SHOじいの独り言

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小椋 佳

2010-12-02 10:20:03 | 日記・エッセイ・コラム

 人の一生を四季に当てはめてみることがある。「春夏秋冬」ただし、寒くて暗い「冬」はあまりにも辛いので除外することにしている。人生八十年として、春が二十歳代、夏が四十歳代、そして秋が六十歳代だとすると、今私は初秋の辺りに位置していることになる。

 我々の時代、つまり団塊の世代の代表的な歌手に”小椋 佳”さんがいる。彼は自分の人生を三段階に区切って計画し実行している。具体的には二十五歳まではサラリーマン兼歌手、二十六歳から五十歳まではサラリーマン専業、五十歳からはミュージカルのプロデュース等好きな道をまい進すること。素晴らしい!

 私も「小椋 佳的生き方」に共感、六十歳であっさり引退した。退職金と年金の繰り上げ受給により、何とかやっていけるとの試算で”恐妻”の認可も下りた。

 六十歳以降は小椋佳さんのように、今までとは全く異なる「第二の人生」を送ると家族には宣言したのだが・・・。

 退職後は早朝のウオーキング、趣味の映画鑑賞、漢字検定受験、英語ガイド養成・日本語講師養成・要約筆記者養成・福祉ボランティア等の講座を受講するなど、自分探しの期間に充てた。途中、ソフトランディングつまり週2~3日働き、あとは趣味やボランティアに充てながら仕事を減らすべきだったかなと後悔したりもした。また、自分史作成も引退後の仕事決めていたが、過去のことばかり振り返ることの愚かさを悟り、断念した。

 現在約2年が過ぎてようやく生活のリズムができてきたように思う。目的を伴ったウオーキング、適度のボランティア活動、週一ペースでの映画鑑賞、自治会等の地域活動、家内との小旅行および自分史に代えて、少し過去の事も含めたエッセイを家族向けのブログに掲載し、残している。

 「小椋佳 的生き方」にはほど遠いが、晩秋が訪れる前に「中秋の名月」を少しでも長く楽しめたら良いと思っている。

姫路文学館 文章講座 2010.11.30