11月29日から12月5日までの一週間、東急百貨店たまプラーザ店4階のアートサロンで個展を開くことになりました。
何回か同じ会場で催された展示会に出品したことはありましたが、個展は初めてです。
更によ～く考えてみれば、百貨店のギャラリーで個展をすること自体が初めての経験となります。
今までといろいろ違うところはありますが、その中で何が一番かというと、スタッフの方々の存在です。
これまでずっと定期的に開いてきた個展（ボザール・ミュー、聖路加画廊、Art Gallery 山手）では、ギャラリーのオーナーさんにお手伝いいただくことはあっても、基本的には全て自分一人でやってきました。
DMの製作から発送、搬入飾り付けから搬出、そのトラックの手配に至るまで。 もちろん会期中に来廊される方々の対応も・・・。
それが今回は、出品作を選ぶことぐらい・・・？
冒頭のDM（↑）も、確かにこれまで自分が作ってきたものとはだいぶ雰囲気が違うようです。 初めて見た時には、一瞬自分の個展のものではないような気がしたほどでした。
更に搬入作業をするのは当然のことと思ってその時間を確認したところ、「飾りつけは全部やりますから、無理しないで・・・」とのこと。
「ラッキー！」と喜ぶよりも先に、「本当にいいの？？？」という戸惑いで頭の中がいっぱいになりました。
その戸惑いが消えるまでは多少の時間が必要でしたが、これも新たな経験と思い、スタッフの皆さんにお任せすることにしました。
これまでは自分の作ったDMが・・・、自分の飾りつけがベストだと思ってやってきましたが、もしかしたら回数を重ねるうちにマンネリ状態になっていたかもしれません。
時にはこうして自分以外の目や感覚を知ることが、新たな自分の一面を知ることになるかもしれないと感じています。
もちろんどんな場所でやろうと、誰が飾りつけをしようと、作品そのものには何の変りもありません。
ただ不思議なことに、展示する場所や雰囲気が変わると、同じ作品がちょっと違って見えたり、新たな発見をしたりすることがよくあります。
初めての会場で、はたして私の描いた作品たちがどんなふうに見えるのか？
正直ちょっと不安でもありますが、開き直って大いに楽しもうと思っています。
いくつかの面白いアイデアもいただきました。
その一つが、ギャラリートーク。
会場で来廊された皆さんとあれこれおしゃべりをするのはけっして嫌いではありませんが、あえて“トークショー”ということになると、果してどうなることやら？？？
いつもの楽しいおしゃべりの延長線上になれば・・・と思っています。 でも、ちょっとドキドキ・・・。
そしてもう一つは、普段制作に使っているパステルの実物を、ほんの一部ですが会場に展示しようと思っています。 可能ならば、ちょっと触っていただいたり、実際に用紙に描いてもらったりなどということも考えています。
作品だけでなく、パステルそのものにも親しみを持っていただければ・・・という願いを込めて。
せっかくの新たな機会をいただいたのですから、これまでとはちょっと違った楽しみ方をしていただければと思っています。
お近くにお出かけの際には、ぜひお立ち寄りください。
なお今回は私の不在となる日があります。 在廊日を含め、詳細は下記をご覧ください。
