元気の源

猫が大好き、動物が大好きな、パステル画家・山中翔之郎のブログです。

たまプラーザ個展 始まりました

2013-11-29 11:40:50 | 日記

昨日28日から、東急たまプラーザ店のアートサロンで個展が始まりました。

一日目は・・・落ち着いたスタート。
お客様と猫談義に花を咲かせたり、またパステル画の技法についてのお話をしたり、ゆったりとした時間が流れていました。

ギャラリー内の様子をお伝えします。







                





        



明日からの2日間、30日(土)・1日(日)、そして最終日の4日(水)は、11時頃から17時過ぎまで会場に居ります。
ぜひお出かけください。
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たまプラーザ個展 2nd

2013-11-27 02:03:48 | 展示会
                           『 どっぷり クリスマス 』



明日28日(木)から、東急たまプラーザ店4Fのアートサロンで個展を開催いたします。
昨年に引き続いて2回目になります。

あえて特別なテーマは設けず、ただひたすら身近な動物たちの魅力を楽しんでいただければと思います。
猫が中心ですが、犬・うさぎ・リス・フクロウも・・・。

新しい試みとして、出品作の一つ『 どっぷりクリスマス 』(↑)の制作過程を何枚かの画像プリントで見ていただけるようにしました。
併せて、使用している何種類かの用紙の見本、パステル・擦筆の実物も展示し、実際に手に取っていただくことも出来ます。
パステル画そのものにご興味をお持ちの方にも楽しんでいただけるかと思います。

また今回も家族の一員である動物たちの肖像画制作を承ります。
ご相談だけでもお気軽に・・・。
ぜひお写真をお持ちください。

私の在廊日は、28日(木)・30日(土)・1日(日)・4日(水)11:00 ~ 17:00 です。
お会いできるのを楽しみに、お待ちしております。
詳細は下記をご覧ください。


           


     


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ドアの後ろで・・・

2013-11-24 02:06:00 | My Works -仔猫-
                『 ドアの後ろで・・・』


元さんがうちに来る何年も前に・・・、我が家には亜美ちゃんというトラの女の子がいた。
たぶん生まれてからまだ一ト月も経っていなかった頃だったと思う。
目脂で両目が開かないほどの瀕死の状態で道に落ちていた(?)一見真っ黒なかたまり・・・。 それが出逢いだった。
生命力が強かったのだろう・・・。 獣医さんからも「危ない」と言われていたにもかかわらずに元気を取り戻し、仔猫時代の数か月は、外出時も籠に入れて一緒に連れて歩いたりしていた。
“亜美”という名前も、真剣に姓名判断の本を読んで、最高の画数を選んだ。
しかし、まだほんの数年しか経っていないある日、亜美ちゃんは突然姿を消した。
捜索用のチラシも作って捜し続けてが・・・、二度と会うことはなかった。

まだその頃の私は、絵の世界とは全く縁遠い毎日を過ごしており、亜美ちゃんの姿を描くことはなかった。
ただ、仔猫から中猫へと育つ頃に撮った写真はかなりの数・・・。

絵の世界に飛び込んでからは、元さんを描くことが圧倒的に多いが、時折ふと亜美ちゃんを描きたくなることがある。
今回ご紹介することにしたこの『ドアの後ろで・・・』は、本格的に制作活動を始めてからいくらも経っていない頃に、亜美ちゃんのたくさんの写真と共に、想い出に浸りながら描いた作品である。
行方不明のままだから、亜美ちゃんは若い時のままでずっと私の心の中にいる。
しかし、年齢を考えれば今はもう・・・???
あちらで元さんと出逢って、あれこれと私たち家族のことを話題にしてくれているかな???

元さんと比べると一緒にいた時間はかなり短かったけれど、今思い返してみても、亜美ちゃんと過ごした毎日も掛け替えのない日々の連続だった。
亜美ちゃん、これからも・・・、何度でも・・・、描き続けるからね。
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一緒にお願い -天の川の詩-

2013-11-18 23:52:59 | My Works -天体シリーズ-
                        『 一緒にお願い 』-天の川の詩-


ここ数日はしし座流星群のピークとか。
ベランダに出て夜空を見上げてみたけれど・・・、残念ながら雲が出ていて、その僅かな切れ間から満月を過ぎたばかりのほぼ真ん丸に近い月が辛うじて見えただけだった。
その切れ間が広がることを願ってしばらく粘ってみたが、無駄な抵抗だった。

そこで・・・、まだ数日はチャンスがあると思うが、ちょっとこの絵をご紹介することにした。(↑)
数年前“天の川展”という企画展への参加を決めた時、こんな雰囲気のメルヘン調の作品を何点か描いた。
しかし最初のうちは、企画展のタイトルに副って夜空には天の川だけ。
やがて何点か描いた後、そこに流れ星を描き入れたくなった。
マット紙のカットをこんな変わった形にしたのにも、それなりの考えがあった。
決して大きな絵ではない。 それでも、少しでも夜空の高さと広さを感じていただければと思った。

東京では、どんなに晴れた夜でも天の川を見るのは不可能・・・。
更に今夜のような条件では、せっかくのしし座流星群を観察することも難しい。
せめてこの絵をご覧いただくことで、本来なら雲の向こうに見えるはずの流れ星たちを・・・、さらには天の川もいっしょに楽しんでいただければと思う。
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2013 クリスマスカード

2013-11-16 16:14:06 | My Works -クリスマス-


ここ二年ほど、超ミニミニサイズの額に合わせた作品を描いています。
そのサイズは、なんと3cm×4cm。 額を入れても、6.5cm×8cmほどの小ささです。
さすがに細密に描くのは無理なので、“遊び心シリーズ”でおなじみのラフタッチで・・・。


       



構図もあまり凝ったものは難しく、何パターンかのポーズに限定されますが、ちょっと表情を変えてみたり、もちろん様々な色を使い分け、一点一点手描きのオリジナル作品です。

X’masが近づくと、絵の中の子たちもサンタの帽子をかぶったりして、一気にクリスマス・バージョンに・・・。
そこで今年のクリスマスカードは、今まで描いたミニミニ作品の中から何点か選んで散りばめてみました。
2種類のうちの一つは冒頭の猫バージョン。(↑) そしてもう一つは、うさぎバージョンに・・・。(↓) これまでとはちょっと違った趣になりました。


        



既存の人気カード(↓)と併せて使っていただけると嬉しいです。

      



新作の入ったセットは、12月半ばに開催予定のシャトン・ド・ミュー、および横浜Art Gallery 山手のクリスマス展にて販売する予定です。
それぞれのご案内とセットの内容は、もう少し近づいてから改めて・・・。

また郵送でのご購入をご希望の方は、atelier-sho@t.vodafone.ne.jp か、facebookのメッセージで送付先をご一報ください。 新作を含めた全12種、及び2014年の元さんカレンダーのご案内を送らせていただきます。
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ぬくぬく 出るのはイヤッ!

2013-11-16 02:46:22 | My Works -我が家の元さん-
        『 ぬくぬく 出るのはイヤッ!』



ここ数日は真冬を思わせる寒さが続き、まさにこの絵に付けたタイトルの気分・・・。

元さんがいたら・・・、今ごろきっとこんな姿を見ることができたのだろうな。

この時も・・・、手だけが出ているところを見つけてちょっと毛布を持ち上げてみたら、不機嫌そうな顔をした元さんがこちらを睨んでいた。
「ごめんね、起こしちゃって・・・」
思わず謝った。 すると、出したままの手の指がちょっと広がったようだった。
すぐに毛布を元に戻したのは云うまでもない。

今も、少し盛り上がって見える形をした毛布を見つけると、その端をちょっと持ち上げてみたくなる。
そこに何もないことは分かっていても・・・。
ぬくもりの恋しい季節がやってきた。
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星舞台 -バレリーナ・エカテリーナ-

2013-11-12 15:29:50 | My Works -肖像画-
             『 星舞台 -バレリーナ・エカテリーナ-』


まだ湯気が立っているのでは・・・???
10日の早朝に完成したばかりの新作をご紹介。
「えっ、こういう感じの絵も描くの?」と言われそうだが・・・。

前回ご案内したように、今日から シャトン・ド・ミューで始まった“ エカテリーナ展 ”に出品するためにこの絵を描いた。
モデルはシャトン・ド・ミューの館長 並木くに子さんの愛猫 エカテリーナちゃん。
“伝説のモデル猫”と言われるだけあって、エカちゃん用にオーダーメイドも含めた何十着にもなる様々な衣装が作られたという。
膨大な数の写真の見ると、どんな衣装を身に着けてもエカちゃんはいつも満足気な表情で、時には楽しそうに、また時には堂々としていた。

絵の参考にと10点ほどの画像が送られてきた。
顔以外は全て奇麗な衣装に包まれているものから、珍しく何も身に着けていない裸(?)まで・・・。
その中で私が惹かれたのは、バレリーナの衣装を身に着けたエカちゃんだった。
私の勝手な考えだが、あまりに衣装が派手だと主役のエカちゃんが翳んでしましそうだったし、かといって何も身に付けていないのはエカちゃんらしくなかったから・・・。
本来の猫らしさと、同時にエカちゃんにしかない魅力を表現するのに、この一見シンプルな衣装姿はピッタリだった。

何回も、何時間も、繰り返しその画像を見ているうちに、私の頭の中には一つのイメージが生まれ、大きく広がっていった。
エカちゃんは既に数年前に天国へ旅立っていた。 我が家の元さんが逝った頃より少し前だっただろうか・・・。
エカちゃんを描く時に、並木さんの気持ちを意識せずにはいれないことは十分に分かっていた。 そしてその気持ちは、私が元さんとの別れの時に感じたものと同じであることも・・・。

バレリーナ姿のエカちゃんを星空の中に描くことにした。
エカちゃんを取り囲む星々は、元さんを描いた時と比べるとかなり華やかになった。
それはまるで花のように・・・。
その色彩の一つ一つが、エカちゃんと並木さんとの数えきれないほどの想い出。
そして振り返ったエカちゃんの視線の先には、きっといつも並木さんの笑顔が・・・。

どうかぜひ眼の前で原画をご覧いただきながら、皆さんそれぞれの愛猫との想い出に浸っていただければと思う。


明日13日(水)は、私も終日在廊しています。
ぜひお出かけください。
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“ エカテリーナ展 ”のご案内

2013-11-11 01:57:12 | 展示会


シャトン・ド・ミューの扉を開けた来廊者の皆さんは、正面に飾られたエカテリーナちゃんの写真に、思わず「わっ!」と驚きの声を上げ、更にギャラリースペースに目を向けると「きゃぁぁぁ~~~!」という叫び声に変わる。

これは・・・私の想像です。
しかし、そんな光景が容易に思い浮かぶほど、明日からのシャトン・ド・ミューの中は華やかさでいっぱい!
明日(正確に言うと、もう今日)11日から、シャトン・ド・ミューの館長 並木くに子さんの愛猫、故エカテリーナちゃん(↑)の展覧会が始まります。

エカちゃんは伝説のモデル猫。
和装・洋装・水着からチュチュまで、どんな衣装でも見事に、そして実に自慢げに着こなしていました。
その姿を描いた作家も多く、今回の展覧会にはそういった作品と共に、エカちゃんの懐かしいモデル姿の写真と実際の衣装も展示されています。

私は今回のために初めてエカちゃんの絵を描きました。
それはまた改めてご紹介させていただくことに・・・。


シャトン・ド・ミューが9月1日にオープンして以来二か月間、私も含めてその運営に関わっている作家たちが代わる代わる皆さんをお迎えする役をしてきました。
そしてついにこの11月4日から、並木くに子さんが正式に館長として常駐しております。
ボザール・ミュー時代の初期からのご縁で、今度は館長としてシャトン・ド・ミューの新しい顔になってくれることと思います。
またこれまでと同じように、作家たちもできる限り在廊するつもりです。
並木館長はもちろん大の猫好き! さらに実に明るい性格の持ち主で、館長の周りにはいつも笑い声が絶えません。
ご観覧方々、猫談義に花を咲かせていただければ嬉しいです。

ちなみに・・・、13日(水)は、私も終日在廊して、並木館長と共に皆さんをお迎えする予定です。

“ エカテリーナ展 ”は21日まで開催しています。
今回限定の楽しいグッズ類もたくさん用意しています。
ぜひお出かけください。

詳細はこちらを⇒ シャトン・ド・ミュー ホームページ
         シャトン・ド・ミュー Facebookページ


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夢 ぽかぽか

2013-11-09 01:53:41 | My Works -我が家の元さん-
     『 夢 ぽかぽか 』


このタイトル・・・、実は2006年の制作当初は『 夢 ふかふか 』だった。

我が家の元さんがお得意だった寝姿“カタツムリ”ポーズは、その頃までに既に何作か描いていた。
そこでこのちょっと大胆な構図を思い付いた。
作品の下半分が暖かそうな色で埋まったのは、元さんのこのポーズが冬限定だったからかもしれない。
その色に一つ一つは、きっと元さんが見ていたであろう夢をイメージしてみたもの。
そしてタイトルを付ける時、少々悩んだ末に思い付いた言葉が“ふかふか”だった。
布団の上で突っ伏している元さんの姿が印象深かったのだろう。

幾つもの展示会に出品し、結構な人気者になっていたが・・・、この元さんを連れて帰ろうという方には出逢わなかった。

そして2012年の5月、横浜Art Gallery 山手恒例の“猫の展覧会”で、ついに素敵な出逢いが・・・。
長い時間を掛けてご購入を決心された O さんは、その瞬間から堰を切ったようにこの絵に対する思いを語り始めた。
それはもう作家冥利に尽きると言っても言い過ぎではないほど、嬉しくありがたいものだった。
そしてそのお話が5分・・・いや10分以上続いた頃だったか、ふとあることに気付いた。
O さんが既に何度も口にされていた絵のタイトルが・・・あれっ???
それが『 夢 ぽかぽか 』だった。
そのことに気付いてからもしばらくは、それがあまりにも自然で、まったくと言っていいほど違和感を覚えない自分が不思議でならなかった。
「もしかしたら、自分が勘違いをしているのかな・・・??? いやいや、そんなはずはない・・・」と何度も自問自答したほど。
O さんのお話がちょっと落ち着いたところで、額の裏面に貼り付けてあるタイトルを記した用紙を確認してみた。
「わぁぁぁっ、ごめんなさい!」
O さんのその慌てようと言ったら、こちらの方が申し訳ないほどだった。
「そんなに気にしないで・・・」と慰めながらも、その場に居合わせた全員で大笑い!
O さんの頭の中には、すっかり『 夢 ぽかぽか 』としてインプットされていたようだった。

後日作品を郵送する際に、私はタイトル用紙を『 夢 ぽかぽか 』に書き直した。
O さんはそのことをずいぶんと恐縮されていたけれど、そういうことがあってもいいと思った。
全く見当違いのことを言われても困るが、この“ぽかぽか”は実にピッタリ!
むしろ当初の“ふかふか”よりも、私自身が気に入ってしまった・・・のかも???
楽しいエピソードが加わったことで、この絵はさらに長く強く O さんに愛され続けるだろう・・・という思いが強くなった。

ぽかぽか・・・そんな言葉が恋しい季節になってきた。
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副田道子さんの写真展

2013-11-08 23:37:06 | 展示会


今日8日から、副田道子さんの2回目となる写真展 “ 在るがままに 意のままに ” が始まりました。

初めての写真展を開かれてからもう2年・・・。
ノラ猫たちの姿を映した作品の数々に、心が温かくなったことを想い出します。
写真と絵画の違いはあっても、同じ平面表現。
私もノラ猫だけで何回も個展を開いてきたこともあり、副田さんの作品から滲み出てくるノラ猫たちへの優しい眼差しに共感を覚えました。

あれから2年・・・、今回のDMの写真とタイトルを見て、すぐにでも飛んで行きたいのですが・・・。
今は10日に搬入する作品の完成に集中し、来週になったら必ず副田さんのノラたちに会いに行きたいと思っています。

会場は有楽町。
お近くにお出かけの際は、ぜひお立ち寄りになってみてください。
すっかり冬の気配が感じられるようになり、外を歩く背中が丸くなり始めた今日この頃・・・、きっとほんわかしたひとときを過ごすことができると思います。
私も・・・楽しみです。

副田さん、一週間頑張ってください。
素敵な出逢いがたくさんありますように・・・!


詳細は下記のとおりです。


       
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あ・そ・ぼ (再び)

2013-11-06 01:51:09 | My Works -仔猫-
        『 あ・そ・ぼ 』



今から12年余りも前になる2001年の9月11日、アメリカで起きたあの同時多発テロの日・・・。
TV画面を通し、その悲惨な瞬間をリアルタイムで見た方も多いのではないだろうか。

その週、私は銀座ボザール・ミューで5回目となる個展の真っ最中だった。
10日の月曜日が初日。 その日は平日にもかかわらず、忙しい悲鳴をあげっ放し・・・。
ところがその翌11日は朝から台風が直撃し、夕方になっても来廊者はゼロ。
今日はどうしようもないな・・・と諦めかけたころ、その日初めてにしてたった一人だけのお客様が来てくださった。 とても嬉しかった気持ちを懐かしく想い出す。
そしてその夜、何気無く見ていたテレビの画面に、あの忌まわしい事件の映像が飛び込んできたのだった。

台風には直撃されるわ、前代未聞のテロが起きるわ、余りに印象深いことが重なったこともあって、秋になると毎年あの一週間のことが甦ってくる。
今年は10月半ばになっても台風が相次いでやってきたりで、想い出すのがちょっと遅くなったけれど・・・。


今回ご紹介する作品『 あ・そ・ぼ 』は、上記の第5回個展出品作の一つ。
その回だけではなく、私の全仔猫作品の中でも5本の指に入る人気者だ。 
まだ目の色もはっきりしていない頃の仔猫は、“可愛い~~~!”の塊。 おそらく見る者全てを微笑ませてしまう無条件の魅力に、はたして対抗できるものが他にあるのかと思ってしまう。
きっと・・・、仔猫に限ることなく、人間も含めたあらゆる生物の小さな命が放つ瞳の輝きに気付いたなら、人はもっともっと他人(ひと)に優しくなれるはず・・・。
人間同士の悲しい出来事がこんなにも多いのは、いつの間にかその瞳の輝きを忘れてしまったからなのではないだろうか。
この世に生を受けたものは、幼い頃に誰もがみんな間違いなく持っていたはずなのに・・・。

毎年秋の訪れと共にあの時の一週間が甦ると、『 あ・そ・ぼ 』の前で微笑を浮べてくださった方々の顔と、TV画面に写し出された絶望の風景が重なって、なんとも複雑な感情に襲われてしまう。

“平和”とか “幸せ” とか・・・、そんなに簡単で単純なことではないと言われれば、確かにその通りかもしれない。
しかし、仔猫の純粋無垢な可愛さにふと感じる安らぎ・・・。 そんな単純で他愛のない気持ちを大切にすることが、実は何よりも先ず必要なのではないかと思う。 
そういう気持ちを一人でも多くの人が想い出し、そして二度と忘れないために・・・、私の描く絵がたとえささやかでも、そのきっかけに成ることができればと願っている。
世界中の人たちの心の中にきっとあるはずの、純粋にやさしい気持ち・・・。 その一つ一つは小さなものでも、それが集まり大きな輪となって、いつの日か真の“平和”が訪れますように・・・!
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黒猫展 終了しました! そして・・・

2013-11-04 11:25:37 | 日記



シャトン・ド・ミューで開催されていた“黒猫展”が、昨日3日無事に終了いたしました。

ボザール・ミューの頃から“黒猫展”を楽しみにされていた皆さま、そして今回初めてお出かけいただいた皆さま、本当にありがとうございました。

「今回は残念ながら・・・」「行きたかった~!」等々のお声も多数聞いております。
これからも次々と個展・企画展が予定されています。
年内の予定は ↑ の通り。
お目当ての展示会の時はもちろん、気が向いた時・・・、銀座方面にお出かけのついでに・・・、ぜひ気軽にお立ち寄りください。

ちなみに、私が参加する予定のミュー企画展は・・・、
11月21日からの“エカテリーナ展”
12月9日からの“モノクローム展”
12月16日からの“クリスマス展”

「個展は・・・?」とご心配くださる方に・・・。
ミューでの私の個展は、例年と同じく4月に予定しているのでご安心ください。


黒猫展が終わっても、シャトン・ド・ミューは、いつでも猫!
これからもぜひお出かけください!
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黒猫展 在廊しています!

2013-11-02 00:22:38 | 日記



シャトン・ド・ミューで開催中の“ 黒猫展 ”、残すところあと2日間となりました。

日が替わって今日2日(土)と、最終日の3日(日)は、私の当番日。 オープンからずっと在廊しております。
天気予報では、2日は心配なし! 最終日も・・・何とか大丈夫かな・・・。
たくさんの、そして様々な黒猫たちがお待ちしております。
ぜひお出かけください!
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光の中で・・・ 3 (再び)

2013-11-01 10:46:43 | My Works -黒猫-
        『 光の中で・・・ 3 』



以前にもすでにご紹介した作品だが、今開催されている黒猫展が終わらないうちに、もう一度この懐かしい黒猫作品をご紹介させていただくことにした。

この『 光の中で・・・ 3 』を描いたのは、まだ21世紀になる直前の1999年冬。
そしてその年の7月に開いた私にとって記念すべき第一回個展のDMに使った作品である。

それにしても・・・、今改めて考えてみてもなんと大胆だったことか。 顔の表情はほとんど見えず、暗闇をバックに描いた黒猫の後ろ姿をDMに使うとは・・・。
「これ、インパクトがあってイイわよ、きっと・・・」
何の経験もない私にとって、当時のボザール・ミューのオーナーからいただいたアドヴァイスは絶対だった。 そしてその長年の経験から生まれたひらめきは、恐ろしいほどに的確だった。
「ぜひ原画を見たいと思って・・・」
DMを手に、たくさんの方が来てくださった。

あの時の何とも言いようのない喜びの感情が甦ってくる。 今想い出しても、鳥肌が立つほどの感激に浸り続けた一週間だった。
あの経験が、あの時の思いが、まさに今の私に繋がっている。
またひとつ大切な初心を想い出すことができた。
もちろんしっかり前を向いて歩き続けることが何よりも大切だが、それが少し辛くなったときは、ほんのちょっと足を止めて後ろを振り返ってみるのも悪くない。
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