『ぬりものとゴハン』
赤木智子著 講談社
“あなたたち、こういう暮らしがいいんじゃないの~?”
と母が図書館から借りてきた本で、まわってきたのがコレ。雑誌編集者だった旦那さんが漆職人になるため、輪島に移住した家族の物語。彼女のほうは、新宿のギャラリーで働いていたのだけれど、今は輪島で研ぎもんのおばちゃん職人。一気に読み上げてしまいました
素敵、素敵。シンプルでセンスの良い暮らし。そして、赤木智子さん面白い!彼女の自然体であっけらかんとした明るい人生には拍手を送りたくなります。がんばってないし、上から目線の人生哲学を語るでもない。楽観的でおおらかで、ああこういう人なら楽しく田舎暮らしを送れるなあ、としみじみ思う。彼女のシンプルな感性が好き。
田舎に移住して、赤木さんたちみたいな暮らし、憧れてました。でもね、現実の私は田舎でやっていく自信がない。人間関係も自然環境もそうだけれど、一番は自分自身の問題で。彼女みたいにあっけらかんとものごと捉えられないんだな~。まあ、私も楽天的なほうではあるんだけれど、何かあるとすぐ家族とケンカしちゃう。今は便利なものに囲まれてるからやっていける部分もあるけれど、自然に囲まれて素の自分になったとき、私は楽しんでやっていけるのか。まだその段階にはいないんだな~、残念ながら。
いつかはやってみたい、住んでみたい田舎暮らし。あきらめてませ~ん。でも、今の私にはここ湘南ぐらいの(って言い方はある意味失礼?)、中途半端な田舎がとても居心地がいい。都心から遠くないから周りの人たちは大体会社勤めの普通の人々。でも、都心の生活がいやになって、移り住んできたような人たちが多いからこの人間関係も心地よいんだな。
チビの学校生活のこととかも考えると、我が家のド田舎de自給自足生活は次の次のステップになりそう。
というわけで、一時的と思っていたこの地にもう少し足をつけることになりそうです~。いま、具体的に動いてます。先日書いた相方からの衝撃メールともこれに関連したこと。ふふふ、気になる?続きはまた後日。
ふふふ、まだ秘密♪
田舎暮らしね~、ホントのド田舎行っちゃうと
住んでる人たちはその豊かな自然環境に気づ
いてなくて、パチンコ屋ができて大喜びしたりね(笑)。
すごい田舎にいかなくても、それこそ畑仕事
なんかを通じて自然と接してもらいたいよね。
といいつつ私はやっぱり畑とか労働苦手で、
口先ばかりなんだけど(^_^;
田舎暮らし、イメージだけだとあこがれるし、子供の成長にはいいだろうな、と思うけど、田舎者の私でさえなかなかむつかしいです。子供は畑仕事にしたくてたまらないんだけどね。