元気の源

猫が大好き、動物が大好きな、パステル画家・山中翔之郎のブログです。

ラブリー スマイル

2020-10-17 13:24:59 | My Works -ワンコたち-
『 ラブリー スマイル 』 パステル 20cm×29cm

これまでにワンちゃんの絵もかなりの数を制作してきましたが、その多くが肖像画として描かせていただくので、個展なので実際に原画をご覧いただく機会はほとんどありません。

今回本当に久しぶりに肖像画とは別にワンちゃん作品を描き、先日終了したばかりの横浜個展に展示しました。 
直前の完成でご紹介する余裕がなく、やっとUPすることができました。

以前肖像画として描かせていただいた柴犬のポーズがとても可愛らしくて、そのポーズを元にしながら、参考用にいただいてあった黒柴の画像をもとに描きました。
絵の中で笑っているように見える顔を見ていたら、こんなタイトルが浮かびました。
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一緒に迎える朝

2017-12-28 16:33:20 | My Works -ワンコたち-
       『 一緒に迎える朝 』 ペン描+パステル 26cm×12cm


Xmasも終わり、今年も残すところあと3日とちょっと・・・。
来年の干支は「 戌 」。
そこでワンちゃんたちに敬意を表して、年越しはこの作品をカバー写真に使うことにしました。
ラフタッチで描いた小品で新作ではありませんが、戌年を迎える今だからこそピッタリの絵かな・・・という思いです。
できれば年明け1月末に予定している聖路加個展でこの絵の原画を展示したいと思っています。

私事ですが、6月に母が旅立ちましたので、新年のご挨拶は失礼させていただきます。
静かに新年を迎えながら、皆さまにとって良き一年となることを願いたいと思います。
毎年のことですが、今年も相変わらずたくさんのやり残しを抱えたまま新年を迎えることになりそうです。
そんな私ではありますが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください!
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信 頼

2013-12-01 01:44:09 | My Works -ワンコたち-
                                『 信 頼 』


現在開催中のたまプラーザ個展には、圧倒的に猫作品が多い中、犬を描いた作品は3点だけ展示されている。
なぜそんなに少ないのか・・・???
個展を開催するたびに、会場で必ずと言ってよいほどそのことが話題に出る。 特に犬好きさんにとっては尚更そう感じるのかもしれない。
決して猫と比べて犬をないがしろにしている訳ではない。
その理由は・・・というと、犬を描いた作品のほとんどが肖像画として描いたものだから・・・。 つまり、最初から肖像画として描き始め、当然のことだが完成と同時に依頼主のもとへ届けることになる。
結果的に、展示会などで見ていただく機会がなくなってしまった。
今回ご紹介する『信頼』も、もとはと言えば、モデルになった犬ちゃんの肖像画を描かせていただいたことがきっかけになって生まれた作品なのである。
肖像画として描いたものは他にあり、それは完成と同時に納品済み・・・。 
ただ、依頼時のお預かりした何十枚もの写真の中に、この『信頼』のもとになる写真があった。
その何とも言えない眼差しに惹かれ、肖像画を描き終えた後に、私自身のために描かせていただくことにした。

自分が主人と決めた人に対して向けられた眼差しは・・・、やはり犬独特のものだと思っている。
猫の持つ瞳の魅力とはまた違った、まさにタイトルに付けた“信頼”そのもの・・・。
その眼差しに籠められた優しさを、ぜひ原画で感じていただければと願う。
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その瞳忘れない

2011-05-27 02:24:04 | My Works -ワンコたち-

肖像画とは別に描いた数少ないワンコ作品の一つです。

この犬の種類、わかりますか?
“ サモエド ” といいます。
専門図鑑のよると中型犬に分類されていますが、中の上ならぬ、中の大・・・。 被毛が長めということもあって、結構大きいイメージがあります。
小型犬の持つ愛くるしさはもちろん魅力! しかし、ちょっと大きめな犬の持つ存在感にもすごく惹かれます。
犬はその種類の多さにも驚きますが、それ以上にすごいのは、それぞれの形状が実に個性的なこと。 ここが猫と比べると大きく違うところ・・・かな。
“犬好き”と言っても、きっとそれぞれの頭の中で思い描く好みのワンコのイメージは、まさに十人十色、いや百人百色なのでは・・・。
しかし、たとえその姿や大きさは違っても、どのコにも共通して言えること・・・。 それは自分のご主人と決めた人を見つめるときの瞳の輝きだと思います。
そしてそれは犬に限ることなく、人間の身近にいる動物たちすべてに言えることなのではないかと・・・。


しばらく前になりますが、大震災の様子を伝えるニュースの中で、津波に流された家の屋根の上で何週間も海の上を流されていた犬が救助されたことが伝えられました。 覚えている方も多いのでは・・・。
その犬が飼い主と再会するシーンを見ていて、どうしようもなく涙が止まりませんでした。
「よかったねぇ・・・」と呟く一方で、犠牲になった数知れない犬、猫、そのほかのいろいろな動物たちのことを思い、また別の涙を我慢することができませんでした。
たとえ命が助かっても、愛する家族と一緒にいることが許されないコの数はきっと大変な単位になっていることと思います。
現状を考えれば、簡単に「飼い主のもとへ・・・」と言うことはできないのかもしれませんが、その日が一日も早く来ることを、ただただ願うばかりです。

いろいろな意見があると思います。 賛否それぞれで、何が正しいのか間違っているのかを簡単に決めることはできないと思います。
ただ、人間の命も、動物たちの命も、その重さに変りはないと信じたい・・・。
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起きたばかり・・・

2010-08-31 19:03:45 | My Works -ワンコたち-

私の作品の中では、数少ない仔犬作品。
肖像画としてではなく、その余りの可愛らしさに惹かれて描いてしまいました。

犬好きの方は、犬種によって好みがはっきりしている傾向があります。 しかし、仔犬は別・・・。 種類に関係なく、その無条件の可愛らしさには、犬好きさんに留まらず、動物は苦手・・・という方にまで思わず「可愛い~~~ッ!」と言わせてしまうほどの魅力があるようです。
「起きたばかり・・・」というタイトルの通り、寝起きのまだボ~っとしたような焦点の定まらない眼つきが、さらにその魅力を倍増させているように思えます。

この絵を描いたのは2000年の初夏。
それから数年は、肖像画の見本として聖路加画廊での個展で展示していました。 その間に何人もの方がこの絵をご希望くださいましたが・・・、なかなか手放す気になれませんでした。
そしてある年、意を決して手放す決心をしたとき、実際にミニチュアダックスを飼っていたWさんのお目に止まり、連れて帰っていただくことに・・・。 さらに現在、2匹のミニチュアダックスの肖像画をご依頼いただき、今まさに制作中です。
何か不思議なご縁を感じずにはいられません。


さて、9月9日からの横浜個展では、一筆箋のセットに新顔が加わります。 前回取上げた元さん作品「風を感じて・・・」と共に、この「起きたばかり・・・」もその中に入れることにしました。
残念ながら原画をご覧いただくことはできませんが、一筆箋という形で、犬種に関係なく、また好き嫌いの区別なく、仔犬の持つ魅力を楽しんでいただければ・・・と思っています。
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続 ワンコも大好き! with 拗ね元

2010-06-09 01:05:03 | My Works -ワンコたち-
久し振りのワンコ作品です。
タイトルは 「一緒に遊んで・・・」


物心がついた頃から今日までに、いわゆるペットと呼ばれるものはいろいろ飼った経験があります。
猫は言うまでもありませんが、金魚、亀、おたまじゃくし→カエル、小鳥(十姉妹、カナリア、セキセイインコ)、ヒヨコ、などなど・・・。
ただ、なぜかその中に、犬はいません。

私がまだ10歳にも満たない頃、犬が欲しくて・・・、欲しくて・・・、何とか親をその気にさせるために、妹と二人で子供なりにいろいろ知恵を絞ったものです。
自営業だったので家で仕事をしていることが多かった父の仕事場に、何気無く子犬の写真雑誌を置いてみたり、両親の耳を意識して、犬を飼っている友達の家の様子を必要以上に大きな声で話し合ったり・・・。
しかし、そんな涙ぐましい(?)努力の甲斐もなく、犬とは縁のないまま今日まできてしまいました。
だからなのでしょうか、絵を描くことが仕事となった今、犬の肖像画のご依頼をいただくと、猫の時とはまた違った喜びがあるのは・・・。

肖像画のモデルとなる動物たちのお写真をお預かりする時、その子との毎日のこととか、時には想い出の数々を、可能な限り聞かせていただくことにしています。
それは時間的なことだけでなく、精神的な部分でプレッシャーになることもあります。 しかし、そうすることが実際に絵を描く段階で必ず大きな力になると信じているからです。

お写真を受け取りながら飼い主さんの愛犬に対する深い愛情に触れるたびに、子供のころの犬への憧れが甦り、その思いが完成の近づいた絵に更なる力を与えてくれます。
実際に犬を飼ったことはないけれど、これまでに肖像画として描かせていただいた全てのワンコたちが、今ではみんな家族の一員である(あった)ような気がします。

  「ぬくぬく 出るのはイヤッ!」

あっ・・・、元さん、ヤキモチ妬かないで、出ておいで・・・。

だれよりも君が一番だよ!
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ワンコも大好き!

2010-05-18 15:31:22 | My Works -ワンコたち-
「ワンちゃんの絵は描かないんですか?」
よくこんな質問をいただきます。

ズバリ・・・・・・描きます!

「猫が大好き、動物が大好き・・・」とブログタイトルに添えてあるとおり、猫だけでなく、犬も、そのほかの動物も大好きですから・・・。

確かに猫の作品が一番多いのですが、機会さえあれば他の動物も描いています。
特に犬の絵は肖像画として描く場合がほとんど・・・。
これまでに描かせていただいたその数は、猫の肖像画と比べても決して引けを取らない・・・どころか、多いくらいです。
ただし当然のことですが、肖像画は完成と同時に納めてしまうので、飼い主さん以外の方々にご覧いただくことはまずありません。
文頭のような質問をいただいても不思議はないのかもしれませんね。


それでも、肖像画とは別に描いた犬の絵が数点ですが手元にあります。
今回はその中から2点を・・・。

まずは、犬の絵として一番最初に描いた作品 「Long Ears」
サインと共に書いてある「’98」という年代のとおり、まだ絵を描くことを仕事にする以前の作品です。
バセットハウンド特有のこのダラ~とした何とも愛嬌のある顔を絵にしてみたいと、画材に関する知識も、技術的な経験も無いまま、ただがむしゃらに描いたことを今でもはっきりと覚えています。
自分自身が描いた絵にもかかわらず、もう一度同じように描いてみようと思ってもそれを許さない、“無心”の大切さを感じます。


もう1作は柴犬をモデルに描いた 「待ちぼうけ」



この子の肖像画を描かせていただいたとき、何枚かお預かりした写真の中にものすごく惹かれる1枚が・・・。
肖像画とは別にどうしても自分の為に描きたくなりました。
これはそうして出来上がった作品です。

毎年1月に開いている築地・聖路加画廊での個展の際は、必ずこの作品を展示しています。
肖像画の見本も兼ねながら、やはりたくさんの方々にご覧いただきたくて・・・。

「参考出品」という表示に、「え~っ、売ってくれないんですか~~~?」と残念がってくださる方が毎回いらっしゃいます。
「もしその気になったら、私が一番だから・・・」と、冗談とも本気ともつかない、嬉しい言葉をくださる方も・・・。

ありがとうございます。
でも・・・、ごめんなさい。
当分は気が変わりそうにありません。
コメント (2)
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