夏休みです
。夏休みらしく楽しい日々で、ブログの更新が追いつかない~
。が、これは書きとめておこうっと。
先日は、ナント、はるばる(笑)東京まで上京しました~
。子供たちは相方に預けて(ありがとう!)。
と、遠い・・・
山がない~
。東京好きだったけれど、もはや身体と合わない。通えない~。あそこでは働けない~
。
いや、やっぱりいいものは東京に集まるし、魅力的なんだろうけれど、今の私にはキツくなってしまったのかも
。
心と身体のスイッチのどこかをオフにして、感覚を麻痺させなければいられない感じ?合う人には合うのだろうけれど・・・。
そんな東京までわざわざ行った理由は、スリランカのお坊さまから直々に秘伝カレーを教えていただけるという機会があったから
。こんな機会めったにない!これは、行くしかな~い
。
スリランカという馴染みのない国に初めて出会ったのは学生時代。開口健の『オーパオーパ』のモンゴル・スリランカ編だったなあ
。宝石がゴロゴロ転がっている国という印象。タイ、ミャンマーとの違いもよく分からず・・・。その後少しご縁があったものの、正直いまだインドカレーとの違いが分からず
。今回こそ学んでこようと意気込んで行きました!
現れたるは、目のさめるような鮮やかなオレンジ色の袈裟に身を包んだお坊さま二人。日本にある唯一のスリランカ寺院、
蘭華寺(千葉県香取市)からやってきました
。おだやかな表情、やわらかい物腰、ああ、スパイスをまぜるその手つきに優しさがあふれてること
。ああ、どうかエンロハの心も清めたまえ~(と相方は思ってるに違いない
)。
おだやかなんだけど、その豪快さは圧巻で、思わず笑ってしまう
。だってね、いくら25人分とはいえ、スパイス大さじじゃないの、お玉に山盛り6杯!山盛りだからつまりは12杯くらいってこと!?
分かりました、コツは“ケチらない”ってことですネ
こんな機会めったにないどころか、スリランカでもお坊さんから習える機会はないそうで・・・というのも、そもそもお坊さんが料理をすること自体がないから
。
信仰厚~い人々からいつも食事は提供されるから作る必要はないそうなんです。というわけで、今回のレシピは日本で苦労した汗と涙の結晶!?いやいや、ちょっとお茶目で平常心のお坊様たちは暗さはなく、平和が漂ってました
。かくありたいわ。
アユールヴェーダの国のカレーはインドカレーともまた作り方も違って面白かったです
。まず、油が少ない。火をつける前に全ての材料を入れる。それぞれのスパイスに効能があって、う~ん、奥が深いっ
。
肉用(スリランカ寺院はベジタリアンじゃないそう)のスパイスは炒り、野菜用は生のままで。それはなぜか・・・秘密です、いや、分からないそうです(笑)。そんなお坊さまたちのテキトーさも好きです
。分量はあってないようなもの。スパイス別にスプーンなんてわけませ~ん。
さて、今回はスパイスを調合するところからやったのですが、残念ながら本国でももうmix済みになったスパイスを家庭で使うことが多くなったそう。全ては“時短”のため。スパイスを調合し、擦る姿って美しいと思うのだけれどな~
。こうやって、どの国もお国柄がなくなって同じようになっていくんだな~。残念
。
家庭に根付く伝統って美しいと思うのだけれど、みな日本のように成功したい(欧米化したい)と思ってしまうのも仕方ないのかな。システムキッチンにてミルサーでガーッとするより、地べたに座ってゴリゴリとスパイス調合するほうが風情があると思うのは、旅人のエゴ?
それにしても、お坊さまたちの作るカレーは豪快で、惜しみないものでした。たいていの料理教室がもったいぶって、上品にしか出してくれないのに対して、え~い、あれも作っちゃえ、これも作っちゃえ~(笑)。
カレー4種類に、サラダ、パパダン、野菜のカレー炒め、デザート
16時半終了予定が、16時半からの試食(本食くらいいっぱいでした!)タイム。時間切れのお坊さまたちは先にお帰りになられることに
。
「ミナサン、蘭華寺にアソビニ来てくださいネ。もっと美味しいカレー作りますカラ」
そ、その言葉~、本気にしちゃいますよ~!?!?
いろんな国の伝統料理が好き。食べるとその国にひとっ飛びできるから
。
Viva 妄想旅行
さ、これでスリランカへの飛び方も分かりました。作り方の豪快さも我が家にぴったり
。
お坊さま、企画してくださったTさん、ありがとうございました~
。
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