福谷章子のまちづくり

さまざまな役割を持ちながら暮らす中で、日々出会い触れ合う人々、街、文化、自然、出来事についてつづります。

花に囲まれた墓地に思う

2018年04月30日 | ひとこと言わせて


木曽福島の街並みは、近年、建物の意匠が統一されつつあり、合わせて魅力的で美味しい食事場所や歴史的な観光スポットも整備されています。
歩いていて、とても楽しい街並みとなっています。

しかし、私が感じる木曽の魅力はそれだけではないのです。
洗練され統一感ある美しい街並みは大好きですが、もっと魅かれるのは人々が生活をしている空気を感じる街だから。

この百花繚乱の春に三岳の村を走っていて、魅かれたのは墓地です。
墓地と言えば、大きな公園墓地が都会では一般的ですが、ここでは一族ごとに墓地を管理している様子がうかがえます。
  

芝サクラで囲まれていたり、しだれサクラに見守られていたり、菜の花が揺れていたりと、どこも美しく飾られていて「暮らしの歴史が続いている」ことを実感します。

川べりの古い家並みも生活感が漂い、山間の水辺での生活は日々どんな様子なのだろうか?
と、想像します。
住んでいる人たちの息遣いが聞こえてきそうな気がします。

職住が分離された街並みに長く居ると、人の一日の生活とか一生とかが如何に分断されているかということに思い至ります。

一日一日を丁寧に生きる人になりたい・・・なんて思っているGW前半です。

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