福谷章子のまちづくり

さまざまな役割を持ちながら暮らす中で、日々出会い触れ合う人々、街、文化、自然、出来事についてつづります。

図上訓練 災害への備え 

2014年01月20日 | 都市問題

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 1995年の1月17日は、阪神大震災が起きた日です。

想像をしたこともないような状況がテレビ画面に次々と映し出され、何も手につかずにいたことを思い出します。

19年後のその日に、千葉市では本庁舎全体で図上訓練を行いました。

 

 Img_81861この訓練は、九都県市合同防災訓練の一環で、広域防災プランの検証と、防災計画の課題発見、そして災害対策本部における情報収集・分析・判断の対応能力の養成を目指している、とのことでした。

特に災害時は情報が錯綜し、事実と間違った情報とが混在し、情報の嵐にまみれることになります。

情報をどう集め、どんな風に分析して処理をするか、その流れは想定通りスムーズにいくかどうかを試しておくことは、初期対応として非常に重要なことです。

 

 当日は、10時から3時まで本庁舎8階に各局ごとのデスクを配置し、付与された課題を職員が次々に捌くというもの。

想定は、前日の午後4時にさいたま市を震源とするマグニチュードード6.9の地震が起きたというもの。

その18時間後から次々と起きる事態を想定しています。

たとえば、外国人が避難してきたけれど言葉が通じない、どうしたら良いか。とか、テレビ局から○○に関する取材要請が来ているが、どのように対応するのか、とか、白地図上に寸断された道路を塗り分け周知するなど、総計336項目を10時から3時までの間に次々に捌くという訓練です。

私が対策本部をのぞいたのは3時直前で、あと1項目で全て終了するという段階でした。

 

  Img_81891実は、東日本大震災の際には、私たち議員もそれぞれに地域の状況を捉え、各所管課に伝える者もいました。

現場の声は大切ですが、そういう場合、伝え方の配慮を欠くと、復旧対応の手を止めることにもなりかねません。

 

 そこでこのたび、議会でも災害対応の指針を策定し、災害対策会議を設置して、情報の集約と速やかな伝達を、効率的組織的にしていこうということになりました。

果たして、実際に議会ではどんな取り組みが可能か、実践してみなければならないと考えています。

 

 最後に危機監理官から、常に災害時を想定し、繰り返し訓練をすることが大切というお話がありました。

職員のみなさんは、通常の業務の合間にも、こういった訓練や、災害発生を想定してその場から役所に駆けつける、という参集訓練なども行っています。

それぞれの立場で災害への備えをしているということを改めて知りました。

議会でも、次の定例会では避難訓練ですな。

 

 


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