『 赤い首輪 』 パステル 21cmサークル
今日6日から後半の6日間に入った
ギャラリー山猫屋さんの「愛しのこねこ展」。 すでにご紹介した新作の小品2点と共に出品しているもう2点をご紹介。
DMに掲載された
『 赤い首輪 』↑ と茶トラの子猫作品
『 まなざしの先に・・・』↓ は、どちらもかなり以前に描いた作品。 しかし、山猫屋さんで展示していただくのは初めてになる。
『 まなざしの先に・・・』 パステル 20cm×20cm
かつてはいろいろな展示会のお話をいただくたびに考えたことがあった。 それは「新」と「古」ということ・・・。
もちろん常に「新」作を出せればそれに越したことはない。 しかしなかなかそういう訳にはいかないのが実情。 心のどこかで不本意だと思いながら「古」の作品を出していたことも・・・。
しかし、いつの頃からかそういう思いはなくなった。
「 また好きな絵を見ることが出来て嬉しかった!」
「 同じ絵なのに、前とは違って見えた 」
「 今度はいつ会えるのか、楽しみ・・・」
何人もの方々から頂いたこんな言葉が私の考えを変えてくれたのだと思う。
そうなのだ! 絵には「新しい」も「古い」も関係ない。 それは描き手の方が勝手に意識するだけのことで、ご覧いただく方々にすれば、それぞれに感じ方が違うのだから・・・。
何より、どんなに以前の作品だとしても、それを初めて見る方にとっては新作と同じ。 更には同じ作品でも、展示する場所が変わるだけでその印象が変わったとしても不思議ではない。
画家として何よりも大切なのは、「新」「古」に囚われることなく、少しでも数多く様々な場所でご覧いただく機会、出逢いのチャンスを作ること。 今はそう思えるようになった。
これまでも・・・、そしてこれから先も・・・、パステルを通して絵に籠める思いは何も変わらないのだから・・・。
この2作にも素敵な出逢いが訪れますように・・・!
11日(水)までです。