福谷章子のまちづくり

さまざまな役割を持ちながら暮らす中で、日々出会い触れ合う人々、街、文化、自然、出来事についてつづります。

ちばレポと公園のリニューアル

2016年10月27日 | 都市問題


これは、おゆみ野秋の道のターザンロープ。
子どもたちが大好きだった遊具ですが、現在は取り外されています。
 

おゆみ野には、春の道沿いにもターザンロープがありましたが、そちらは既に撤去されています。

秋の道公園のターザンロープがどうなるのか現状はどうなのか、正確な情報を共有したいと思い、ちばレポでレポートをしました。
レポート内容は
「撤去されたままうらびれ感漂う看板 元気が出るターザンロープつけてください。 経費はどのくらいかかりますか?」
我ながらちょっといやらしい表現とは思いつつも、正直な思いを伝えました。

それから3週間たたずして、詳しい回答が公表されました。
「レポートいただいたターザンロープについては、木製支柱の根際の腐蝕により、危険なため「使用禁止」とさせて頂きました。根際の腐蝕は、ドライバーが刺さる状態(写真のとおり)ですので、この遊具については撤去します。 なお、同規模程度の遊具を設置するには、およそ700万円程度の費用が必要となります。」

まだ頑丈そうに見える柱ですが、根元が朽ちているそうなのです。
  

それにしても700万円とは!
聞くところによると、緑区の遊具の更新予算は年間300~400万円とのことです。
これでは、数字上は足りないことは理解できます。

しかし、それでいいのだろうか?
という思いがふつふつと湧いています。

これから、設置後20~30年が経過した遊具は次々と更新のタイミングを迎えます。
少ない予算の中では次から次へと撤去も余儀なしです(^^;
果たしてどのように更新していくのか?
その判断基準はどのようになっているのでしょうか。

たとえば、おゆみ野は地域によっては子育て世帯の参入が見込まれ、今後も子どもが増えそうなところがあります。
一方で、高齢化が進み子どもが少なくなっていく地域もあります。

千葉市全体を眺めても、今後の人口構成はおおよそ予測がつきます。

となると、高齢化が進む公園は遊具よりベンチの設置が良いとかドッグランが良いとか。
20年30年先を見越して子どもが公園を使う可能性が高い地域は、身体を十分に動かせるような遊具を設置するとか、走り回れる広場にするとか。
人口構成の変化を踏まえた公園のリニューアル計画を市として持つべきではないかと考えます。
パークマネージメントとはそういうことではないかと思うのです。

そのうえで、市民参加でリニューアルをするというのは大歓迎。

方針無くして予算の範囲内で対応すれば、どこもかしこも中途半端なリニューアルになっていくことは火を見るより明らかです。
現場の悩みが理解できるだけに、市としての確固とした方針を再度聞いてみたいと思いました。

一方でちばレポに関しては、投稿と対応された内容をどのように検証しているのでしょうか。

たとえば議会では、レポーターの登録数とか投稿数とかを課題として取り上げる質問をよく耳にしますが、投稿内容を分析して施策に反映させようとする議論はあるのでしょうか。
投稿数の蓄積もありその対応はそれぞれ個別にされてきているので、それらの状況を総合的に分析して今後の施策づくりや予算編成に反映させるような議会での議論を聞いてみたいと思います。
ちばレポをとことん活かすことが、予算を認めた議会の責務でもあるのではないかな~と思う次第です(*^^)v


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