1年以上にわたって個展のたびに展示し、嬉しいことにたくさんの方々に喜んでいただきました。
『 天空からいつも見守っている 』というタイトルを付けたその作品の原画は、現在神奈川県内のある動物病院の待合室に飾られています。 2019年のカレンダーにも掲載されました。

昨年秋のある日、以前聖路加個展の際に偶然足を止めて下さったことのあるTさんからお電話をいただき、カレンダーを見て、その原画をご希望とのお話でした。
もちろんそれは不可能なことでしたが、同じような絵の中にすでに天国へ旅立ったご自身の愛猫3ひきも一緒に描き入れて欲しいというご依頼をいただくことになりました。
その際私は喜んでお引き受けしながらも、こんな条件を付けさせていただきました。
「 同じ絵を描くことはできません。 同じような雰囲気を心掛けながら、また新しい気持ちで描けるようになるまでお時間をください 」と。

あれからあっという間に半年余り過ぎて、急に・・・という感じで気持ちが高まり、今回ご紹介した新作『 天空からのエール』を描き上げました。 
新型コロナウィルス禍中にわざわざご心配のお電話をくださったTさんのお気持ちに応えたいという思いがそうさせてくれたのでしょう。 同時に、今のなお大変な状況下で奮闘し続けている医療従事者の方々へ感謝とエールを、海と宙の “青” に籠めることができました。
天空からもたくさんの愛すべき小さな命たちが、一日も早く平穏な日々が戻ることを祈ってくれていると思います。
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陽光を浴びて・・・

2020-01-20 16:48:53 | My Works -天体シリーズ-
                    『 陽光を浴びて・・・』 パステル 6.5cm×27cm

ちょうど一週間後の27日から始まる聖路加個展に出品する新作をご紹介します。

昨秋からミニオーバルサイズを中心に描いているネズミさんと一緒シリーズを縦長で描きました。 今年の1月のカレンダーで使っていただいた作品『 耀 』の雰囲気を再現して、ネズミさんにも登場してもらいました。

それにしても、このオレンジ系の色を使うたびに感じるのですが、パステルの発色のすばらしさには今更ながらに感激しながら描きました。
小品ですが、直に原画をご覧いただいた際に“高さ”を感じていただければと思っています。
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また逢えてよかった・・・

2017-08-22 02:16:37 | My Works -天体シリーズ-
           『 また逢えてよかった・・・ 』 水彩+パステル 24cm×32cm


8月に入ってからというもの、外出した日は数えるほどしかない。
何とか7月の聖路加個展を終えることはできたが、自分でも気が付かないうちにいろいろな疲れが溜まっているのかな・・・??? 少しずつでも新作を描き進めているけれども、なかなか紹介するまでにいかないまま20日を過ぎてしまった。
ここに来てやっといつものペースを取り戻しつつあるように感じる。
そんな悠長なことを言っている余裕は無いのだけれど・・・。

数少ない外出の折に感じたこと・・・。
今年はやたらとエノコログサ・・・つまり“猫じゃらし”が目に付く。
毎年こんなにあちこちに生えていたかな? 自分の記憶に自信がない。 ただ単に気付かなかっただけなのかもしれないが・・・。

猫じゃらしを描き入れた作品は20点余りあるはず。
この『 また逢えてよかった・・・』以前に一度UPしたことがあると思うが、改めてもう一度。
もう7年ほど前、ボザール・ミューで恒例となっていたノラ猫個展に出品したうちの一作。
ギャラリーの入り口でお客様を迎える重要な役割を果たしてくれた作品だ。
谷中のノラを描いたこの作品のタイトルは、一期一会の関係のお気に入りのノラとの再会を喜ぶ気持ちから生まれたもの。 それがそのまま個展に来てくださった方々への気持ちと重なっていた。
人との・・・、そして動物たちとの、“出逢い”“再会”という奇跡ともいえるその瞬間に感謝する気持ちを忘れずにこれからも精いっぱい描き続けたいと、今 新たに思う。
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天空から いつも見守っている

2016-07-03 01:37:46 | My Works -天体シリーズ-
           『 天空から いつも見守っている 』 パステル 35cm×50cm

7月4日から9日までギャラリーSTAGE-1で開催される「 天空の詩 」展
たった1点だけの出品作が・・・、何とか間に合った~~~ッ!

漠然としたイメージはだいぶ前から頭の中に浮かんでいた。
4月の個展に・・・という思いもあったが、それははっきりとした構図まで至らなかった。
そして今回の「 天空の詩 」展が迫ってきた時、そのイメージが一気に具体的になった。
そうして出来上がったのが今回ご紹介するこの作品。

一つの作品の中にこれだけ多くの猫を描いたのは初めてのこと。 そして、このタイトルもこれまでで最長だと思う。
ここのところ描いていた肖像画のモデルの多くが既に天国へ旅立っている子たちだったこともあって、元さんを始め、これまで絵にしてきた多くの天国にいる子たちのことを無意識のうちに感じていたのかもしれない。
その思いが私にこういう絵を描かせてくれたような気がする。
縁あってめぐり合った子たちはまさに家族の一員。 旅立った後も、きっとこうして見守ってくれている。
その思いを大切に感じながら、一日一日をしっかりと生きていきたいと思う。

身近な動物たち・・・その小さな命一つ一つの存在がどれほど大切で尊いものか。
ぜひ原画をご覧ください。
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花空シリーズ

2016-03-04 01:34:53 | My Works -天体シリーズ-
                   『 花空に飛行機雲 』 パステル 11.5cm×16cm
                

明日4日から始まる「 ねこうらら展 」の搬入に行ってきました。

今回ご紹介するのは、「 ねこうらら展 」に合わせて描いたオーバル額作品の新シリーズです。

「 星空 」という言葉があるなら、「 花空 」という言葉があってもいいじゃないか・・・ということで、季節に合わせてこんな新シリーズを描いてみました。
本当はオーバル額に入った画像でご紹介するつもりでしたが、飾り付けが終わってほっとしたのか(?)、撮影するのを忘れてしまいました。
今日は取り急ぎ作品画像をUPいたします。


  
        『 花空 』 パステル 5.4cm×7.8cm

                   
                         『 花空 』 パステル 5.4cm×7.8cm                                


縦が約16cmの額に入った作品は2点、縦が8cmほどのミニサイズ額作品は7点になりました。

5日(土)は終日在廊する予定なので、その時に展示風景を撮影してご紹介します。
ぜひお立ち寄りください!
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『 願い 』 の季節

2015-12-20 12:35:52 | My Works -天体シリーズ-
                      『 願い 』 パステル 13/23cm×65cm

今年もまたこの絵を想い出す時期になった。

流れ星をみつめるこの後ろ姿の二匹にはモデルがいる。
名前は“小春”“小夏”という。 その名付け親は、これまでに私が制作に関わった唯一の絵本『うさぎのユック』の原作者である 絵門ゆう子 さん。

2002年が始まったばかりの1月、まだ2回目の聖路加個展会期中に絵門ゆう子さんと出逢った。
それがきっかけとなり、2004年の秋には絵本制作という素晴らしい機会をいただくことになった。
『うさぎのユック』が完成するかしないかのうちから、絵門さんは顔を合わすたびに「第2弾を・・・」と張り切っていた。 彼女の頭の中だけにあった第2弾のアイデア・・・。 その中には愛猫2匹のイメージがあったようだ。
「参考までに渡しておくね」
そう言って手渡された5~6枚の写真には、まだ仔猫の頃の“小春”と“小夏”のじゃれあう姿が写っていた。

無念極まりないが、第2弾の絵本は実現しないまま、2006年の春に絵門さんは天国へ旅立った。
2匹の写真は私の手元に残されたまま・・・。
その年の秋、ボザール・ミューでの個展にこの『願い』を描いて出品した。
第2弾制作の夢が果たせなかった無念さと共に、絵門さんへの追悼の気持ちがこの絵を描かせたのかもしれない。

大好評をいただいたが、その個展中に買い手がつくことはなかった。 余りに好評だったので、そのことはむしろ不思議にさえ感じた。
年明けの聖路加個展にも出品。 展示作業を終えたとき、気のせいか『願い』がその場所にとてもしっくりと合っていて落ち着いて見えた。
そしてその時も前回に勝るとも劣らないほどの人気を集めながら、なぜか買い手がつかないまま迎えた4日目・・・。
「この絵・・・、取っておいてください」
そう言ってくださったのは、このとき初めてこの絵と対面した絵門さんのご主人だった。
ご売約済みを表す赤丸のシールを貼ったあと、何人もの方がこの絵を欲しがられ、売約済みになっていることを悔しがられた。
絵門さんのご主人がご覧になるまで、他の方々には絵の中の二匹が “買っちゃダメ”オーラでも出していたのだろうか・・・。

その時、私はふっと思った
人が絵を選ぶのではなく、絵が自分の居場所を決めるのだ・・・と。
一作一作それぞれの絵がお世話になる先は、まさに“運”と“縁”によって決まるのかも知れない。
それは描き手の私がどうこうできることではなく、描かせてもらったことにただひたすら感謝しつつ、その絵の運命を素直に受け入れることが絵に対する礼儀なのだろう。

『願い』は今、絵門さんが過ごされたご自宅にご主人によって飾られている。
あの時ご主人の背中をそっと押したのは、絵の中の二匹か、それとも天国の絵門さんか・・・?


今年も残すところ10日余り・・・。
毎年この時期は、年明けの1月末に予定している恒例の聖路加個展の準備が追い込みに入る。 今年もゆっくりと暮れの雰囲気を味わう余裕のないまま、バタバタと新年を迎えることになるのだろう。
そんな中でも、“ 聖路加 ”ということを意識しただけで、ふっとこの絵がよみがえってくる。
星空・流れ星を背景に寄り添う二匹の後ろ姿の絵を、これまでに何十点も描いてきた。
この『 願い 』は、その原点と言えるかもしれない。
何にも替えがたいご縁に感謝しながら、これからも夢あふれる絵を描いていきたいと、今改めて思う。
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ひとつずつ ねがいごと

2015-12-14 01:27:20 | My Works -天体シリーズ-
                『 ひとつずつ ねがいごと 』 パステル 15/21cm×50cm


今日14日の夜から翌朝にかけて、ふたご座流星群がピークを迎える・・・というニュースを見た。
立て続けにいくつもの流れ星が・・・なんて場面を目にすることができるのだろうか?
流れ星が登場する絵はこれまでに何点も描いてきたので、何だかわくわくする気持ちを抑えられない。

三つの流れ星が同時に流れている絵を描いたことがある。
それがこの『 ひとつずつ ねがいごと 』。
もう7年近く前になるが、聖路加個展に出品した際、入院中の患者さんが病院に寄贈したいということでこの絵を選んでくださった。
それ以来、この絵はホスピス病棟のどこかに飾られている。
誰でも簡単に見に行く・・・ということは難しいが、眼にされた方々に夢と希望を届けることができればと願っている。

さて、肝心の天気の方は・・・というと、予報は“ 曇り ”。
う~~~ん、どうか雲の切れ目が少しでも広がりますように!
あれっ??? 流れ星が流れる前から、願いごとをしてしまった・・・。

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星が降る 夢が舞う

2015-07-07 16:46:47 | My Works -天体シリーズ-
                  『 星が降る 夢が舞う 』 パステル 15/25cm×65cm


気が付けば・・・、今日は七夕。

もう20年近くも前の今日、大きな手術を受けた後の入院中のこと。
看護師さんから色とりどりの短冊を何枚か渡された。
家族の健康と幸せを願い、自分の身体の回復を祈り・・・、そして残った短冊のうちの一枚になぜか「 絵描きになれますように・・・」と書いた。
当時はそんな気配はひとかけらもなかったのに・・・。
今日のこの日を迎えられたことに感謝しつつ、改めて今をしっかり生きているかと自分に問いただしてみる。
七夕の日が来るたびに、あの頃の思いが蘇ってくる。

今回ご紹介する作品は2007年の暮れに描いた縦長作品群の中の一作。
“ 七夕 ”ということを意識したら、この図が頭に浮かんできた。
これまで一度もご紹介していなかったことが不思議なくらい・・・。

今夜は雨雲が切れることはないようで、織姫と彦星の姿を見ることは出来ないようだ。
二人にはその方がいいのかな・・・???
雲の向こう側・・・広大な宇宙では、きっと満天の星々と共に億千万の夢が舞っていることだろう。
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ともに ねがう Ⅰ

2015-06-21 02:40:07 | My Works -天体シリーズ-
      『 ともにねがう・・・Ⅰ』 パステル 29cm×14cm


7月6日から11日まで銀座のギャラリー STAGE-1で開催される毎年恒例の企画展“ 天空の詩 ”に出品するために描いた新作。
このシリーズの作品は、これまで縦長で描いたものがほとんどだった。
それは小さな作品なりに空の高さを表現したいという思いからだ。
しかし今回は、その高さ以上に広さを描いてみたいという思いが強かった。

“ 天空の詩 ”展には、もう一点縦長の作品を出品する予定でいる。
展覧会の詳しいご案内と共に、その作品も改めてご紹介したいと思う。

それにしても、毎年7月が近づいてくると、なぜか無性に星空を描きたくなるのはなぜだろう・・・。
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再生の刻(とき)

2015-01-20 02:24:50 | My Works -天体シリーズ-
               『 再生の刻(とき)』 ペン描+パステル 11.5cm×25.5cm


出来たてホヤホヤの新作。

最初はラフタッチでさらっと描くつもりだったのだが・・・、二匹の後ろ姿を描いているうちにいろいろな思いが湧き上がってきて・・・、最終的には密度の濃い~~~作品になっていた。

オレンジは再生の色!
この二匹の後ろ姿は、私だけに止まらず、これまでの絵描き人生を通して関わってきたたくさんの方々と、その方々が愛した子たちへの思いが描かせてくれたような気がする。
決して大きな絵ではないけれど、原画の前に立った時に感じていただける何かを楽しんでいただければと思う。

もちろん、聖路加個展で展示します。
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宙から・・・ Ⅱ

2014-06-25 01:27:30 | My Works -天体シリーズ-
                            『 宙から・・・ Ⅱ 』


数時間前に完成したばかりの新作をご紹介する。
タイトルは『 宙から・・・ Ⅱ 』。
“ 宙 ” は “ そら ”と読む。

我が家の愛猫 元さんが旅立ってから1年後の2012年春、『 宙から・・・ 』を描いた。
タイトルをご覧の通り、宙から地球を見下ろしている元さんの後ろ姿を描いたもので、今回の“Ⅱ”と構図が似ている。
一作目をご覧になったことのある方は、同じ作品かと勘違いされたかもしれない。
星空が背景の作品は数多く描いてきたが、地球を描いたのは今回が二作目。
そしてその地表に、一部分ではあるが日本列島を描き入れたのは初めてだ。
2年前は・・・、元さんは宙を自由に飛びまわっているイメージだった。
今回は・・・、元さんの視線を一作目よりも意識して描いた。
星になった命は、みんなきっとこうして宙から愛する家族を見守ってくれている。
私はそう信じている。

この 『 宙から・・・ Ⅱ 』 は、7月7日の七夕が初日となる、ギャラリーSTAGE-1の企画展 “ 天空の詩展 ” 出品のために描いた。
私は毎年今ごろの時期に開かれるこの企画展が大好き!
それは個展の時とは違った不思議な創作意欲を与えてくれるから・・・。
“ 天空 ”というロマンに満ち溢れた言葉がそういう気持ちにさせてくれるのかもしれない。
今年はこの一作のみの出品。
それでも、宙から見守ってくれる元さんを、また新たな気持ちで描くことが出来て良かったと思っている。
元さんと一緒に宙を描くことで、穏やかな気持ちと、新たな力をもらった気がする。
さあ、次に向かって頑張ろう!

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シャトン ショップにも展示

2014-05-27 23:26:18 | My Works -天体シリーズ-


            
        『 陽光の中で・・・』                『 願いが叶うとき 』


既に シャトン・ド・ミューにお出かけいただいたことのある方はご存知だと思いますが、シャトン・ド・ミューには、個展や企画展を展示するギャラリースペースとは別に、ショップ専用のスペースがあります。
国内・輸入ポストカードのネット販売で実績のある“ ねこの引出し ”さんが扱っているカードやグッズが中心になり、その他にも様々な作家さんたちの作品・グッズが常設展示販売されています。
作品は平面・立体とも小品が主になりますが、会期が限られたギャラリースペースでの個展・企画展と違って、いつでもいろいろな作家さんの作品を観ることができます。
もちろん一人一人の展示数はけっして多いとは言えませんが、作家さんそれぞれが適宜作品の入れ替えをしていますので、思いも寄らぬお気に入りとの出逢い、発見があるかもしれません。

ショップで皆さんとの対応をしてくれているのは、“ ねこの引出し ”のオーナー 工藤さんです。 たくさんの作家さんたちとの繋がりをお持ちの工藤さんご自身は作家ではありません。
だからこそ、私たち作家には分からない、ご覧くださる皆さんと同じ立ち位置からの視線で素敵な作品を選ぶことができるのかもしれません。
そんな工藤さんとのおしゃべりを楽しみながらお気に入りを捜すのも、きっと素敵なひとときになるのではないか・・・と思います。


もちろん私も展示しています。
常時5~7点ほどですが、小品ということを考え、ラフタッチの“ 遊び心シリーズ ”作品が主です。
入れ替えについては、他の作家さんに比べるとちょっと不真面目かな・・・???(笑)
それでも今回ご紹介する2点を新たに展示しました。
天体シリーズの小型・・・とでも言ったらよいでしょうか。 サイズは高さが30cmに満たない小さ目な作品ですが、“ 遊び心 ”とは、またちょっと違ったタッチです。
本来の天体シリーズはもう少し大きめなものが多く、飾る場所を考えてもっと小さなサイズで・・・というご希望を幾度となくいただきました。
聖路加画廊、Art Gallry 山手での個展では、このミニ天体シリーズの新作を毎回何点か展示してきましたが、シャトン・ド・ミューになりショップスペースができたことで、ここでもご覧いただけるようになったことを喜んでいます。

現在開催中の“ 白黒猫展 ”をご覧いただきがてら・・・、そしてもちろんその後いつでも、ぜひショップにも御足を踏み入れ、楽しんでいただければ嬉しいです。
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一緒にお願い -天の川の詩-

2013-11-18 23:52:59 | My Works -天体シリーズ-
                        『 一緒にお願い 』-天の川の詩-


ここ数日はしし座流星群のピークとか。
ベランダに出て夜空を見上げてみたけれど・・・、残念ながら雲が出ていて、その僅かな切れ間から満月を過ぎたばかりのほぼ真ん丸に近い月が辛うじて見えただけだった。
その切れ間が広がることを願ってしばらく粘ってみたが、無駄な抵抗だった。

そこで・・・、まだ数日はチャンスがあると思うが、ちょっとこの絵をご紹介することにした。(↑)
数年前“天の川展”という企画展への参加を決めた時、こんな雰囲気のメルヘン調の作品を何点か描いた。
しかし最初のうちは、企画展のタイトルに副って夜空には天の川だけ。
やがて何点か描いた後、そこに流れ星を描き入れたくなった。
マット紙のカットをこんな変わった形にしたのにも、それなりの考えがあった。
決して大きな絵ではない。 それでも、少しでも夜空の高さと広さを感じていただければと思った。

東京では、どんなに晴れた夜でも天の川を見るのは不可能・・・。
更に今夜のような条件では、せっかくのしし座流星群を観察することも難しい。
せめてこの絵をご覧いただくことで、本来なら雲の向こうに見えるはずの流れ星たちを・・・、さらには天の川もいっしょに楽しんでいただければと思う。
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十三夜に想ふ 2013

2013-10-17 01:25:11 | My Works -天体シリーズ-
                            『 十三夜に想ふ 』



天体シリーズの中で、月を描いた作品は何点かある。 しかしその多くは満月・・・。
この作品も、構想を練っている段階では満月になる予定だった。
しかし、実際に制作を始めて描き進めてゆくうちに、なぜかふと満月に近くて満月ではない月にしたい・・・という思いが強くなった。
それが何に由るものなのかは分らない。 ただ、完全なまん丸をちょっとだけ欠けさせてみたい・・・といういたずら心が湧いたのかもしれない。
もちろん満月を描くのが飽きた・・・なんてトンでも無い。 あのまさに“盆のような”まん丸の月を目にしたときに感じる神秘に満ちた静かで力強いパワーには、今でも変わらぬ魅力を抱いている。
ただこの時は、その完璧な姿よりも、ほんの少しだけ隠れた部分があることにホッとしていたのかもしれない。
月を見上げる白猫の後ろ姿から、そんな心情が伝わってきたような気がした・・・。

100%完全なものだけでなく、それぞれの形、その時その時のあり様に美しさを感じることができるというのは素敵なことだと思う。
自分自身の気持ちそのものが、日々刻々と変わっているのだから・・・。
いつも自分の気持ちと素直に向き合いながら、その時々の思いを大切にしていきたいと思う。


秋には三つの名月がある。
俄か知識だけど・・・。
誰もが知っているであろう“十五夜”。 これは旧暦8月15日の月。
そして、今回の作品のタイトルにも入っている“十三夜”。 旧暦9月13日の月。
更にもう一つ、旧暦10月10日の月は“十日夜”(とうかんや)と呼ばれて、この三名月を続けて見ることができると縁起が良いとのこと・・・。

ちなみに・・・、今年の十三夜は10月17日・・・つまり、日が替わって今夜。
満月と重なった中秋の名月はしっかりと目に焼き付けた。
今夜も何とか晴れてもらって十三夜を拝み、更に十日夜の月にも会って幸運を・・・なんて。
こういうことには何の躊躇も無く、実に素直になってしまう。

台風の爪あとがまだまだ生々しいが、今夜はほんの一瞬でも美しい十三夜を愛でたいと思う。
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宙花がふる

2013-10-05 08:45:20 | My Works -天体シリーズ-
                         『 宙花(そらばな)がふる 』



新作です。
現在開催中の横浜個展に出品しています。
長い縦の方でも28cmしかない小品です。
カットは思いきり遊びました。

うわぁ、時間が無い。
今日は雨の一日・・・???
行ってきます!
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