12月30日は空の上から海岸線がくっきり美しく見えました。
特に、次々と現れては移動する瀬戸内海の島々の様子は面白くて夢中になりました。
北九州空港を飛び立ってまもなく現れた島は一本の長い線で結ばれています。
あれ?
反対側の島ともつながっています。さらにその先の島にもつながり、次々とその先を追いました。
橋です。
この時は気づかなかったのですが、しまなみ海道ですね♪
その後、淡路島から伸びる明石海峡大橋も発見しました。
「橋を架ける」ことについて、深く考えたことは無かったのですが、なぜか感動がこみ上げてきました。
前日には、関門橋の下で、九州と本州を結ぶこんな巨大な橋をかけることは何と大事業なのだろうかとその偉業に圧倒されましたが、飛行機から眺める橋は糸のように軽やかです。
離れた地を結ぶことは、人と人との往来を促し、交流を促し、文化が混じりあって多様性が増し、新たな価値が生まれる・・・ということが長い時間をかけて繰り返されるのだろう、と思いました。
その時に「橋を架ける」ことの素晴らしさに感動したのです。
それは、物理的に「橋」を架けることだけではなく、私たちの生活の営みの中の些細なところでも必要なことなのだと。
橋になればいいんだナ。
人と人をつなごうとか、絆を結ぼうとか、そんなことを一生懸命考えてきましたが、ただ利用されるだけの「橋」というのもステキな存在なのだと気づきました。
そんなことを考えていたらそろそろ着陸です。
東京湾上空、飛行機が高度を下げたら、富士山が高いところに見えました。
まさに、頭を雲の上に出す富士山です。
年の瀬の慌ただしい期間の旅でしたが、生活から離れ、現実から離れ、居住地から離れてたくさんの思いを抱いた旅でした。
間もなくカウントダウンです。
今年も大変お世話になりました。
ブログを読んでいただいたことに心から感謝しています。
来年も、どうぞよろしくお願いします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます