アラ還(暦)世代になり、テレビを観ている時に人名や物の名がすぐに出てこず「お互い物忘れが激しくなったなあ!」と顔を見合わせるのは熟年夫婦家庭の一般的な風景だと思う。
思い出そうとしていったん諦める。その後他の事をしていると、どちらかがふと思い出すのだが実に時間がかかるのである。
ただ、思い出すまでの間は潜在意識が働いているので、” 脳トレ”には寄与しており、悪くはないのだと自分に言い聞かしている。
また、最近は時間に余裕があるためか、素朴な疑問を抱くことが多くなった。還暦は折り返し点で、現在地は子供に戻って行く途上なのかも知れない。
これまでは無意識に使っていた言葉でも「なぜこう言うのか?」と疑問を抱き、すぐに電子辞書やネットで調べる癖が付いた。
今後、覚える事よりも忘れる事の方が多いとは思うが素朴な疑問を持ち、脳へのインプットは欠かさないようにしようと思う。