『 くんくん美味しいかな・・・?』 パステル+水彩 35cm×50cm
この絵の中の大きな花瓶、実は・・・普段は傘立てとして使っていた。
今から??十年前、従姉妹からお祝いにいただいたもので、この絵柄がとても気に入っていた。
絵の世界に飛び込んでから、何かの折に私にはとても似合わないような美しく立派な花束をいただくことがある。
そんな時、傘たちにはちょっと遠慮してもらい、急遽大型花瓶に変身!
そんなある日、窓際に置いた花たちにふと眼をやると、まさにこの絵のような光景が繰り広げられていた。
元さんがおもむろに両手(両前足?)を花瓶のふちに掛け、しばし実に興味深そうに くんくん くんくん。
そしてこのあと、かすみ草をパクリ!
二口、三口と続いたところを見ると、その味がお気に召したのだろうか???
「 元さん、かすみ草なんて美味しいの?」
思わず訊いてみたが・・・、無言だった。( 当たり前かな? )
懐かしいなぁ・・・・・。
数日前、この花瓶が壊れた。
前述した通り、相変わらず普段は傘立てとして使っていたのだが、不注意で傘の握り手に手荷物が引っかかり、そのままバタン! そしてガシャ~ン・・・ということに。
正直ショックだった。
しかし、「 形あるものいつかは壊れる 」と自分に言い聞かせながら、ばらばらに散らかった破片たちを片づけた。
きれいになったその場所を改めて見て、ハッとした。
それまで長年ずっと同じ場所に置いたままだったので気付かなかったが・・・、その後ろに隠れていた壁に、元さんの爪とぎの跡が残っていた。
その瞬間、グッと熱いものが胸にこみ上げてきた。
元さんも、そしてお気に入りの傘立ても、今はその姿を見ることが出来なくなった。
確かに、形あるものはいつか消え去る・・・かもしれない。
しかし、愛する思いはいつまでも心の中にある!
この絵を見ながら、改めてそう思った。
このシーンを絵にしておいて、本当によかった!
この絵の中の大きな花瓶、実は・・・普段は傘立てとして使っていた。
今から??十年前、従姉妹からお祝いにいただいたもので、この絵柄がとても気に入っていた。
絵の世界に飛び込んでから、何かの折に私にはとても似合わないような美しく立派な花束をいただくことがある。
そんな時、傘たちにはちょっと遠慮してもらい、急遽大型花瓶に変身!
そんなある日、窓際に置いた花たちにふと眼をやると、まさにこの絵のような光景が繰り広げられていた。
元さんがおもむろに両手(両前足?)を花瓶のふちに掛け、しばし実に興味深そうに くんくん くんくん。
そしてこのあと、かすみ草をパクリ!
二口、三口と続いたところを見ると、その味がお気に召したのだろうか???
「 元さん、かすみ草なんて美味しいの?」
思わず訊いてみたが・・・、無言だった。( 当たり前かな? )
懐かしいなぁ・・・・・。
数日前、この花瓶が壊れた。
前述した通り、相変わらず普段は傘立てとして使っていたのだが、不注意で傘の握り手に手荷物が引っかかり、そのままバタン! そしてガシャ~ン・・・ということに。
正直ショックだった。
しかし、「 形あるものいつかは壊れる 」と自分に言い聞かせながら、ばらばらに散らかった破片たちを片づけた。
きれいになったその場所を改めて見て、ハッとした。
それまで長年ずっと同じ場所に置いたままだったので気付かなかったが・・・、その後ろに隠れていた壁に、元さんの爪とぎの跡が残っていた。
その瞬間、グッと熱いものが胸にこみ上げてきた。
元さんも、そしてお気に入りの傘立ても、今はその姿を見ることが出来なくなった。
確かに、形あるものはいつか消え去る・・・かもしれない。
しかし、愛する思いはいつまでも心の中にある!
この絵を見ながら、改めてそう思った。
このシーンを絵にしておいて、本当によかった!