元気の源

猫が大好き、動物が大好きな、パステル画家・山中翔之郎のブログです。

“出逢い” ノラ猫個展のご案内

2010-03-22 16:51:45 | 展示会
4月18日(日)から25日(日)までの8日間、ノラ猫たちを描いたパステル画の個展を開きます。

場所は銀座7丁目にある猫専門ギャラリーの“ボザール・ミュー”です。
私にとってはホームグラウンドともいうべきところ・・・。

ノラ猫をテーマにした個展は9回目ですが、通算では19回目になります。
もうそんなに・・・というのが正直な感想です。

会期中に足を運んでくださった方々、そしてモデルになってくれたノラたち。
毎回繰り返されてきた新しい出逢いと再会が、そのたびにたくさんの力を私にくれました。

今回はどんな素敵な出逢いが待っているのか・・・?
それを励みにして、今最後の追い込みに没頭しています。

DMに使った新作のタイトルは「出逢い」
迫力があり過ぎるかな・・・と、ちょっと心配もしています。
でも本当の猫好きさんて、こういうブー猫を見て、「可愛い~~~ッ!」て叫んだりしますよね・・・???
コメント (2)
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新しい今日が始まる

2010-03-20 19:08:01 | My Works -ノラ猫たち-
この絵は地元のノラ猫をモデルに描いた作品で、タイトルは「新しい今日が始まる」。
猫好きさんならご存知の通り、目が覚めたネコが先ず最初にすることといったら・・・、それは“のび~~~っ”ですよね。
見ているこちらの心まで、一緒にリラックスさせてくれます。

多分多くの猫好きがそうであるように、私も我が家の元さんはもちろん、ノラ猫も大好き・・・。
そりゃあ多少の好みはあるけれど、飼い猫には無いノラ猫が持つ独特の雰囲気に惹かれるのは否定できません。
ノラ猫のたくましさ、そして“ずる”が付くほどの賢さには、世知辛い現代に生きる私たち人間の方こそいろいろ教えられるところがあるのかも・・・。

私のライフワークともいうべきノラ猫シリーズを描き始めたのも、そんな思いからだったのかもしれません。
最初は・・・、ノラ猫なんか描いて喜んでくれる方がいるのだろうかと不安でいっぱいでした。
ところが、そんな心配はまったくの無駄でした。
ノラ猫ファンの多いこと・・・、多いこと・・・。

それから10年余り、今日まで描いてきたノラ猫の絵は300点近く。
そしてこの4月にも、ノラ猫をテーマにした9回目の個展を開く予定です。
ノラ好きの方は、ぜひお出掛けください。
詳しいご案内は、次回に・・・。
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I LOVE GENKI!

2010-03-16 12:05:15 | My Works -我が家の元さん-
さらっと始めることにします。 

この絵は我が家の愛猫“元生”(げんき)がモデルです。今から12年近く前、私が絵の世界に足を踏み入れてすぐの頃に描いた作品です。

元さん(いつもそう呼んでいます)は、今年の夏で19歳になるお爺さんネコ・・・。 多分まだ生後1~2ヶ月のころ、当時住んでいたマンションの入り口近くの植え込みの中に捨てられていました。 連れ帰ってきたのは、私ではなく、うちの奥さんと当時まだ5歳の一人息子でした。 私たち夫婦は揃って大のネコ好き・・・。 その血を引いて(?)、息子もネコ大好き人間になっていたようです。

「病気になってもお医者さんには連れて行かないよ。 自然のままに・・・でよければ、うちにおいで・・・」 あとから聞いた話ですが、植え込みの中の仔猫を見つけたとき、そんな約束をして(一方的・・・?)連れて帰ってきたとのことでした。 果たしてその時、元さん自身はその約束に同意したのかどうか・・・? ただ、それから今日まで19年近くもの長い間、ただの1度もお医者さんのお世話にはなっていません。

この19年間に、私自身にも思いも掛けないようないろいろなことがあり、この絵の世界に飛び込んで早12年余り・・・。 今思い返してみれば、元さんはそんな私の変化をずっとそばで見続けてきたことになります。 絵の世界に入るきっかけとなった大病をして、自宅での療養を余儀なくされていた数ヶ月間、否応無しに一人で家に残っているとき、ずっとそばにいたのが、元さんでした。 元さんからしてみれば、別にそばにいたくていたわけじゃない・・・というかもしれません。

実際、何をしてくれるわけでもなく、むしろトイレを済ませれば、早くきれいにしてくれとでも言わんばかりに、シャッ、シャッ、シャッ! お腹が減れば、こちらの都合も構わず「ごは~ん!」と叫び声・・・。 しかし、たとえ何をしてくれなくても、そこに居てくれる・・・というだけで、どんなに心が安らいだことでしょうか。 気が付いたら、十数年ぶりに取り出したパステルで、元さんの絵を描いていました。 今日、ネコを中心に様々な身近な動物たちの絵を描くことを仕事にすることが出来たのは、元さんの存在があったからに他ならないのです。

「やっとわかったの? オレの存在価値が・・・」 
絵の中で、ちょっと自慢気な表情の元さんがそう言っているような気がします。
あれから元さんをモデルにして描いた絵の数は100点をはるかに超えています。 もちろんこれからも、ずっと元さんを描き続けていくつもりです。 元さん、もっともっと長生きしてね・・・。
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