元気の源

猫が大好き、動物が大好きな、パステル画家・山中翔之郎のブログです。

“ わをん あい展 ”のご案内

2011-12-25 15:24:36 | 展示会
                      『 初対面 』


昨年に引き続き、今年の暮れもギャラリーSTAGE-1の年跨ぎ企画展“ わをん・あい展 ”に参加します。

行く年来る年を描いた作品・・・ということで、私は来る年を意識して“辰”ならぬ“タツノオトシゴ”と、お馴染みの元さんふう猫を絡ませてみました。

出品作は2点だけですが、どちらもこの企画展のために描いた新作です。
今回ご紹介した『 初対面 』は、その1点。 10cm ×25cmの小さ目なサイズです。
もう1点の方は20cm×50cmと大き目・・・。 こちらは年が明けたらまた改めてご紹介させていただきます。

私も含めて11人の作家それぞれの年跨ぎ作品が展示されます。
ぜひお立ち寄りください。


詳細は・・・・・ ↓

             
          
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瞳とじて…

2011-12-23 01:30:23 | My Works -我が家の元さん-


毎年クリスマスの頃になると、この『 瞳とじて・・・ 』が頭に浮かんでくる。
この絵を初出品した時、「わぁ、クリスマスの元さんだ!」と声を上げる方が一週間の会期中に何人もいた。
確かに元さんのバックの赤と白は、クリスマスを連想させるサンタクロース・カラーなのだが・・・。


2006年秋のボザール・ミュー個展のテーマは“色彩の中の猫たち”。 様々な猫たちの表情や姿を、私がイメージした色の中に描いてみた。
我が家の元さんをモデルにしたこの『 瞳とじて・・・ 』を描くとき、バックをどのような色にするか随分と考えた。
目を瞑ってはいても、寝顔とは違った不思議な力を感じる横顔の元さん・・・。
最終的に選んだイメージカラーは・・・、“赤”だった。
それは、とじられた瞳の奥に秘められた静かな情熱。 そしてその中には、きっと彼なりの夢や希望みたいなものがあるのでは・・・と、その象徴として綿雪のような“白”を描き入れた。
つまり・・・、この絵を描いている間、私の頭の中に、“クリスマス”という意識はまったくと言っていいほど無かった。
だから個展会場で数多く聞こえてきた声には、驚きと同時にちょっとした戸惑いも感じていた。


あれから5年・・・。
毎年この『 瞳とじて・・・ 』を思い浮かべる時期が巡ってくるたびに、制作中には無かったはずのクリスマスのイメージが段々強くなっていった。
私はキリスト教信者ではないけれど、宗教とは関係なく、クリスマスになるとどこか神聖な気持ちになる。
あまりにもいろいろな事が起きた今年は、特に・・・。

考えてみれば、元さんがいなくなってから初めてのクリスマスになる。
そのせいだろうか・・・、今年は絵の中の元さんが今までとはちょっと違って見える。
まるで空の上からじっと地上に思いを馳せているかのように・・・。
大震災の被災地に・・・、日本中に・・・、世界中に・・・、地球そのものに・・・、そしてきっと私たち家族にも・・・。

 天国へ旅立ったたくさんの命が、地上のどこかに・・・、誰かに・・・、それぞれの思いを馳せています。
 命ある者たちがその思いを感じ、心の糧にして毎日を精一杯生きてくれますように・・・!
 新しく結ばれた心の絆が、さらに強く大きく広がっていきますように・・・!
 そして、もっともっとたくさんの愛が生まれますように・・・!

元さんと同じように瞳をとじてみると、彼のそんな心の声が聞こえてくるような気がする。
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横浜山手のクリスマス展 終了しました

2011-12-20 23:22:21 | 展示会

横浜山手の Art Gallery 山手で開かれていた“クリスマス展 Part1”が終了しました。
寒い中をお出かけいただきました皆様、本当にありがとうございました。
クリスマス気分を味わっていただけましたか?

尚 Art Gallery 山手では、引き続き“Part2”が 25日(日)まで開催されています。
私の出番は終わってしまいましたが、お近くの方、また横浜方面にお出かけの予定がある方は、ぜひお立ち寄りください。


また、既にご案内してあります銀座ボザール・ミューのクリスマス展も既に始まっており、25日(日)まで開催されます。
銀座で・・・、横浜で・・・、クリスマスウィークを大いに楽しんでいただければ嬉しいです。
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ボザール・ミューのクリスマス展

2011-12-15 22:45:54 | 展示会


17日(土)から25日(日)までの9日間、銀座ボザール・ミュー恒例の “ミュー・ミュー 猫たちのXマス展 ”が開催されます。

もちろん今回も参加します。
出品するのは、先ず壁掛け作品が3点。 前回ご紹介した新作『 クリスマスの朝 』と共に、既にご紹介したことのあるこの2点(↓)が壁を飾ります。

      
    『 サンタが戻るまで・・・』                    『 For You 』

その他に、前々回横浜クリスマス展のご案内でご紹介したスタンド型と同じミニ額作品などが4点。
さらに新作と人気作を組み合わせた新しいクリスマスカードセットも用意しました。

私だけではなく、ボザール・ミューお馴染みの作家さん方も多数参加していますので、クリスマス気分を思う存分楽しんでいただけると思います。
お出かけの際には、ぜひお立ち寄りください。
詳細は、ブックマーク欄の“ボザール・ミュー”をクリックしてください。


ところで・・・、例年クリスマスカード郵送のご案内をしていたのですが、今年は新作の完成が遅れてご案内ができませんでした。
楽しみにしていてくださった方々に、この場を借りてお詫び申し上げます。
来年は早めにご案内できるように頑張ります。
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クリスマスの朝

2011-12-13 12:21:27 | My Works -クリスマス-
                『 クリスマスの朝 』


「まだちょっと早くない?」と言われそうですが・・・。
これ、新作のタイトルです。
今年のクリスマス作品は、昨年までとはちょっと違った雰囲気になりました。

これまでのクリスマス作品と言えば、サンタの帽子や長靴と一緒に描いた、可愛らしい子猫が中心・・・。
しかし、あまりにも大きな悲しい出来事が起きた今年の終わりに、例年と同じような気持ちでクリスマス作品を描く気持ちにはなかなかなれませんでした。
一時はパスしようか・・・とも考えました。
しかし、何もしないままでは何も生まれない・・・と思い直し、ぎりぎりになって今の気持ちに正直に描いてみました。
それがこの『 クリスマスの朝 』。
可愛い子猫に変わりはありませんが、空を見上げるその子猫の瞳の中に、私なりのいろいろな思いを込めてみました。
ご覧下さる皆さんにも、それぞれの様々な思いを感じていただければと思います。


少しでもクリスマスの雰囲気を・・・と、サンタクロースの人形を窓辺に置くことにしました。
そんなつもりで描き始めたはずでしたが、その後ろ姿を段々と描き進めていくうちに、小さいながらもなんだか本物のサンタに思えてきました。
同時に、サンタの肩に下げられた白い袋がどんどん大きくなってしまって・・・。

どうかその中に、たくさんの夢が・・・、希望が・・・、そして笑顔が入っていますように!
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横浜山手のクリスマス展

2011-12-11 13:13:14 | 展示会


13日から始まる横浜Art Gallery 山手のクリスマス展に、今年も参加させてもらいます。

出品を予定しているのは、DM左上の作品を含めた壁掛けのクリスマス作品6点に、ようやく完成した新作とこれまでの人気作を組み合わせたクリスマスカードセット。
そして今回は、こんな(↓)ミニ額シリーズが初登場です!

        


一緒に写した携帯電話と比べていただければ分かると思いますが、かなりミニサイズ(約 7.5cm×6cm)の額に、ミニミニ作品(約 3cm×4cm)が入っています。(↓)


         
   『 オイラの心 』                         『 アタイがプレゼント 』

    
『 サンタの忘れ物 』                          『 オイラの気持ち 』


もちろんすべて手描きのオリジナル作品です。
どんなに小さな作品でも、一作一作に込めた気持ちに変わりはありません。
クリスマスプレゼントに、ぜひ!

詳細はブックマーク欄の“Art Gallery 山手”をクリックしてください。
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ボム & ボク

2011-12-09 09:54:03 | My Works -肖像画-


   
   - ボム 君 -
                            

                         
                         - ボク 君 -
     

先日、2点の肖像画を納めてきた。
モデルは ボム & ボク 君。 ご覧のとおりどちらも茶トラで、男のコ・・・。

半年余り前に銀座でギャラリーを営まれている K さんから肖像画のご依頼を受け、写真を受け取りに伺いながら、二匹の想い出話を聞かせていただいた。
そう・・・、もう10年以上も前に二匹とも天国へ旅立っていたのだ。
分厚いアルバムの中は、ボム & ボク 君への K さんの愛情で溢れんばかり・・・。 ページをめくるたびに蘇ってくる二匹との想い出は尽きることなく、気が付くと2時間近くが経っていた。

K さんの思いに後押しをされながら少しずつ描き続け、ようやく完成の報告をして、直接お届けすることになった。
納品の日、ギャラリーが近づくにつれ、妙にドキドキしている自分がいた。
考えてみれば、完成した肖像画は郵送する場合が多く、直接届けるのはずいぶん久しぶりのことだった。
ちょっぴり不安の入り混じった緊張感を押し殺してギャラリーに入る。
ちょうど個展をされている作家さんとお客さんで、中は混み合っていた。
失礼をして入り口近くで梱包を解き、まずは一点を K さんに手渡す。
「あっ、ボム だ・・・」
その声に、不安が半分に減るのを感じながら、もう一点を・・・。
「こちらは、どうでしょう・・・?」
K さんが ボム 君の絵から視線を移す。
「これは ボク です!」
その何ともストレートな答えが、ちょっとおかしくもあり、同時に心の中は(よかったぁ~~~!)でいっぱいになった。

「そっくり」という言葉も、「似てる」という言葉も聞くことは無かった。
そのコたちそのものと感じてもらえたことが、何よりも嬉しかった。
肖像画はただ外見が似ているということだけでなく、モデルになったコに対する依頼主の思いを・・・、そして時には想い出を・・・、愛情そのものを描くものだから・・・。


相変わらずギャラリー内の賑わいが続いていたので、早々に失礼をした。
銀座の街中を歩きながら、いつものあの肖像画を描き終えた時の達成感が、じんわりと全身に広がってゆくのを感じた。
ボム & ボク 二匹の絵を目にした瞬間の K さんの表情を思い出す。
10年を超えても、二匹に対する K さんの思いは何も変わっていないと確信した。 きっとその月日が悲しみを想い出に変え、その愛情をさらに深いものにしているのだろう。

一方で、ふと我が家の元さんが天国へ旅立ってからまだ1年も経っていないことを改めて思った。
元さんを思うと今もまだ私の心の中は悲しみでいっぱいだけれど、いつの日か時が経てば、この悲しい思いが素敵な想い出に変わると信じよう。
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銀座プランタン猫展・・・

2011-12-04 17:38:18 | 展示会


6日(火)~12日(月)の一週間、銀座プランタン恒例の“ネコ・ねこ・猫 アート&グッズフェア”が開かれます。
今回もボザール・ミューさんのブースに参加します。
出品作は、以前にもご紹介したことのあるこの2点 。(↓)


                  
      『 和音 -明日も一緒に-』                『 約束 -天の川の詩-』 


初めてこのプランタンの猫展に参加させてもらった10年ほど前には、会場内の一角にボザール・ミューのために特別なスペースが作られ、私だけでも10点前後の作品を展示してもらい、20人を超える作家さんたちの作品は全部で100点近くにも上りました。
その中には、かの有名な藤田嗣治の?百万もするような作品も混じり、それが決して場違いとは感じられない、不思議なほどの贅沢な雰囲気が漂っていました。
しかしここ数年は、主催者側の方針そのものの変化なのか出展者の顔ぶれもだいぶ変わり、さらにボザール・ミューのブースが年々縮小されて、以前のようなアート感の満ちた独特の雰囲気は影をひそめてしまいました。

そんな変化が、私個人的には少々不満です。 しかし、ボザール・ミューの宮地オーナーの心の内を想像すると、私の抱く不満などは比べ物にならないくらい悔しい思いをされていることと思います。
それでも宮地さんは、初回からずっと出展し続けてきているというプライドと、毎回楽しみにお出かけくださる方々のためにと、一週間の会期中毎日、開店から閉店までの10時間近くのほとんどを立ったままでお客様を迎えています。

展示スペースが狭くなり、壁に飾る作品数も制限されて、ここ数年は私も2点ほどしか出品できない状況が続いています。
しかし、ボザール・ミューが出展を続ける限り、私はできるだけの応援をしたいと思っています。

ボザール・ミューのブースはもちろんですが、ほかにも猫にかかわるいろいろなグッズが並んでいて、きっと楽しんでいただけると思います。
猫好きのみなさん、銀座方面にお出かけの際には、ぜひプランタンの猫展にお立ち寄りください。
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