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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-233
9)再びインドを歩く
日記から-15
7月2日 (月曜日) 晴れ
昨夜は何かによって痒いのと暑いのでまともに眠ることが出来なかった。
痒みは部屋のベッドが余り綺麗でないので、ノミや南京虫はいそうであった。
それでいてロッジの宿泊料が15ルピーとは高かった。
暑い。昼からが暑い。昨日も今日も昼からがもっと晴れて今日はおまけに水が手に入らない。
だから、一度に3kmぐらいしか歩けない。そもそも水が飲めなくなると体が熱くなり、だるくなるのである。
そうなると歩く気力がなくなる。歩けないのである。
その様な時に差し出された水がどのような水でも飲まなくてはいけないのである。
インドでは井戸の水などは井戸の外で洗濯、食器洗い、簡単なシャワーをして、ともするとまた井戸の中にその水が入って行ったりしている。
その様な水も飲むことが多いし、その様な井戸でなくても、水が透明でないものもある。
この様な水を飲まざるを得ないから、下痢をしているのであろう。
甘いお菓子ミスティーを売っている店
昼に小さな村で食堂がないか聞いたら、10km先にあると言う。
その食堂までは待ちきれずに簡単なお菓子を食べられる店を探していた。
その時、親切な男の人がプーリー(チャパティ:15~20センチの円形の薄いパンを油で揚げたような物)と簡単なカレーを奢ってくれた。
他にもその店の人が甘いミスティー(砂糖を固めたようなお菓子)とチャーイをくれた。
二人の人には本当にありがとうと言いたい。
今日の夕方はドライブインには見放されているようだ。
今日の昼までは町がズ~と続いていたが、午後からは村もない平原である。この辺は海抜が高い高原ではないかと思う。
だから、なだらかな上下の道があるので、水田のようなものはない。とにかく回りに何もなく、参っている。
そこに警察署があった。その警察に泊めてもらうことにした。
何とか最後にラッキーなことがあった。
出費 5.40ルピー
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