「 猫駄楽毛展 」のご案内

聖路加個展まで20日間を切ったこの時期ですが、それに先立って始まる二つの企画展に参加します。

その一つ目が、7月5日～21日、ギャラリー来舎 梅猫庵（梅ヶ丘駅）で開催される「 猫駄楽毛展 」です。　「 ねこだらけてん 」と読みます。

いろいろなご縁が繋がって、この11人のメンバーの仲間に入れていただくことになりました。
私は瞳シリーズ小品の新作を含めて5～6点を出品する予定です。

ご一緒する作家の皆さんの作品を拝見したい気持ちでいっぱいですが･･･、残念ながら聖路加個展ともろに重なってしまい、最終日まで在廊することができません。
きっと素晴らしい空間になることと思います。　会期も二週間余りと長いので（水、木はお休み）ぜひお出かけになってみてください。

　　　　

もう一つの展示会は、また改めてご案内いたします。

藤黄の瞳

　　　　　　　　　『 藤黄の瞳 』　パステル　10cm×10cm

瞳シリーズの新作。

日本の伝統色の中に「藤黄」色というのを見つけた。　「とうおう」と読むとのこと。
パッと見た瞬間の印象が全てでタイトルにした。

瞳の色･･･深い！　深い！

第５回ミューミュー展

　　　　　　　　　私はこの７点を出品しています

5回目となるミューミュー展が、昨年と同じ早稲田スコットホールギャラリーで、今日14日から始まっています。

昨日搬入に行ってきました。
半地下でレンガの壁という独特な雰囲気の中に展示すると、自分の絵がいつもとは違ったように見えるのが不思議です。

　　　　　　　　
　　　　　　　　新作小品も展示販売しています。

ボザール・ミュー、シャトンドミュー、で繋がったたくさんの作家たちから、今回は12人が参加しています。

19日（水）までの5日間。　ぜひお立ち寄りください。

　　　　　

　　　　　

甘えんぼ さくらちゃん

　　　　　　　　『 甘えんぼ さくらちゃん 』　パステル　50cm×35cm


長らくお待たせして、半月ほど前にやっとお届けすることが出来た肖像画の新作。
モデルはバーニーズマウンテンの さくらちゃん。
以前にも愛犬の肖像画を描かせていただいたことのあるIさんから、ご家族がお世話になったHさんへのお礼として、さくらちゃんの肖像画制作のご依頼を頂いた。
3年ほど前に天国へ旅立ったさくらちゃん･･･。　お預かりしたお写真は3枚。　いわゆる肖像画らしいおすまししたお写真もあったけれど、一番さくらちゃんらしいというご希望もあって、ちょっと動きのあるこのポーズに決定。　その上で、お写真に写っている中から絵ではカットするもの、逆にプラスするものなどの検討を繰り返した。　
背景にはさくらちゃんへのHさんの想いの象徴として名も無き花々を描き添えた。
額装を終えてからタイトルを考えた。 身体は大きいけれど、気が小さくて、とてもやさしい性格だったという さくらちゃん。 きっと心を許したHさんの前でしか見せなかった 絵の中のさくらちゃんの表情が、とても甘えんぼさんに見えた。
さくらちゃん、これからは毎日絵の中からHさんに笑顔を届けてね。

見返り 亜鈴ちゃん

　　　　　　　　　　 『 見返り亜鈴ちゃん 』　パステル　15cm×21cm


久し振りの肖像画新作のご紹介。

モデルはアメショーの亜鈴（ありん）ちゃん。
亜鈴ちゃんを描くのは2作目になる。　1作目は三姉妹お揃いで･･･。　そして今回は亜鈴ちゃん一人でということになった。
長女の永遠（とわ）ちゃん。　次女が亜鈴ちゃん。そして三女は繭（まゆ）ちゃん。
実は亜鈴ちゃんが一番先に天国へ旅立ってしまった。　そして一昨年秋には永遠ちゃんが･･･。　繭ちゃん、K さんの愛情をいっぱいもらって、お姉さんたちの分まで長生きしてね。

この絵をお届けしてすぐに、依頼者の K さんがご自分のページ、ブログでご紹介してくださいました。　この絵も含めた“アメショー三姉妹”コーナーの展示風景もUPしていただき、大変うれしく拝見しました。
すみません･･･私の方がご紹介が遅くなってしまいました。

鬱金色の瞳

　　　　　　　 　　『 鬱金色の瞳 』　パステル　10cm×10cm


10cm四方サイズ瞳シリーズの新作。

「うこんいろ」と読む。
日本の伝統色の中にこの色を見つけて、「これだ！」と思った。　読めるけれど、書けない･･･そんな漢字だけれど、あえてタイトルに使うことにした。

瞳シリーズの楽しみの一つ･･･それは描いた瞳と同じ色を日本の伝統色の中で見つけ、さらにその名前まで一緒に楽しむこと。
まだまだ素敵な名前が付けられた魅力あふれる色がたくさんある。　その色の瞳を描く時が待ち遠しい。

6月のカレンダー

フェイスブックのご機嫌をうかがっているうちに、気が付いたら6月に入っていました。（泣＋笑）

今月のカレンダーは久しぶりの元さん作品です。
外に出ることが全くと言ってもいいほどなかった元さんにとって、梅雨に入っても天候は関係なし。 とにかくよく食べ、よく寝ていた元さんでした。　
きっと天国に行ってからは、綺麗な花々の中で思い切り寝ていることでしょう。　そんなことを考えていたら、『 夢花 』というタイトルが浮かびました。

カレンダーに添えた今月のコメントは以下の通りです。

雨の季節は外出せずにお家で過ごすに限る。　ゴロゴロしているうちに、ついウトウト･･･。　いつの間にか迷い込んだ世界は夢の花々でいっぱいだった。　止まない雨はない。　いつか陽の光を思う存分浴びることができる時のために、ゆっくりと英気を養っておくのも大切なのかもしれない。

私自身にとっての6月は、元さんのように寝てばかりはいられないようです。 複数の展示会を控えていますが、落ち着いて一作一作を描いていきたいと思います。

今年はどんな梅雨模様になるのか？　天候も不順になりがちな季節です。　どうか体調を崩したりしないように気を付けられて、良いひと月をお過ごしください。