徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-729

2015-02-20 07:34:18 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く (イラン) -350

13)イランを歩く

日記から-4

11月24日(土曜日) 快晴

 砂糖を探しているのだが手に入らない。
ここイランではパキスタンと違い店を探すのが大変である。それは街が広く店がまとまっていないからである。
その上、ペルシャ語が分からないからでもある。
パキスタンでもウルドウ語は分からなかったが、それでも最後には感覚で少し理解できた。
その他、パキスタンでは英語を話さない人の中にいても何故か結構楽しく過ごせたのであった。
ところが、このイランでは俺がペルシャ語が分からないし英語を話す人がビックリするほど少ないのである。

 俺は今日からが本当のイランの歩きの始まりであると思っている。
今までは情報もなく時差があるのも知らず、このザヘダンまで来た。これからである。

 道路は新しく舗装されて綺麗だ。ザヘダンまでは新しい道は開通していなかったが、ザヘダンから後は新しい道を使っている。
だからか、新しい道は大型トラックが多い。そしてそのトラックのスピードが速い。
それで、今まで通り俺の歩くのが右側通行では危なく思うのである。
今までは車が左側通行だったので歩くのは右側通行したが、これからは車が右側通行なので、俺は左側を歩き真正面から対向車を見れるようにしたい。
それだけではまだ危ないので、なるべく車があまり通っていない古い道を探し歩くようにする。

 新しい道路は出来上がったばかりである。そこには舗装された路肩があまりない。
その舗装されていない路肩はガタガタしてやはり歩きにくい。
その様なわけで古い道だと車も少なく一応、舗装されているので歩きやすいことは良い。
だが、古い道路は道が切れたり、道路の上に土の山があったりする。
それで埃が舞い上がり、石とか砂が靴の中に入り苦労をする。
これではパキスタンの時と同じである。

iran-09.jpg
イランのロードワーカー達、彼らも親切で気持ちが良い。

 新しい道路を歩いている時にアスファルトを敷いているロードワーカーたちと話をする。
彼らに水と昼食をもらう。その時、俺も彼らと一緒にダンプに乗って仕事現場と飯場を往復したのである。
そう言えば、アメリカもオーストラリアでも同じ様なことがあった。
何処の国でも労働者は同じ様に親切で気持ちが良い人が多い。

出費 100リアル

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筆者は現在、韓国に在住して、以下の様な韓国ビジネスサポートをしています。韓国に関して聞きたいことがあれば、そのホームページをご覧になり、お聞きください。

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