LOHASな日々@湘南

日々の暮らしの中にあるLOHASのヒントやちょっと素敵なことを徒然なるままに綴っていきます

山の宝探し

2012-02-24 10:48:01 | Nature


「おかあさ~ん!早く来て来てっ!!!ほら、アレ!アレがある!」

・・・相変わらずアレとかコレとか語彙の少ない長男の興奮した大声が外から響いてくる
アレって何だ!?ぬくぬくした部屋から外で出るのはなかなかハードルが高い。えいやっ、と重い腰をあげてようやく呼び声に答えれば、曇り空の下待っていたのは、柔らかな優しい萌黄色の宝石・・・そう、フキノトウ
あそこにも、ここにも、色んなところからポコポコと顔を出していました。いつの間に・・・。ぽわっと心の中に春の暖かさが灯る
ぱっと見つかるものは、食べるにはすべて開きすぎていたけれど、かがんで土に顔を近づけてみれば、あるある、柔らかな蕾たち。ふふふ。さっそく狩猟採集(!?)が大好きな近所のおうちをピンポーン。

「ここにはなさそうねー」
とぱっと見フキノトウの見えない手前の山も歩けば、きゃっ、踏んでる踏んでる草の陰。宝探しのような感覚が、なんとも採集魂に火をつけるんだなあ、ふふ

きゃあきゃあと大騒ぎの声に、「なんだ、なんだ?」と別の家からも姉妹がわらわら出てきて採集隊出動!お次は我が家に隣接している山へと移動。こちらは急傾斜なので、壁にへばりつくよう山を探す子供たち。楽し~い
山には境なんてないから、ずんずん前のお宅の敷地内にも入って行く子供たち・・・行きはよいよい帰りはこわい。なぜか帰りはつかまるところや足場が見つからず戻ってこれない~。山の斜面って奥が深いのであった。

昨年の3月以来、放射能が心配で実のところ山の恵みたちも微妙・・・。幸か不幸か子供たちが夏に食べまくる桑の実は剪定されてしまってほとんどありつけず、秋のシイの実も不作。口にあまりできなくて、正直ほっとしている自分もいた。現実に目をつむるわけでもなく、複雑な思いも抱えつつ、山の恵み、ほんの少し感謝していただこう
祭り状態の大騒ぎだったので、前に住む大分年上のご婦人たちにも子供たちが届けにいきましたよ~。自分たちでは山に入るのはもうキツイから嬉しい、と春の贈り物を喜んでくれて、こちらもほっこり。

ちなみに我が家では、萌黄色は消えてしまったけれど、フキ味噌にしました~
実家の床下収納で見つけた亡き母の手前味噌を使えば、作りながらなんだかしんみり。甘くてほろ苦いフキ味噌をお味見してたら色んな思い出がこみあげてきて・・・。ん~、スイート&ビターmemories(←ん?ちょっと違う???)

チビたちも大人になってフキノトウ見つけたら楽しかった幼少時代思い出してくれるのかなあ。忘れちゃうだろうな。でも、潜在的に何かの力になってくれるハズ、うん。
フキノトウより食べるにはタラの芽のほうがホントはいいんだけど~、と内心思っていたのはフキノトウたちには内緒
都心通勤圏内プチ山暮らしの季節のひとコマでした。


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迷いつつ・・・海藻三昧

2012-02-14 12:31:14 | Nature


まだまだ夜の薪ストーブは手放せないけれど、春が確実に近づいてきている
だって、メ・カ・ブ♪ひ・じ・き♪ワ・カ・メ~(←やっぱり食べ物系)。
昨年初めて、メカブは春の音だということを知ったのだけれど、トントンまな板で叩いていると幸せな気分になる。ゆがいて、茶色が鮮やかな緑色に変わる瞬間にわあ、って嬉しくなる。でも、今年の胸中は複雑です・・・汚染されてしまった海
大人はともかく果たして子供たちに食べさせてもいいものか。紀伊半島くらいまでの海産物は避けたほうがいいとも言われているし。
今すごく気にする人と、全く気にしない人たちと二極化しているけれど、私の場合は放射能うんぬん以前から前者でありながらも、ケースバイケース。なので、こんなこと書くと前者の人たちからは「子供のこと考えないの!?」って批判受けそうで、ドキドキですが・・・、バランスだと思うんです。

以前このブログで書いた“海辺のモテ男”の御歳71歳のおじさんがせっかく子供たち連れて、ワカメ、ヒジキ、メカブ採りを教えてくれるというんですもの。素人の私たちと違ってどれが美味しいのか教えてくれる。子供たちは自分たちの目で見て、採って、味わう。
買うのなら、やっぱり確実に安全と思える場所のを買うけれど、地元でつながりを感じられて・・・というのはやっぱり食べ物への感謝につながる気がするし、何よりもおじさんから習えるこの機会がとてもありがたくて。人によっては卒倒されるかもしれないけれど、その場で海水沸かしてワカメのしゃぶしゃぶ。鮮やかな緑のワカメに岩塩かけてほうばる子供たちの幸せそうなこと!あ~、楽しかったなあ

ちなみに、ガイガーカウンター借りてきて測ったところ、鎌倉の砂浜自体は0.009~0.017くらい。セシウムならば水溶性なので、持ち帰り分はとにかく何度も水をかえてつけこみ、気休めかもしれないけれど、ホッキ貝殻からできた天然除菌剤『安心やさい』というのにもつけこんでみた。あとは、気になる場合はデトックスのしいたけスープを飲んだり、スピルリナを飲んだり、親が影でできることはやればいいかな、って。
内部被ばくは蓄積だから、外食や中食買うほうがこわいと思ったりもして。ただただイメージだけで、恐怖心を抱くのは免疫力低下にもつながっちゃうかなー、って。幼稚園でも泥団子作りの日、海遊びの日は全部休ませてたおうちもあったけれど、ガイガーカウンターで測ったら砂浜が一番数値が低かった。家の前のほうがよっぽど高くて、あらら
情報はできるだけ正確に、そしてたんたんとやれることをやっていきたい。現実を見ない、行動しないというのではなく、モチロンするけれど、怒りの感情を持ってでなくたんたんとやりたいだけ。
子供たちに伝えたいのは恐怖なのか、それとも自然の恵みへの感謝なのか。後者の気持ちが育っていれば自ずとどう行動していけばいいか分かっていくんじゃないかなあ、と思っています。
なーんて、なんとも勝手ながら、魚とか大量におじさんにもらっちゃったら困っちゃうんだろうけど
というわけで、迷いつつも・・・生ひじき。ぷりっぷりで美味しかった♪ごちそうさまー


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海辺のモテ男

2011-10-29 02:41:03 | Nature


うわさのあの人。見かけたことは何度もあって、でも人見知りの私には声をかけることはできませんでた・・・。が、ついに本日、連絡先交換!!!
この辺りでは有名な名物おじさん。子供たち&ママたちにモッテモテな理由は海の幸をくれるから(笑)。
頭は白髪交じりの角刈りで、前歯が二本かけているせいか、いつもゆるっと笑っている口元。いい感じでしわくちゃに日焼けした顔につぶらな瞳のおじさんは、御歳70歳。

海岸で子供たちと遊んでいたら、いつの間にかおじさんの周りにむらがる子供たち。遠目に眺めていたら何やら砂浜を手で掘っている。・・・と、取りだしたのは蟹。おじさんの手にかかると魔法のようにポンポンと、次々と蟹が現れるのです。手品みたい。わー、私も知りたーい、と駆け寄る母
なんでい、そんなことも知らんのとおじさんは半ば呆れ気味にも、実は都会っこな母たちにも捜し方を教えてくれました。

まず、細長い棒(茎のようなのがベスト)を見つける。砂浜に穴があいてたら、そこが蟹の穴の入口。穴の大きさでどのくらいの蟹かが分かる。その穴に棒を静かに突っ込むとたいていは斜めに入るので、入った長さ分離れた箇所の穴を掘ると蟹が発見できるというわけ。30cm~50cmくらい、結構掘ります。いとも簡単におじさんは百発百中でホイホイと蟹を取りだすけれど、初めての私にはやっぱり難しかったー
「ホラ、見てて。こうやって乾いた白い砂かけても見つかるよー」
と適当に掘った穴に白い砂をかけ、砂が白いまま残ってる箇所をどんどん掘り下げて行く。お・も・し・ろ・い!まさに砂浜ワンダーランド

それからおじさんは、「ホントになんも知らないんだなあ」と呆れながらも、濡れずにお手軽に取れる海の幸をいっぱい教えてくれました。

今日だったら10時頃、明日だったら11時頃にあの川辺に行けば水たまりができてるから、そこに鮎がいるよー。
えー?鮎なんていそうな川じゃないんです。そんなにキレイじゃない。蟹も季節によっては蟹汁にできる大きいのが取れるそう。うまいよー、とおじさん。

「ママさん、鰻は食べるかい?」
鰻の産卵期になると、本当になんてことのないコンクリートの壁のある、海に注ぐあそこの川で天然の鰻がとれるそう。
「天然だからね、うまいんだ、これが。9月の満月だよ。満月じゃないととれないんだ。今のママさんたちは自分で下せないからオレが下してからあげるんだよ」

「伊勢海老は好きかい?伊勢海老は、大潮のとき、あの辺(指さす)歩いてると急に深くなるところがあって、そうだなー、1m50cmくらいかな。そこに50匹くらいかたまっているよ。タコもいっぱいだね」

「ホラ、あの岩場に緑色の箇所見えるでしょ、あれが青海苔。三月にとるとうま味が増してるからね」

「ワカメは風が強い日の翌日打ち上げられてるのを拾う。ここのは味が違うよ」
確かに。おじさんからもらったというワカメを他のママ経由でもらったことがあるのだけれど、絶品でした

おじさんの話しはつきることなく続く。魚屋さんには絶対に並ばないけれど、聞いたこともないような名前の絶品の魚の話しが次々と。食べ方から茹で方のコツまで、さばけなかったらさばいてやるよ、と。一緒にいたママと興奮して聞いてしましました。鎌倉の海で、しかも家から歩いて10分のところで、こんなに海の幸がお手軽に取れるとは驚き!

「海だけじゃないよ~。いまの季節だとあの公園の山で自然薯が掘れるから、行こう」
え。自然薯?確かに鎌倉には里山が多いけれど、こんな人通りの多い、公園でとれると思ってなかった!

「春は木イチゴだ。けど、木イチゴは人気だからすぐなくなるよ」

とっては、ママたちにあげているというおじさん。あれとってー、これとってー、とリクエストも尽きないそう。ウニ、タコ、下手したら密漁の範囲内なのでおまわりさんに呼ばれたというウワサもあるけれど、めげない。本当に楽しそうに子供たちに教えてくれるのです。まさに海の学校!

「じゃあねえ、とれるとき教えてあげるから連絡先ここに登録してくれる?来るときは必ず子供も連れてくんだよ~」
とスマートに似つかわしくない携帯を取り出すおじさん(笑)。入ってる入ってる、30歳も40歳も年下のママたちの連絡先(笑)。あら、あの人もこの人も、と知り合いも既に結構登録されてて笑ったー

いままでもここの海が大好きだったけれど、ただきれいな風景として、そして子供たちの楽しい砂遊び場として、だったような気がする。おじさんの話しを聞いていたら、その同じ海が、急に生命あふれるキラキラした命のワンダーランドとして目に飛び込んできました。ああ、だからこそ・・・とワクワクと同時に切ない思いも胸にこみあげる。海を汚しちゃいけないよね。合成洗剤で、放射能で・・・。

気づけば夕方で、空は茜色に染まり、海には紅色の光の道筋が。まあるい夕陽がつり竿を持ったおじさんと寄り添う子供たちのシルエットを浮かび上がらせ、美しすぎて涙が出そうになりました。いいなあ、なんか、豊かだなあ、って

「じゃ、私はこれから夜の部にでかけますんで」

とこわれそうな自転車に乗って消えて行ったおじさん。おじさん、いや、師匠、これからもどうぞよろしくお願いします。



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春の音、海のふた

2011-04-08 20:47:42 | Nature
 

それでもありがたいことに春はやってくる。
今年の春は、特に心にしみるなあ。

我が家を囲む緑の山の中にぽつりぽつりと浮かんでいる素朴な山桜たち。人の都合で植えられてないところがぐっとくる。目立たないけど、地味だけどいいなあ。自分が地味だから、地味なものを応援したくなるのかな

春の予感・・・そんな話しを幼稚園のクラスメートのママとしてたのはちょうど海辺で子供たちを遊ばせてるときでした。そのときあの地震が起こったんだったなあ。

あれは3月のはじめだったかしら。湘南といえども内陸部に住んでた私は鎌倉に来てはじめて海辺の暮らしをすこーしずつ実感してきてワクワクしていた頃。時々面白い輸入ものなんかが85%OFFなんて掘り出し物も出る長谷の三留商店のすぐそばで、メカブの路上売りを発見!レトロなうさちゃんの貯金箱に100円入れるという無人販売で、潮の香りの中になんともゆるやか~な時間と空気の流れが海辺の暮らしを実感させてくれて、心ウキウキ。もっちろん、うさちゃんにチャリーン

ところが、ですよ。
ああ、私ってばなんて無知だったんでしょ~。袋の中みて、
「ん?茶色???これ、キクラゲじゃん???」
はてなマークが頭の中を飛び交う。メカブって緑じゃなかったっけ~?ヒジキみたいに細くなかったっけ~?

あ~、お恥ずかしい。メカブさまがどんなお姿をしているが存じ上げておりませんでした。ゴメンナサイ
これじゃあ、シャケの切り身が海の中泳いでると思ってる現代ッ子と変わらない
きくらげのような茶色が茹でると鮮やかな緑に変わるんざんすね。そして、スーパーで売ってるメカブ、そうよね、あれあのままの形が原型じゃないよね、どう見ても切り口よね。あ~ん、私ってばバカバカ~

食育、ってやっぱり必要!食べ物の全体像を見ること痛感!メカブをキクラゲだと思わないためにも!?レベル低っ。いや~、スーパーでのパック詰め、袋詰めされた食べ物しか知らなかったら不自然にもなるわな。全体像ってそのものだけじゃなくて、どうやって育っていくか、どういう環境にいるのか、つながり全て。そしたら、何を選択していくか自然と決まっていく気がするのであります。

さあて、それからが格闘です。メカブさまの大反乱!?
包丁で細く刻もうにも、ヌルっ、スルっ。逃げる、逃げる、き、切れな~いっ
そんな話しをクラスメートのママさんに海岸でしていたのです。鎌倉の漁師の家に嫁いだ彼女、
「ああ、メカブはね、刻むんじゃなくて、叩くのよ」
って。そして、しみじみとこう言ったんです。
「前のおじいちゃんのうちからね、この季節になるとメカブを叩く音がしてくるの。
その音聞くと、ああ今年も春が来たんだなあ、って。メカブって春の音なのよ」

嫁ぐ・・・いまどきあまり聞かないそんな表現がぴったりな苦労の多い同居。演歌の世界が現実の彼女の口から出たその言葉にぐっときてしまったのです。
嫁という孤独な立場と、一人の世界にひたれる台所という場でのつかの間の安堵のひととき。そこへ聞こえてくる隣家の包丁の音・・・ああ、今年も春が来たという希望に満ちた感情がわきおこる。
なんか、・・・感動!!!

ああ、春の音なんだ、春の訪れを告げる音なんだ!その感動の最中に地面が揺れ、その日を境にいままで能天気に見ていた海を複雑な思いで眺めるようになるとは。人も景色も一期一会なんだなあ。

その二日後に急きょ愛知に向かうことになるのだけれど、愛知の図書館で内容を全然知らず、手に取ったよしもとばななの小説が『海のふた』でした。この時期に必然とも思えたこの本との出会い。登場人物たちの会話が作りこまれ過ぎてるなあと感じる部分もあったけれど、淡々と書かれたこの物語の中にこれからの色々なヒントを見させてもらったような気がしました。何がどうとはうまく説明できないのだけれど・・・。地元、小さな幸せ、日常を大事にすること、自然、海に畏敬の念を抱くこと・・・。

海、海、海!生も死も全てを包みこんでしまう海。海に、ありがとう


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黄色ばんざい&不謹慎?

2011-04-05 08:37:57 | Nature
 

鎌倉に戻ってきたら、家の前のお花が満開でした。心がほっこりするような淡い黄色。黄色ってなんだか幸せな気持ちに満たされるんだな~
そういえば、放射能の土壌汚染もひまわりや菜の花で浄化されるそうですね。土壌の放射性物質の除去までに30年以上はかかると言われる場所でも、わずか20日で95%以上を除去したそうな
植物ってホントにすごい!無償の愛だわ~。デマとかいう人もいるみたいだけれど、なんか本当かどうかなんてどうでもいい気が・・・。放射能による土壌汚染を防ぐためにはコンクリートやアスファルトの道がいいから東京はかえって安全と言われてるけれど、土でお花がいっぱい植わってるほうが心にもよい気がするぞっ。心の中の不安浄化

アスファルトの道はセンス・オブ・ワンダーも同時に塞いでしまうのでは?土の道には虫がいて、穴ぼこがあいてて、いろんな草が生えていて・・・興味津々の子供たちはまっすぐなんて歩いてくれない。アスファルトの道だと数10分でも疲れたーと文句言う子供たちが、山道だと2時間でも3時間でも平気なのが証明してる気がする。
楽しや、道くさ
しかし・・・そんな植物をいつも枯らせてしまう私って一体・・・

植物を枯らせない、そんな小さな一歩が日常を丁寧に生きる一歩なのかも。
あ~、この雑な性格、なんとかならんもんでしょうか?

元々楽観的で面倒くさがりなので、戻ったらケ・セラ・セラで不安な気持ちもなく楽しい毎日。子供たちを叱り飛ばしながら、外遊びの日々。

不謹慎でしょうか?

個人的には、被災地の方々はもっと不安だろうに、遠く離れた関東にいて不安になること自体が違う気がしてきた。たんたんと過ごせたらいいなあ、不安も、批判も、怒りもなく。

不謹慎といえば、いろんな人がいろんなこと言ってて面白いですねー。
お花見やエンターテイメントの自粛は、それが人々を明るい気持ちにさせるなら控える必要ないと個人的には思います。その自粛が他人からの批判をおそれてることからくるのならば。ただ、それが経済活性化という視点からのみだとちょっと気になるのだけれど
お墓の前で宴会(?)をする沖縄の人々、お葬式はお祭り騒ぎのインド、日常の中で死を見つめている人々はさすが違うなあ、と思います。胸の中の痛みを抱えながら、笑う。ハワイアンのフラも同じ。なんか、深い。そこには経済うんぬん関係ないんだなあ。

経済といえば、森永卓郎氏が、自粛してアフターファイブに飲みに行かず、早々に帰宅して節電で暗い家でしけた飯を食べるなんて・・・みたいなことおっしゃってましたが、そうかそうか彼は経済アナリストだった。経済という視点で見ると、活性化のためにはとにかく消費!消費!なんだなあって。

同じ状況見て、みんな早帰りで家族団欒なんていいことだな~。ぜいたくじゃなくて、質素でシンプルな中にこそ絆を再確認できていいな、なんて思ってたので、こうもとらえ方違うか、と
お店やってる方々は本当に大変だと思います。でも、外食減らし、できあいのお惣菜を買ってくることを控え、家庭で作る・・・間違ってない気がするのです。家庭の中に食卓が消え、色々とおかしくなってきたことに目を向けてもいいんじゃないかなあ・・・。私も外食は楽しいから好き。でも、それはあくまでもハレとケのハレだから。毎日がクリスマスの時代はもうおしまい。一時的にお店は苦しいかもしれないけれど、全体的に違う方向にシフトする時代が来ている気がする・・・なんて言ったら叩かれちゃうんでしょうか


みんな自給自足しようぜ!なんて極端なこと言いたいわけじゃないのです。そんなこと言ったら大変!だって、私自身は土いじりに向いてないことが判明。頭の中で憧れてるだけ。ほほほ。土いじりの得意なお友達増やしたいです(笑)。

ただ、経済のみの視点じゃなくて、ちょっと別の角度からものごと見たら、もっと明るい気持ちになれ、楽しいんじゃないかな、って。できることから、何かを選択するとき少しずつシフト。

不自然から自然へ


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大地に歌を

2011-03-15 15:12:01 | Nature


こんな状況下でも日常は流れて行きます。笑って過ごせることを無情(不謹慎?)と取るかありがたいと取るか・・・。根が心配性なのですが、子供たちと遊んでいると気が紛れるのはありがたいことです。しかし、家族の大切さを実感したのもつかの間、相変わらず子供たちに雷を落としたり、殿にイラリと来たりする自分が・・・情けない
いや、でもこれがある意味平和というか幸せなことなのかも。イラリとできることすら愛おしいのかも?

放射汚染に関する身震いするような公にはならない情報が次々に入ってきて、ちょっと自暴自棄な気持ちにもなったり、色々ぐるぐるぐるぐる。外にはできるだけ出ないほうがいいのかな、とか、殿の実家(愛知)に疎開したほうがいいのかな、とか色々考えました。

が、土曜日は素晴らしく気持ちのいいお天気。不安に押しつぶされそうになりよりも、子供たちを室内に閉じ込めるよりも、と外遊びをしちゃいました。9時前から17時過ぎまで近所の子供たちとピクニック。これが楽しくてキラキラしていて。もし、今日で全てが終わるとしたら子供にとっては間違いなくキラキラしてる1日のほうがよかったのかな、って強い風にドキドキしながらも思いました。
とはいえ、また考え変わるかもしれませんが・・・

そのとき昔見た、チェルノブイリで汚染された小さな美しい村を撮ったドキュメンタリー『ナージャの村』という映画を思い出したんです。たんたんとした映画なので、途中記憶が飛んでたりもするのだけれど、心のどこかで、なぜ村人たちが逃げないでそこに暮らし続けるのか当時はイマイチ分かりませんでした。でも、いまはなんとなく分かる気がします。汚染された現実をうらみ、逃げるのではなく、いま目の前にある美しさ豊かさを味わう人生・・・。いまもう一度見てみたいなあと思いました。

ところで、今回節電や募金やプラスのエネルギーを念じる以外に何をしていいかイマイチ分からなくて、子供からのリクエストもあって下手なピアノを弾いたりしていたのですが、これが心が落ち着く
リクエストがあったのは長男が幼稚園の誕生会のときに園長先生がプレゼントしてくれた讃美歌で、「やすかれ、わが心よ」という歌詞。無意味にも思えたけれど、被災地に意識を向けて弾いてみたりしました。そしたらね、mixiのとあるコミュニティにこんなことが書かれていたんです。
以下は抜粋です↓


歌える方は歌って下さい
ハミングでも棒読みでも構いません
大地に音を聞かせて下さい

大地に感謝を届けて下さい
母なる地球が目覚めれば全ては止むと

歌は
大きな欠落を小さな可能性が支えると書きます

今こそ魂を目覚めさせる祈りを地球に下さい




きれいごとに聞こえるかな?
でも、そうか。気持ちを送るのは人だけじゃない、大地にもでした!

あれ、おかしいな?私こういうの苦手なはずなんだけどな???

スピリチュアル系の人たちは今回のことを地球の浄化だという人もいます。さらなる次元へとか言われると正直違和感あるのだけれど、でも今は苦手な祈りとか気を送るとかそういうことが、なんだかしっくりきてしまうのです。

また、別のところではこの地震も実は人が作った地震兵器とも聞きます。そうかもしれません。でも、人体実験を操作している人たちを批判してるひまはな~いっ。

昔大学で勉強し、惹かれたネイティブの人たちのことを思い出しました。
ネイティブアメリカン、マオリ、ネイティブハワイアン・・・
彼らだったらきっと大地に祈りを捧げるでしょう。母なる大地は意思を持って生きてるものだから。
ちっぽけな人間なんかの想像を超えて、沈黙してた大地は突如怒り、静まり、また受け入れてくれるのかも。心が通じなくなって嘆き悲しんでいる大地に歌を届けるときなのかもしれません。
そのとき、仮に悪いことを操作している人がいるとしても、心ある人々の思いと大地の懐の広さは、その人たちの心をも溶かし、許し、包み込むのかもしれません。
すぐにイラついたり、非常食を食べたがる子供を怒ったりするちっぽけな私だけれど、でも歌なら歌えるぞ

今度の復興は、単に経済的な復興ではなくて、日本人の奥の奥にある大切な忘れ去られていた何か気高くて美しいもの・・・その復興になる?そんな気もするし、そうでありたいです。


こんなときだからこそ

2011-03-13 22:37:59 | Nature
上手な言葉が見つかりませんが・・・

被災地の方にみんなでポジティブなエネルギーを送りませんか?

テレビをはじめとする映像を見たら恐怖心に負けてしまいそうです。見ないほうがいいかも。私も連絡のつかない知り合いが宮城にいるので心配でたまりませんでした。でも、こわがっていてもいい方向にはいかないんですよね。強運な彼女が生き延びて、他の人を助けているところをイメージしています。そうしたら不安な気持ちが緩和されました。

原発も心配です。原発には反対だったので、「ほら、やっぱりこわい!」とついつい思ってしまったけれど、そんなとき以前通っていたお料理教室の先生からこんなメール(抜粋)がありました。

「今現場の方は被爆しなから、死にものぐるいで働いてくださって
います。
なのに、私たちが「だから反対してたんだよ。」とか、「正確な
情報がないから信用できないよ」とか、マイナスのエネルギーを
送ったら、どうなるでしょうか。

どうぞ、みんなで、大した事なくことが済みますようにと念じ続
け、責める思いを取りあえずわきにおきましょう。
困ったとおおあわてしている時に責められたら、ますます失敗し
てしまう経験はありませんか。」

はっとさせられました。どこかで責めてました。政府やマスコミを心の中で批判しまくっていました。ネガティブなこと思い描くひまがあったら、ポジティブなイメージを生み出したほうがよっぽどいいですよね。一生懸命救助に励んでくれている現場の人たちに感謝の念を送り、みんなが助かって喜び合う場面をイメージしたいと思います

スピリチュアル系は苦手なのですが、ポジティブなエネルギー(気)を送ること・・・それは、つまり“祈る”ことなんだと思います。みんなの祈りがあわされば、それは想像をはるかに超えた力になるし、いま必死で助けを待っている人たちの心にも届くのかもしれません。
物質的なことも大事だけれど、それ以上に祈りがいま必要な気がします。うまく言えないけれど、心と心がひとつになり、つながること、みなが実践したらすごくポジティブな方向にいくと思うのです。

こんなときだからこそ、被災地の方たちの不安が少しでも取り除かれて、心が休まるよう、ポジティブなエネルギーをみんなで送りたいと思います。


ひ暮らしヒュッテ訪問

2010-12-28 11:37:58 | Nature
   

ことの発端は相方が、薪ストーブでパンを焼きたくて・・・否(私に)焼いてもらいたくてたまらなくなったことから。
夏に訪ねたアウトドアライターの田渕義雄さん(そのときの日記はコチラ。あのときのブヨの痒さはいまだに我と共に~)と同じくファイヤーサイドの公式ブログに『薪ストーブでおうちごはん』を連載中の鈴木道代さん。
『大草原の小さな家』のローラのレシピを再現されたり、とっても楽しい暮らしをされてます。彼女のブログに掲載されていたパン焼き用の鉄板がどこで手に入るのかたずねたことろ、「うちにあるので差し上げましょうか?」となんとお返事があったのです。え~、ホントですか!?ではでは、ずうずうしいついでに着払いでなくおうちまで取りに伺ってもよいですか?(だって、素敵な暮らしがぜひ見たいもの!)と相方と道代さんの旦那さんの間でどんどん話しが進んでいったのです~。じゃあランチは持ちよりで、薪ストーブでピザも焼きましょう、近所のヤギも見にいきましょう!と。わ~い
私は社交的に見えて、面識のない人にこういう風にずんずん聞いていくのは実は苦手。相方が道を切り開いてくれます。感謝、感謝
さて、ワックワクの当日。しかし、行きの車中での出来事はもうサイアク。くだらないことで相方との間でバトルが勃発いたしまして。それはそれはもう、いや~な感じでした。あ~、ゴメン。子供の前でやっちゃった。
そんなサイアクのスタートも相模原につけば、なんとか普通のテンションを取り戻す。人ってやっぱり他人の目が必要

鈴木道代さんは、キャンプの楽しさを田舎暮らしに生かすアウトドア料理コーディネイター。火のある暮らしを “ダッチオーブン&薪ストーブクッキング ひ暮らしヒュッテ” として提案しています。食べる・耕す・遊ぶ・つくるetc… 人とつながるECO&PEACEな里山暮らしを多くの人を巻き込んで展開中(公式ブログプロフィールより)。旦那さまはご自宅で森気庵という漢方整体をされてます。お二人とも写真で拝見したとおりのとおっても穏やかな素敵なカップルでした~。びっくりの行動力とエネルギッシュな日々からは想像もつかないほど穏やかなんです~。内に情熱を秘めていらっしゃるのかな?
最近はシンプル、シンプルにひかれる私ですが、おもちゃ箱をひっくり返したような道代さん宅にはワックワクでした。カヌーが何艘もあり、天井には木製ソリ、壁を見れば天井まで続く室内フリークライミング!ところ狭しと並ぶキッチン用品、薪ストーブグッズ・・・イベント時にはカフェになるという作業場には冒険心をくすぐられます。トイレのパーパーホルダーなんかも森の木の枝をそのまま活用していて、なんだかエルサ・ベスコフの小人の家の住人になった気分。とっても器用な旦那さまはたいていのものは自分で作ってしまうので、毎日大忙しのよう。こういう忙しさはデスクワークと違って、暮らしてる!大地とモノと人がつながってる!って感じられていいよなあ。我が家みたいに鬼嫁に追い詰められてDIYするのとは違うね(笑)。子供たちもピザ作りを手伝って楽しそう。写真は道代さんのところの娘さん作うさぎちゃんピザ。うちのチビの作品は・・・芸術的すぎて掲載を控えます(笑)。それにしても、ピザ美味しかったぁ~。カリっ、トロ~っ。我が家でもやらねば。
ひ暮らしヒュッテかあ・・・我が家のプチ田舎生活はなんと名付けましょ?自分の家の土地で自由に建物を追加できるくらい広い土地にも憧れるけれど、いまは鎌倉暮らしを楽しもう。いつか、いつかツリーハウスやストローベイルハウス(そして、相方は古民家ね)の建ててみたいなあ。妄想広がるひとときでした

ところで、道代さんたちは、地域でトランジションタウン相模湖・チームごえもんという楽しい活動もされていて、古代米なんかも作っているそう!トランジションタウンという言葉&活動があるのですね。知らなかった~。トランジションタウンとは、ピークオイルと気候変動という危機を受け、市民の創意と工夫、および地域の資源を最大限に活用しながら脱石油型社会へ移行していくための草の根運動だそうです。そこで、鎌倉で調べたら・・・あった、あった&知ってた、知ってた。嗚呼、この記憶力よ・・・。じゃあ、私も鎌倉で!?しかし、地域どっぷりというのが実は苦手なワタクシ。頭ではそれが一番!って理解しているけれど、気持ちがついていかないというか怖気づくというか・・・。エネルギッシュな人たちについていけないのかな?まあ、気持ちがついていかないなら無理することもないか。マイペースでゆるゆるわが道を探していこうっと。


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プチ田舎の冬支度

2010-11-25 11:38:49 | Nature
  

いままで冬支度っていう言葉を聞くと、「あー、衣替えしなくっちゃあ」と気が滅入る感じでしたが、今年はワクワク!まあ、いままでも今年も冬支度してるメイン担当者は相方ではありますが

『14匹のもちつき』のごとく、かーんこーんと森に響く父さんの薪割りの音
薪割りがほかのDIYより何より優先されることにピキピキきていたワタクシですが・・・、あまりにも楽しそうな子供たちにほっこり。薪割りの音を聞き、日々色づいていく谷戸の木々を見ていると、ああ、冬支度が始まったなあ、ってしみじみ感じるのです。季節の移り変わりを山見ながら肌で感じられることがなんだかとっても嬉しくて。ああ、感性の鈍い私でもじ~んとできるんだ、って。
薪は鎌倉山からもらってきたり、同じ町内の豪邸(2億とからしいですぅ~)のお庭の剪定木をいただいたり、お金を払わなくてもたっぷり。豪邸じゃあないけど、積み上げられた薪の山見ればリッチな気分デス♪ いや実際買ったら何十万円相当分だからこれは大きい。相方のおかげ。一年間は乾燥させなければいけないので、初年度の今年は最低量だけは買いましたが、この薪屋さんがまた面白い人で。こういう出会いも楽しいです

軽トラからどさっと家の前に置かれた剪定木の山(写真左)は子供たちの格好の遊び場!あ~、楽しいんだろうなあ。チビチビも家に入りたがらず、ひたすら兄いにと木の山で遊ぶ遊ぶ。電車になったり、キッチンになったり、想像力を駆使して遊ぶ姿はどうしてこんなにも創造的で美しいのかしら。うるっ。また、薪割りをすると木屑がたくさん出るのだけれど、これに子供たちの目はもうキラキラ。「薪割り終わったら集めてもいい?約束だよ!」と木屑を集めるのを待つことにワクワク。あの食いしん坊のチビが食事もいらず遊びたいという。寝る前も朝起きて開口一番も
「粉(木屑)集めていい!?」
よっぽど楽しみなのねー。おもちゃを買い与えなくてもいいのって、ありがたい。公園で遊具で遊ぶ子供を見守るのは結構苦痛なのだけれど、こういう風景は大好き。ああ、やっぱり子供たちは日常的に自然の中にいてもらいたいなあ。そうしたら親も子ももっとラクになる気がする。もちろん人によりけりだけれど、私みたいなタイプには子育てが楽しくなる気がする

さて、この秋は、ホントにしいの実もよく食べました!剥くそばから食べていく子供たちとバトルを
繰り広げながら(!?)、しいの実ご飯(写真真ん中)も作ってみたら、これが絶品。栗ご飯みたいだけれど、栗よりも優しいお味で大好きになりました~。
しいの実クッキーも作りましたよん。本当は米ヌカみたいなので素朴にしたかったけれど、配る近所の子供たちの好みを考えてココアクッキーに混ぜ込んだら喜んでもらえました。ほっ。自分の好みより相手の好みを優先させて正解だったかな~?
“しいの実採りすぎないでよ~”って言いたいのか、最近ではリスもよく我が家のウッドデッキを駆け抜けていきます。落ちたのしか拾ってないから一緒に楽しませて~。
あとは近所のツルとカラスウリでリースを作ったり、ノビルやムカゴ(写真右)を採ったり・・・かなり自給自足率高いかも(笑)。
ノビルやムカゴはいっぱい採れるわけではなくて、探す感じなのだけれど、これまた見つかったときが宝探しみたいで嬉しい
ムカゴはオリーブオイルで炒めて、塩と粗挽き黒コショーで味付けするのがお気に入り。ただいまプチ自給自足生活研究生な気分です。これから読むのですが、同じ町内に住んでいらっしゃる方が書いた本、『野草の料理』(甘糟幸子著)この辺で採れる野草情報満載のようです↓



ところで、薪割りとか楽しそうだけれど、うちは旦那さんがやるタイプじゃないしな~、とかマンションだから無理~とか時々言われます。私みたいにセンスオブワンダーが鈍ってるとこのくらいの自然に囲まれていなくっちゃ色々恵みを実感できないのだけれど、『子供を日常的に自然の中に』、って何もみな田舎に引っ越そう~、ってことではなくて、都会の中でもできることなんだと思います。
レイチェル・カーソンが言うように、都会のマンションにいたって空みあげて、ベランダで風吹くの感じて、植物に触れていれば・・・。
ただ、私みたいに植物枯らしちゃうタイプの方は、おすすめですよ、借景に感謝する日々。自然とふれていれば、大人も子供も自然体でいられる気がします。

さて、だんだんと寒くなってきて、薪ストーブが本格的に活躍しそうです!まだ日中は全然いらないのですが。薪ストーブ料理も研究できるかな?研究料理の実験台になりたい方or ストーブ料理教えてくださる方募集中です!


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幻の風景に・・・

2010-11-15 12:06:25 | Nature
 


ご無沙汰です。久々にブログ更新と思ったらちょっと落ち込み日記ですぅ~
このやり場のない気持ちをどうしてくんろ~?

近所になんてことのない空き地がありました。草ぼうぼうで足を踏み入れて中で遊ぶというほどではなかったのだけれど、それでも、見て癒される素敵な小さな空間。梅、枇杷の木につくしやヨモギ。
それがです、今朝突然ブルドーザーが入ってきて(写真左)壊されることに!
駐車場になるんですって。コンクリート敷きの・・・。邪魔な木は撤去され、つくしなんてもちろん考慮されるはずもなく。ましてや食べるなどの利用法のない雑草たちは見向きもされないよえ。え~ん、えんえん。写真の風景は幻になりますぅ・・・

う~ん、ムズカシイ。我が家はたまたま車を手放すという選択をしたけれど、持っていたらやはり駐車場は必要だし、ないと困る。ニーズがあるから地主さんもそこを駐車場にするわけなんだけれど、マイナスイオンたっぷりスポットの気温は確実に変わるだろう・・・。
どんどん宅地造成されていく景色にガッカリするけれど、自分の家だってそうしてもらったから住むことができてると思うと何にも言えないなあ。

胸が痛むのはもうひとつ。これまた近所に家を建築中なのだけれど、そこの人が土地を広げるために山を削っちゃったんです。そしたら、山が崩れてきておおごとに結局山の斜面をコンクリートで固めることになったのだけれど、そしたら地主さんの中に眠っていたある思いが復活してしまって、さあ、大変!その思いとは、なんとこの素敵な谷戸をコンクリートジャングルにするというもの。きゃ~、ありえな~い。誰も何の被害も受けてない崩れてない山をコンクリート化するなんて。で、これまた信じられない話しがこの相談を受けた市だか県の担当者。
崩れかかってる一部だけをコンクリート化するには予算がおりないから、するならこの地域の山全体を、ですって。・・・・はい?範囲が狭いと予算がおりないから、莫大な税金使って必要のないところをコンクリート化する?なんですってぇ~!?!?
この話しを聞いて、最初は相方ともう悪態つきまくり~。人間できてないものですから
でもねー、“怒り”が原動力だと何の解決にもならないのよねえ、と思い直す。なんとかガンジーのやり方で地主さんとお役所の方々にもこの緑の素晴らしさを分かってもらないかなあ、と。しかし、新参者だし運動系は苦手・・・どうしたらよいものやら。もう大金持ちになって、地主さんから谷戸全部を買い取るしかないのかしらん?ジェームスラブロック博士のように!?

母なる大地を削るなんて考えられない、といいうネイティブアメリカンの人々に深い共感を覚えつつも、自分のこととしてはいまいち実感がわいてなかったというのが正直なところでしたが、急に実感を覚えてきました。

そんな今日この頃、タイムリーなことに(?)いまチビのはまっている絵本は名作『ちいさいおうち』です。
りんごの木に囲まれ、小川の流れる丘の上に立っていた小さいおうち。時が流れ、どんどん町になり、ビルが周りに立ち・・・というお話しなのだけれど、このお話しがあまりにも現実的で読むと胸が傷んでちょっと苦手。昔勤めていた神谷町付近には、日本版ちいさいおうちのような古民家がビルの谷間にちょこちょこあって、静かに何かを語っていたのを思い出しました。
絵本ではちいさいおうちはまた田舎に引っ越してハッピーになるのだけれど、町は残るし、人々の忙殺日々は加速することを思うとなんだかなあ
この絵本を読んでもらって、チビはいったいどう感じているんだろう?人間にとって便利、有用性が高いということではなく、もっと全体的に見れるようになってもらいたいなあ。何が大切で何を守るべきなのか、そういうものを母みたいに頭ではなくて、本能で感じ取れる人になってもらいたいデス。


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