福谷章子のまちづくり

さまざまな役割を持ちながら暮らす中で、日々出会い触れ合う人々、街、文化、自然、出来事についてつづります。

木曽で過ごす

2018年04月29日 | 自然


ゴールデンウィーク前半は、木曽の三岳にある山小屋で過ごしています。
木曽に来ると必ず立ち寄るのが牧尾ダムです。
例年、4月下旬の牧尾ダムは桜が満開ですが、今年は既にほとんど散っていたのでダム湖の周辺を歩いてみました。
 

この春のダム湖は、御嶽山から注がれる水を豊富に湛えています。
 

ここから木曽川に注がれて尾張地方の飲み水となり、木曽川から愛知用水に流れて知多半島の農業用水となり、そこでできた野菜が全国に届き、私は千葉でこの水で育った野菜を口にしているのかもしれない・・・。
そんな巡り巡る因果を考えさせる力が、遠くにそびえる山々にはあるようです。

木曽の山中は芽吹きの季節です。
タラの芽やフキが、みずみずしく空を見上げ、枯れ葉を押しのけて顔を出しています。
  

人の多い平野で春を過ごし息切れ寸前で迎えたゴールデンウィークに、少々の苦みを加えながら新鮮な気持ちに引きもどしてくれる山野草。
もう少し、高い山と緑と花とせせらぎの音に囲まれて過ごしていたいと思います。


スーパーブルーブラッドムーン

2018年02月01日 | 自然


昨夜(1月31日)は空を幾度も見上げる夜でした。
私のまなざしの先はお月様。
この夜は「スーパーブルーブラッドムーン」という名がついています。
   

スーパームーンは通常の月と比べると14%大きく30%明るく、年に4〜6回現れ、ブルームーンは2年8カ月に1回、皆既月食は年に2回以上、それぞれ起こるとのことです。
それぞれ単体で考えるとしばしば起きる現象ですが、3つ同じタイミングで起こるというのは珍しいことだと思います。

三脚なしのカメラは捉えた月を、ふいと逃がしたりして肩から首に力が入ります。
皆既月食になってからは雲との我慢くらべでした。

幸い寒さも感じず、充実した夜でした。

35年ぶりの天体ショーなのだそうです。

35年間の私は、どうしていなのだろう?
長男が生まれた頃か。

次は、ブルームーンと皆既月食が重なるのは2037年、30年後とのことです。
きっとこの世にいないだろうな。
いやまてよ。もしかしたらまだ居座っているかもしれない。
その時は、どんな状態でいるのだろう?

そんなことを思いながら、ひたすら見上げる夜空でした。

スーパーブルーブラッドムーンについてはこちらの朝日デジタルをどうぞ。

黄昏時は心を整える時間

2018年01月14日 | 自然


ひとつ前のブログの記事と全く違うことを書いています。

一昨日と同じ時間帯に同じ場所から、今日も夕焼けを眺めました。
今日は、富士山のシルエットがくっきりと浮き出ていました。

先週末は、どういうわけか夕暮れの魔物と同化してしまいましたが、今日は遠くの富士山を客観的に眺めて
「良い一日だった。明日もがんばろう。」
と、素直に思えるひと時でした。

別に何が変わったというわけではないのです。
でも、何かが違っているのでしょう。

そう。
人はずっと同じでいられるわけがない。
良きにつけ、悪しきにつけです。

子育て中に、子どもが病気になってオロオロしたり、いうことを全く聞かなくてイライラした時に、先輩ママから言われたことがあります。
「子どもは2週間もすれば成長して変わる。長い人生の中で、2週間くらい待てるよね。」

この言葉はずっと残っていて、今でも私の考え方の礎になっています。
ほら。
2週間と言わず、2日で気持ちが変わっている( ̄ー ̄)

何があったのかな。
早朝に姑から電話があり、どちらかといえばビックリスタートの日でした。

きっと、面白い目が覚めるような話を聞いたり、「貴女が必要だ!」と言われているような勘違いをしたのかもしれません。
単純だな(^^;

ちなみに、電話攻勢の義母とは、今日は4回話をしました。
1回目は「私はどうしてここにいるのですか?」
2回目は「今日は何があるの?」
3回目は「晩御飯はどこで食べるの?」
4回目は「怖くなった。もう今日で命はおしまい。話を聞いてくれてありがとう。」

私の気持ちの在り様によって、受け答えも変わります。
今は、明日のお題は何だろう?と思えるゆとりがあります。
日々、鍛えられています。


黄昏時は誰ぞ彼という不安な時

2018年01月12日 | 自然


日没直前
今日は真っ赤な夕焼けでしたが、沈む夕日のはるか上空は青い空。
夏であればブルーモーメントというのだそうですが、まさにマジックアワーです。

この空を見上げていたら、心が折れてだんだん落ちていくのを感じました。
珍しい。
いつもは夕焼けに勇気をもらい、明日も頑張ろう!と思うのに・・・。

お正月休みが終わり、本格稼働が始まってまだ4日です。
それも、とても緩やかな動きばかり。
緩やか過ぎて、前進感がないことがかえって心の重荷になっているのでしょうか。
この燃えるような紅の空に圧倒されてしまいました。



Wikipediaを見ていたら、この夕暮れの時間帯は、逢魔時(おうまがとき)といって、昼間から夜へと移る不安定な時間帯で魔物が出やすい、と書いてありました。

そうなんだ(^^;
私は、あの瞬間に魔物に囲まれて自分を見失っていたのかもしれません。
やらなければならないことが山ほどあるのに、私でなければダメというものは一つもないのではないか?
などとふと思った瞬間に、魔物に取りつかれてしまったのでしょう。

そういえば、映画「君の名は」でも黄昏時が重要な時間帯として扱われていました。

この次に夕焼けを眺める際には、純粋に感動できるように、週末はゆったり過ごしたいと思います。

みなさまも、穏やかな週末をお迎えくださいね。


あきのみち公園お散歩遊び

2017年11月28日 | 自然


快晴の土曜日
おゆみ野あきのみち公園はまさに秋色です。

遊びに来ていた孫たちを伴って、あきのみち公園を目指しました。
なぜなら、おゆみ野カフェを開催していて、逃走中をやったり、移動式遊具が来ていたからです。
孫たちは2歳と3歳なので、逃走中は遠慮して、移動式遊具に誘ってみました。

初めは遠巻きに見ていましたが、そのうち近寄って遊具を手に取って形を変えたり、遊具の上でバランスを取ろうとしたりします。
  

  

孫たちはすぐに他に気が散り、広場を駆け抜けたり斜面をよじ登ったり。
過ぎし子育ての日々を思い出します。

さて、あきのみち公園にお目見えの移動式遊具は、千葉大学大学院の原研究室のみなさんがデザインしたものです。
各地で子どもたちを遊ばせていますが、おゆみ野では有吉公園内に期間限定で常設し、学生さんがたびたび訪れて子どもたちの遊ぶ様子を観察しながら遊具の改良を重ねています。

そんなわけで、明るい色、スマートなデザイン、青い空、赤や黄色の樹木に囲まれて、まったりのんびり過ごした土曜日でした。

『まるごとおゆみ野』に移動式遊具の記事がありますので、ご一読ください。