古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

東芝ラジオ製/かなりやRS(2SP)

2014年07月14日 | 家電

昨日の行商骨董市は天気予報が変わり、雨の中の行商となってしまいました。

雨の中、ご来店いただいた方々におかれましてはあつく御礼申し上げます。

 

ところで、最近は「かなりや」の治療ばかりで一応、先日の「RS」も治癒したところで

飼ってる「かなりや」に集まってもらう。

総勢5匹(羽)。。。一度に鳴くとうるさいので、それぞれの巣に帰って頂くとして、一番手前の

「かなりや」は未だご紹介してないので、これを機会に。。。

同じ「RS」でのこちらは「2SP」タイプになります。

なので、横長のボディとなります。

この時代になると「マツダ」の影は薄く「東芝色」してます。

プラグは純正の「東芝製」となりますがコードは後年、交換されているかもです。

シャーシの状態も綺麗でちゃんと鳴きます。

真空管に一部他メーカー(ナショナル)へ交換されてモノがございます。

「かなりや」の中では「あっさり」したデザインになる「かなりやRS(2SP)」

¥15,000-(送料別)

 

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行商のご案内

2014年07月10日 | 行商

今週末7月13日(日)は恒例の骨董市「誠市」への「行商」となります。

場所はいつもの福井県鯖江市「誠照寺 誠市」(6:00~14:00)。

台風一過でお天気は良さそうなので、お近くにお越しの折には、お立ち寄り下さい。

 


Uranium glass

 

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精工舎 天使の置時計/大正期

2014年07月07日 | 時計

大変希少なアンチモニーではないブロンズ製天使の置時計です。

あえて銅製と書かずにブロンズ製と表現させていただいたのは、銅の割には固くて重く感じ

砲金かも知れませんし、幅を持たせたわけでご了承ください。(10円硬貨も純銅ではありません)

当然、レストア過程でケースからムーブメントを外し、クリーングを施したのですが裏蓋の内側に大正期購入の

記載がございましたので「大正期」と判断します。

実は天使の足の裏に溶接跡があり本来は台座のようなものが有ったのかも知れません。

後年、裏側の平脚を着けたようにも想像出来ますが、材質も同じものを使ってあり違和感はありません。

左右の天使の表情も素晴らしい出来です。

写真では大きく見えますが、文字盤の大きさで直径5センチほどしかない大変、小さな時計です。

但し、その重さは「400g」もございます。文字盤も琺瑯で綺麗な状態を保っており

「MANUFACTURED BY SEIKOSHA.TOKYO.JAPAN」の文字も完璧に残っております。

ガラス風防は厚手の面取りカットガラスで少し青みかかってます。

尚、先ほどの文字が写真では2重に映っていますが面取りカットガラスのせいです。

100年にも及ぼうとする経年を考慮しても文字盤を含め大変、コンディションも良く元気に時を刻んでおります。

精工舎 天使の置時計/大正期:¥35,000-(送料別) 

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精工舎コロナ系コメット角型目覚まし時計

2014年07月03日 | 時計

今までもコメット系はいくつかこの場でもご紹介して来ましたが、今回は珍しい角型です。

早速、いつものルーティン作業。

片足はフレームから外れ、ゼンマイは巻き切った状態で不動。

全て、修理を施し間もなく蘇る。。。

非常にあっさりとした洗練されたデザインで現代でも十分通用する。

足の修理も終わり、各クロームメッキ部分も磨いて輝きを取り戻す。

裏面の各ゼンマイ巻きやヘソ目は当時のオリジナル状態を保ってます。

当時のカタログを観ると丸型より角型の方の価格設定が高かったようです。

以前、ご紹介した「精工舎目覚まし時計」が右端の丸型コメットで、今回ご紹介するのが左端になります。

日本時計学会、昭和24年12月号「時計」の表紙を飾る本機

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