週末の兄夫婦、両親との珍しい集合小旅行は父の古希のお祝いのためでした。
宿泊先は、両親のお気に入りゆえ、いつもの花吹雪。どちらかというとリピーターになるより、常に新しいところに泊まりたいタイプの私は、「また花吹雪ィ~?」って感じでしたが、濡れ縁の素晴らしさにやられました。外と内の境界線のあいまいさ。吹き抜ける風の心地良さ・・・日本って素晴らしい平屋でこういうシンプルな家がいいね~、と殿と妄想ふくらませてしまいました。
うん、不可能ではない。モノが少なくて、身軽にシンプルに暮らせば。そういう平屋で何しようかな。殿は、こういう家が両親にいいね、と話してくれたのに、自己チューな私はといえば自分がそこで何するかで、妄想は続きます・・・。
さて、今回ランチは城ヶ崎海岸にある、ヴィーガン(完全菜食)カフェSoraというところに初めて行ってみました~。
メニューは、高きびタコライス、車麩の味噌カツ丼、豆のホットサンドなどなどで、この手のお店としては定番。
お味は・・・うん、まあ至って普通で驚きはないけれど・・・子供に安心して食べさせることができるのは嬉しい。
ただ、雑穀米はほとんど白米に近くて、柔らかすぎて個人的には好みではなかったかな。さらに、スローフードはスローフードなんだけど、出てくるのが遅すぎ&バラバラすぎるので、大人数で行くには向いてないかなあ・・・。
と、厳しい感想を書きましたが、お店の雰囲気はとってもよかったです。
ヴィーガンカフェっていうとアースデイ系な(ヒッピー系な)感じが多くて、みんな麻のアジアンな服着てバンダナ巻いてなきゃダメっすか????みたいな雰囲気があるのだけれど(え、偏見?)、若いフツーの観光客のお嬢さんたちも喜びそうな雰囲気でした。
手作り感あふれる店内の壁は珪藻土、柱をリメイクしたと思われる木のテーブルは何とも言えず味わい深い。赤、白、赤と並んだタジン鍋もかわいいし、トイレの小物類にはピンクのバラのモチーフなど、嫌味のない程度のガーリーさもかわいくて、とにかくセンスがいい。そして、何よりも窓から見える木々が気持ちがいいオーガニックな空間。置いてある雑誌や本類はもちろんオーガニックなものばかりでワクワク。
同じような(エコ)意識の人たちの内輪的な感じではなく、こういう色んな人に開かれた感じの空間大好きです。主張しすぎるわけでもなく、自然体で自分たちが心地いいと感じてることを体現している感じが素敵。
ここで食べた食事や読んだ雑誌がきっかけで、価値観が変わっていく人たちもいるんだろうな。
これからの時代には、カフェSoraさんのようなところにがんばってもらいたいです(って上から目線!?)。
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