LOHASな日々@湘南

日々の暮らしの中にあるLOHASのヒントやちょっと素敵なことを徒然なるままに綴っていきます

森は海の恋人

2011-05-21 00:12:32 | 
 

引き続き、伊豆日記をお送りいたします

伊豆には何度も行っていたけれど、マイカーなし生活になってからは初めて。というわけで、ガッタンごットン電車で行ったのですが、伊豆高原が近づいてくる辺りの景色の素晴らしさに息を飲みました。緑と海しか見えない!!!緑の風に乗って、空中を走ってるような錯覚
電車の旅でしか味わえない景色にうっとりしつつ、これが一人旅ならなあ、とちらちら本音も浮かび上がりつつ・・・到着。おっ、下手だけど駅ターミナルもなんか南国の小さな空港みたいでいい!THE☆旅行って感じ(笑)!!

さて、現地での移動は基本歩きで、歩きが無理なところは電車も本数が少ないので、贅沢にもタクシーでした。なんか、運転手さんとの会話が新鮮~。うんうん旅行って感じぃ~2(笑)。地元出身の運転手さんの話しはやはり興味深いです
お一人の方とはこんな会話↓

「いまは分譲して、たくさん宿泊施設がたってるけどねえ、ここいらは昔全部ゴルフ場だったんですよ。その辺の芝生はそのときのままです。地元の子供たちはみーんなここで遊ばせてもらってねえ。」

ゴルフ場が遊び場だなんて、観光地ならでは!ほおほお、地域密着型だったわけですな

「遊ぶといっても、年功序列で並んで順番待ちなんです。なぜ順番が決まってるかっていうと、お客さんが多いときは人数からあぶれる子供が出てきて、みんなそれを狙ってた。あぶれ手当で100円ってのが出るんですよ」

へえ、へえー。眠たくなってきたチビチビのぎゃあぎゃあが耳障りだが、もっと聞きたいっ。

「これが嬉しくてねぇ。お弁当持ちで来てるから、100円のお駄賃もらって朝から晩まで遊べるわけですよ。山の中であけび採ったり・・・」
聞いてて嬉しくなりました。100円もらってガチャガチャとかじゃなくて、山の中であけび、ってところに。
田舎に生まれると都会的施設に憧れる人が多いけど、おじさんはちゃあんと山の中にいたんだぁ、って。そして、おじさんが自慢げにたずねます。

「ところで、どうして伊豆の海がこんなにキレイだか分かりますか?」

実は答えは知ってたけど、ぱっとは出てこず、「ビーチクリーンが盛んだから?」とかも思ってしまった

「・・・広葉樹がたくさんがあるから、森があるからなんですよ」

そうそう、そうだった!いよっ、おじさん、いいこと言うわ~。なんだかね、環境活動家ではなく、地元を愛する地元のタクシーのおじさんから出た言葉だったから余計に嬉しくなっちゃったのです。まあ、もしかしたら仕事オフ時環境活動家かもしれませんが~。乗ったお客さんみんなにぜひぜひ、その話ししてほし~い。

森が作る豊かな土が、植物性プランクトンが川によって海に運ばれるから生物たちがイキイキとし、美しい海が作られる。だから“森は海の恋人”なんだなあ。聞くとナルホドと思うのだけれど、海や森単体を見てそのつながりはなかなか思いだせない
自然は循環してて、みんなみーんな繋がってるのにね。それを忘れて、切り離してみてる人間サマって、賢いようでおバカさん

そんな会話をしていたら、ちょうど田口ランディさんが、そのことブログに書いてました。
気仙沼にある『NPO法人森は海の恋人』・・・会員名簿も流され、一から出直しだそうです。でも、

「気仙沼の海は、復活します。恋人の森が健在だからです。」

と力強く書かれていて、なんだか感動してしまいました。すごいよ、すごいよー、自然!
やっぱり、これからの時代は学歴じゃない。生き抜く力、自然の中でやっていける力だわ。
自然学校をやっている知り合いが、

「原子力より、原始力を!」

と言ってたけど、ホントそう思う。
私には教えられないけど、子供たちにはそういう力を身につけていってもらいたいなあ。
切り取られた部分しか理解するのではなく、全体を、つながりを見れる洞察力を身につけてもらいたい。
そして、それを母にも教えてね。


※ちなみに写真の海は伊豆ではなく、我らが江ノ島~。街側ではなく、海側はこんなにもキレイ!!!


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『花吹雪』再訪

2009-11-08 06:33:53 | 
  


またまた伊豆城ヶ崎温泉にある離れ形式(独立型ではない)のお宿『花吹雪』(過去のレポートはコチラ)に行ってまいりました~。離れというと高いイメージがあるけれど、ここは内容を考えるとリーズナブル。満足度が高いので、何度も“帰りたくなる”お宿です。とにかく緑に囲まれてるのが気もちがいい

今回泊まったお部屋は、日本の色棟。染色作家『吉岡幸雄』氏が演出した部屋だそうです。こちらのお部屋たち、畳との床の段差を利用して掘りごたつ形式に無垢天板のテーブルが置かれ、一目でこの一角のとりこになってしまいました。角が丸くなり湾曲した天井、優しいクリーム色の漆喰やところどころ和紙の壁にマッチした花籠がまた素敵で・・・(チビチビの攻撃を避けるため、すぐに高所に撤去されましたが)、ん~、目の保養。自分たちの家にも取り入れたいセンスをメモメモ
やっぱり日本人、和室、畳は居心地がいい!自然素材に囲まれているということは、自然に触れているというのと同じこと。知らず知らずのうちにリフレッシュしています やっぱ畳だな~。今度のおうちは洋室しかないので、リフォームで畳の部屋を作ろうと思ってマス

さてさて部屋のセンスもいいけれど、やっぱり自然に囲まれてるからこその空間。どんな素敵な空間も自然が創り出した美には敵わない?いや、敵う敵わないというより、両者の融合が日本人の得意とするところで、そんな日本に生まれたことをしみじみ嬉しく思う今日この頃
障子をあけると小さなウッドデッキがあったのですが、その横には太い幹・・・見上げると天に緑の羽を広げるかのような立派な欅がありました。首が痛くなるほどの角度で天を仰ぎ、ふぅ~、と深呼吸。エネルギーをもらえると聞いて、母と欅にほおずり。やっぱり木っていいわあ

しかし、当分旅はお預けです。旅資金はリフォーム資金に。これからはおうちリゾートを楽しもうっと。“おうちで旅気分”をテーマにしようと思いマス。

御泉水自然園

2009-09-05 01:10:50 | 


あっという間に一週間がたってしまいましたが・・・振り返り旅日記~
小旅行二日目は車山高原へ。人が少ないマイナーな場所、マイナーな場所へ毎回ひかれる私たちは今回は御泉水自然園へ。ガイドブックなんかにも申し訳なさそうに隅にちょこっとしか掲載されてないし、入園料取るし(300円だったかな?)できっと人が少ないだろうと予想したら予想通り(笑)。こちらに向かうには、蓼科牧場からゴンドラリフトで行くのがおすすめデス。360度のパノラマ視界にチビ大喜び。曇っていて、八ヶ岳連邦は雲に隠れていたけれど、雲の向こうの山並みを想像するのって好きなのよね~。旅のときは、いつも人によっては残念と思える要素があるほうが好き。次回への楽しみにつながるから。
ちなみに蓼科牧場はちょっとした動物ふれあい広場なんかもありました~。私自身はこういうのは興味ないけど、子供にはいいかも?

さてさて、頂上に着くとそこが御泉水自然園。
遊歩道が整備されていて、お手軽な散歩が楽しめます♪ゆるやかな坂でさえNGの母が一緒だったので、本当は滝が見れるハードコースも行きたかったけれど、それは断念。私もチビチビをずっとスリングに抱っこだったので、ゆるやかコースがちょうどよかったかも
原生林&湿原は木道が整備されていて、チビの走る走ること。水を得た魚です。ホント、森の中へ行くと俄然はりきっちゃうチビ。自然が好きな子でよかった~

しんとした森に入ると神聖な気持ちになって、凛とする。この感覚が好きで、きっと森へ帰りたくなるのかも。“森は最初の神殿”とはよく言ったものです。
原生林の中には小川が流れていて、母と大興奮。“こういう小川が裏庭にある家に住みたい!”って。中高時代によく読んだ文学には、こういう小川の流れる庭でピクニックをするという場面がよく出てきて憧れたの。いつか住むわよ~(宣言)。小川よ、待っててねん。

もうひとつ興奮したのは、カラマツの森。薄暗く霧がかった森は幻想的で、もしかしていま自分は夢の中にいるんじゃないかっていう不思議な気分に包まれる。北欧の森ってこんな感じなのかな~、行ったことないけれど。これが北欧だったら、きっと遊歩道から外れて森の中でかくれんぼしたり、ピクニックしたり、もっと森と一体となって時を過ごすんだろうな、なんて思ったり。でも、いまの私はそういうこと想像するだけで十分楽しかったりする。妄想族でよかったわ~
この森で魅せられてしまったのが、カラマツの枝にベールのようにかかっていた不思議な植物で、後で調べたらサルオガセというそう。地衣類の一種だそうで、藻みたいなもの?その神秘的な美しさに、ここには妖精が住んでるって思ってしまいました。そんな風景に出会えたことに感謝

リゾナーレ小淵沢

2009-08-31 01:39:42 | 

行ってきましたリゾナーレ小淵沢
子連れでアクティブに動き回るより、滞在型にしたかったので、選んだのですが・・・
雑誌などでの謳い文句は

『イタリアの巨匠が描いた理想のデザインホテル
ヨーロッパの山岳都市を幻想させる非日常空間に美しい森の空気を呼吸しに、出かけませんか・・・上質な空間で過ごす非日常のひとときをお約束いたします

な~んて、書かれているんだもの。期待してしまうではないですか。
んが、結論から言うと好みではありませんでした~。お約束は~(笑)!?
70㎡のお部屋は確かに日本にしてはゆとりのある空間。リビングとベッドルームが独立した形になって、プライベート空間が保たれてるのもGoodざんす。でもねー、好みの問題なのかもしれないけれど、な~んか殺風景なのよね。材もよくないから上質とは言えないし・・・サービスもイマイチだし。手ごろなファミリー向けといったところかしら
う~む。いったんガッカリしてしまうと、ダメなとこばかりが目についてしまうぅぅ~。いかん、いかん!せっかくの休日、こういうときはどうしたら楽しめるんでしょう。どうしたら『ツイてる、ツイてる』思考(Cちゃ~ん)にもっていけるのか。そんなことを一生懸命考えてしまいました。そもそも行きの車で“間に合う間に合わない”など低レベルな口げんかを相方と繰り広げてたあたりから、いい波に乗りそびれてたのかも!?あ、これテストだった?私ってばまたまた人間昇格テストに不合格!?まだまだだわ~

でもね、最後に気に入ったところみーっけっ。チビと相方が波プールに夢中になっている間に入ったBOOKS&CAFE。入ったとたん、“あ、ここ好き”って。本屋自体が好きなのだけれど、この空間、空気、置いてあるものを見る前からワクワク。チビチビを寝かしつけながら歩いてみてまわると、本のセレクトがまさにまさに私好み!置いてある絵本のセンスのよいこと。ちょっとした雑貨は蜜蝋クレヨン、木のパズルなど、ほしくなるものばかり。
大人向けの本といえば・・・ベジ料理本コーナーあり、旅のコーナー、海外インテリア、自然と共生するようなLOHASな本がずら~り。自然療法にアロマ、お産関係も自然出産に関するものなど、もうもう背表紙見てるだけで大興奮。きゃ~ん、オーナーは誰?どなたのセレクトなのかしら~???
“気”とかってよく分からないのだけれど、こういう空間にいると確かに本たちが発しているいい気って確かにあるよなあ、って思う。だって、中身を読まなくたって、背表紙に囲まれてるだけでこの満足感
ちなみに、ここにある本たちは座って読んでもいいことになっていて、コーヒーやスイーツも注文できるんです
ああ、こういうカフェを自分で持ってみたいなあ。好きな本に囲まれてのカフェタイム。こちらのほうが私にとってはよっぽど上質な空間。表面的なデザインよりもやはり中身なのかしら。
きっと人も同じ。どんなに着飾っても中身がなければガッカリされるだけなのかも。着飾ってもおらず、相方と低レベルなケンカを繰り返すようじゃ、救いようがないかな~
中身を読まなくても背表紙見るだけで、ワクワクできる本。それと同様、話をしなくたって、一目見ただけで人柄が伝わる、そういう人になりたいものです

ソローヒルの休日

2009-07-02 19:03:53 | 


千葉二日目は鴨川へ。今回の千葉小旅行の目的はこちら、ソローヒルでの同窓会だったのです~

母から勧められてベジタリアンの先駆者、鶴田静さんのエッセイを読んだのはかれこれ6,7年前?
『田園に暮らす』『いま自然を生きる』などを読んで、ああいいなあと思っていたら見つけた静さんのワークショップ。しかも、自宅で行われるというではないですか。これは行くしかな~い!と月一回、一年を通して集まった仲間との3年ぶり同窓会だったのです。
私が読んだ本の当時は古民家に素敵に暮らしていた静さんご夫妻。その後終の棲家を見つけて、建てられた木のおうちがこれまた素敵で
いままで見たうちでどのうちが一番好き?と聞かれたとき私の頭に浮かんだのは静さんのおうちでした!もうね、なんていうんでしょう?自然素材で作られた空間が素敵なうちはほかにもたくさん見たのだけれど、窓から見える景色、そして何よりも草花や野菜をすっと暮らしの中に取り入れる静さんのセンスとご夫妻のお人柄。建築にはうるさい相方も、
“素敵に暮らせば、家も素敵になるんだよね”
と感心ひとしきり。周りの自然と住んでいる人と家と・・・全てが生きていて調和しているの。あの“空気”は家という箱だけじゃ作れないなあ

当日はみなで料理をする予定だったのだけれど、多分チビがいてあまりお手伝いできないだろうな~、と予想してたので焼き菓子を三品ほど焼いていきました。テーブルにずらっと並んだベジタリアン料理は彩りもキレイで、見てるだけで気分もほっこり
ガスパチョに夏野菜のキーマカレー、シソジェノベーゼのパスタなどなどテーブルに並びきらないくらいいっぱいのお料理たち。大好きな野菜尽くしのご馳走にチビも大喜びでした~
お庭散策も楽しみにしていたのだけれど、残念ながら雨で外には出れず。でも、みなさんにアマガエルやカタツムリを取ってもらっておおハシャギ。ハシャギすぎで母は多少焦りましたが・・・みなさんお相手ありがとうございました

こういうの豊かな暮らしっていうんだろうなあ。うらやましいなあ・・・でも毎日2,3時間草取りってやっぱり私にはできないわ。少~しずつでもね、近づいていきたいな。それには課題がいっぱい。家族や自然と調和するためには、まずはこの自己中生活から卒業しないとね。はふぅ~、スローペースながら精進いたしますですぅ


※写真:ソローヒルの中でも私のお気に入りの場所は、ワークスペースと生活スペースをつなぐ広~いウッドデッキ。ここからの眺めが最高!



あーと山荘@千葉

2009-07-01 23:27:23 | 
  


週末は以前住んでいたなつかしの千葉へGO
しか~し、大渋滞に巻き込まれ、今回は車で子供をつれまわすことにひじょ~に罪悪感を覚えました。子供たちよ親の都合に付き合ってくれてありがとう

まずは急遽大学時代の寮仲間の新生児ちゃんに会いに市川へ。いや~、短い時間だったけど、やっぱりふわふわ、こわれちゃいそうな新生児ちゃんいいわぁ。Kち、自宅出産をしたアナタを訪れてなかったら私助産院で産むことも考えなかったかも。ありがとよ~

その後も渋滞渋滞で、ひじょ~に険悪ムードの車内。色々と予定は変更され、そのまま宿へGO。
え?ホントにここであってる?っていうような狭~い林道をずんずん行く・・・ホントに民家が出てくるのかなあ・・・と不安になった頃ちゃあんと出てきてほっ

今回泊まったのはYさん&MMちゃんお勧めの再生古民家の宿“あーと山荘松下塾”。モザイクアーティストで何でも器用な旦那さまとイラストレーター&絵本作家でほんわか雰囲気の奥さま、そして銀ちゃんという名の渋いワンちゃんが温かく出迎えてくれて、車内の険悪ムードも吹っ飛びます。この日は曇っていて富士山は臨めなかったけれど、古民家からの眺めは最高!見えるのはひたすら山並み。桃源郷。チビは庭で走り回ったり楽しそう。薪で炊いたご飯も美味でした~
古民家の中に入れば迎えてくれたのはノラ・ジョーンズのBGM。あ~ん、いいわぁ。今私たちの頭の中はリフォームでいっぱいなので、このお宿にもリフォームのアイディアがいっぱいでした。メモメモ。普通のアルミサッシの上にうま~く木でカバーすれば木窓に見えるし、お風呂も普通のお風呂に木でカバーして木製風呂の雰囲気をかもし出している(写真真ん中)。ナルホドね
そして、こういう場所に来るとなぜか読書が無性にしたくなる私。本棚に並んでいる文学を手に取るものの、チビからのコールがあるためゆっくりと読む余裕はなし。でも、学生時代に夢中になって読んだ懐かしのヘルマン・ヘッセの詩集をひとつ読んでは景色を眺め、また読んでは眺め・・・ああ、なんて贅沢な時間。幸せです
翌朝はお隣の古民家から聞こえてきた元気な女の子たちの声に誘われて早朝から外へ飛び出すチビ
ちょうど同い年の子と小学校一年生でアニーのようなお姉ちゃんが遊んでくれました。お隣さんは自然農園をしているそうで、この地に遊びに来たときに林道に落ちたのが縁で今の古民家に住めることになったとか。別れ際にもらったおやつ(写真右)・・・“うちの小麦粉で作りました~”とサラッと言うお母さん。か、かっこよすぎるぅ~。小麦作るなんてスゴイっ。そして、その素朴なクッキーは噛むほどにじゅわっと小麦の旨味が口に広がってとおっても私好み。んま~いっ。次回はお隣さんとももっとゆっくり遊びたいなあ。そして、クッキーまた食べたいです(笑)。

ひとグループしか受け入れないので、気兼ねすることなくのんびりできるあーと山荘。チビがもう少し大きくなったらモザイクアート体験もぜひしてみたいな。あと今回は時間がなくて行けなかったライステラスカフェにも行ってみたい。
再生古民家・・・住むには躊躇しちゃうけれど、こういう週末もいいもんです

いろり隠居

2009-04-07 00:58:03 | 
  

ハイ、これでおしまいにしますから~、伊豆日記

本当は2泊3日の予定が、現地で3泊4日に変更しちゃえ~、と思いつき行動な私たち。急いで相方が携帯のネットから見つけたお宿はこちら↓

いろり隠居

ぷぷぷ、相方が選ぶんですから~、古民家です。ハンドルネームKoMinkaと名乗るほどの古民家好き。場所は弓ヶ浜から車で5分。菜の花畑で有名な川沿いにある基本素泊まりのお宿で、本業は韓国料理屋さん。地元でも評判の人気店で予約が必要なほど。クチコミ評価が非常に高かったのでここに決定

古民家といっても、白川郷のような豪雪地帯のものとは異なり、住みやすそうなモダンでシックな感じ。廊下の石畳が異空間を演出し、こじんまりとした中庭が素敵。宿の説明には、“凛と伸びた竹に魅せられときにあそぶおとなの宿”“秘密にしておきた隠居”とある。元気すぎるチビ連れ・・・大丈夫かしら~?
が、心配無用でした~。確かに大人の雰囲気だったのだけれど、私たちが泊まったときは子供たちが駈けずりまわり、にぎやかにぎやか。古民家ですから、寒い。そして、2階の足音がミシミシ聞こえる聞こえる。あまりにも聞こえるのでかえって笑ってしまうほどです
自宅を改造して作ったので、宿というより下宿しているような感覚も楽しかったデス

さて、チビが目指すはお風呂はいかに!?
3部屋しかないわりに広い貸切風呂は半露天。しか~し、私たちの前にはどこかの子供たちが1時間以上も入っていて、水でかなりお湯を薄めたらしくぬるくてぬるくて寒くて寒くて、入ったことを後悔するほどでした。クチコミ読むとお風呂の評判もよいから、たまたま運が悪かったのかな。古民家に対する私と母の警戒心(笑)が不運を呼び寄せちゃったのかしらん

そうそう、こちら、もうすぐ70歳になるという美人女将が素敵でした~。チャキチャキの江戸っ子で旦那さまのご実家がこの古民家というわけ。家の前の溝で木の枝で釣りごっこをして遊ぶチビに、

“いまでも夏はこの辺もカニでいっぱいなんですけどね、昔はもっとすごかったんですよ。水もきれいで。食器の洗い物なんて全てここでやっていたの。山の上に別荘地がたつと水が汚れちゃったねえ。たった5,60年前までのことなのに、あっという間に変わってしまったわ”

そんな小さな会話もしみじみするお宿でした
翌日、チビは弓ヶ浜で少し遊び、私はチビチビがずーっと眠り込んでいたので、弓ヶ浜目の前に海を見ることなく、車に滞在
こうして、短い(しかしブログは長い)伊豆旅行は終わったのでした。

東急ホテルの挑戦

2009-04-02 20:25:24 | 
  

伊豆の2日目。
せっかくここまで来たからキレイな海がみたい!白浜行きた~い。ということで伊東から下田までびゅ~ん。途中、七色に輝く白浜の海に大興奮
“きれ~い。石垣島みたい!ハワイみたい!”
○○みたい、ってよその土地に似てるという以外に形容詞思いつかないんかい、と我ながら貧弱な表現力に情けなくなりながらも、海岸線のきらきらドライブにご機嫌の一同

下田には面白いペンションもいくつかあったのだけれど、ペンションはベッドで部屋が狭くて居場所がないし・・・ということで今回はエンロハ家らしくないけれどホテルに泊まることに。選んだのは高台にあって、海も望め、山の景色も、散歩できるお庭も楽しめる下田東急ホテル。海の眺めももちろんいいのだけれど、山並みも美しくて、景色には大満足。ホテル自体にはあまり高級感はなかったけれど、景色が一番よね。花より団子、団子がなければお風呂のチビは着くなり大浴場に向かいましたが。高台なので、露天風呂の景色もとてもよかったです

さてさて、そんな東急ホテル。アメニティグッズのところに何やらグリーンのカードが。これ、グリーンコイン制度といって、東急ホテルのエコへの取り組みなんですって。ホテルの大量のアメニティグッズって使い捨てでとてもモッタイナイ。一切使わなかったお客はこのコインをフロントの提出し、それが環境保全の基金になるというもの。
ホテルという存在自体がエコじゃないと言われてしまうかもしれないけれど、今ある状況でできるところから取り組むのっていいなあ、って思う。ただ欲を言えばこの制度、ちょっと分かりづらい。対象となるアメニティが分かりづらいし、どう具体的な金額につながるのかとかが不透明なので、あれでは“よし、では使うのやめよう”という気にはなかなかならないかも。もう一工夫ほしいな~、と上から目線で思ったりもしました

ちなみに一般的なところでは使用してないものでも、何があるかわからないので捨ててしまうそうです。モッタイナ~イ。そんなときは持ち帰ったほうがベター。山谷などに寄付すると特にカミソリなんかは喜ばれます。捨てられてしまうのなら、活かせるところにまわすのもひとつの選択肢。いま置かれた状況でできること、まだまだありそうです。

花吹雪・自然と共に

2009-04-02 20:14:59 | 
  

書きたいことは毎日たくさんあるけれど、なかなか更新できない今日この頃。
さ、伊豆日記どど~んとアップしていきますよぉ

まず、一泊目のお宿は城ケ崎温泉にある花吹雪に泊まりました~
今回は産後世話になった両親へのありがとう旅行なので、母のお気に入りのここに泊まることに。相方も私も温泉フリークではないので、こういう離れのお宿は初めてだったのだけれど、よかった~

まず、アジアンな雰囲気ただようラウンジで出された森のお茶にノックアウト。黒文字をはじめとする10種類の和製ハーブをブレンドしたお茶で、何とも言えない優しいぬくもりに包まれ、気持ちがほわんとほぐされます。実は、こちらのオーナーこの黒文字という植物に魅せられ、黒文字オイルなども作り、伊豆の森を守ろうと挑戦している高い志の持ち主なのです。そして、その思い、決意を表すかのように壁には赤いうさぎの壮大な宇宙の物語が。森というしっかりと大地に根ざしながら天ともつながる空間。花吹雪は単に人間本位の快適さだけを追求したお宿ではなく、自然と共存しようとしている素敵なお宿だったのです。しかも、それを主張したり売りにしていないところが爽やか。頭ではなく、五感で感じる、そんなお宿でした。

さてさて、ラウンジだけで満足してしまいましたが、お部屋はいかに!?
私たちが泊まったのはフロントから一番遠いところにあったので、森の中の回廊を歩いていき、ちょっとしたお散歩。それぞれの棟にこぼれんばかりの花籠があったり、歩くだけでなんだか楽しくて、心が豊かになれた気がします
そして、お部屋に入りまず目に入ったのは、窓の外の緑と桜の木!壁と天井の交わるところはゆるやかな曲線を描き、美しい。素敵な空間は写真には納められなかったので、コチラをご参照くださいませ。
私たちの部屋には展望部屋というロフトのような隠れ家がついていて、チビはここの階段を上ったり降りたり大喜び。ここの丸窓から、朝日に息吹をかけられた木々を見れたときはじいんとしました
夕暮れ時には拍子木のカチーンカチーンという音が森の中に鳴り響き、普段意識せず過ぎてしまう夕暮れ、夜、朝をそれぞれしみじみと感じることができて、それがよかったなあ

お風呂は七つで、全て貸切。天然掛け流しのとてもいいお湯で、熱さをうめる水道水にも全館生態系を蘇らせる力があるといわれるFFCテクノロジーを導入しているというこだわり。貸切なので、チビはまあ、したい放題、お風呂で遊んで大満喫。食事(写真は朝食)の間以外はずっとお風呂にいたような・・・

翌日の朝はオーナーが城ケ崎海岸まで案内してくれます。川沿いを歩いて行くと突然目の前に開ける荒々しい城ケ崎の絶壁、海に流れ込む滝、そしてどこまでも続く海、海、海。人間なんてちっぽけな存在よね。
“一休みしましょう”
と森の中でオーナーが入れてくれたのは、なんとも嬉しい黒糖入りのタンポポコーヒー。家にこもりっきりだったので、久々に歩けて、幸せでした~

心豊かになれる花吹雪、また泊まりに行きたいお宿です。



ただいま~

2009-03-30 17:35:49 | 
伊豆小旅行から日常へ。
やっぱり子供がいるので、日常のリズムへ戻れることにほっとするような、旅を続けたいような複雑な気持ち・・・。本当は2泊3日だったのが、現地で急遽3泊4日に変更しちゃいました~。今回は産後世話になった両親へのありがとう旅行だったのだけれど、こんな思いつき行動に付き合えるうちの両親、あの世代では珍しいかも。相方、運転お疲れさま&ありがとう!

さてさて、今回の旅行。チビチビはまだ2ヶ月児&体調の悪い母も一緒なので、旅といっても室内にいることが多くなりました~。
いままではバックパッカーズのような安宿に泊まったりするのが好きだったのだけれど、子連れとなると宿のスタイルも変わってくる。いかに滞在型であるかがポイントで、いかに快適に室内で過ごせるかで今回はお宿も選びました。きれいな海を目の前にして、堪能できないのなら旅行に行っても意味ない気もするけれど、いやいや、やはり日常を抜け出すとリフレ~ッシュ。何より上のチビはじいじと相方と思いっきり遊べてストレス発散になったかな。
そして、やはりマンネリの日常を抜け出すといろんな発見があり、妄想がふくらむからやっぱり“動く”っていいわ~

子供にとっては日常のリズムが大事なんだろうけど、母は旅がやめられないの。
チビも旅好きだし、ここはひとつ親に付き合ってくださいませ。その代わり、旅での発見を無駄にしないよう日常生活にいかすわ

今回泊まったお宿や、素敵なLOHASなお店、おいおい紹介しま~す