日々史跡めぐり

日本のあちこちの史跡、神社仏閣を巡っています

矢奈比賣神社(見附天神)その弐 霊犬神社と悉平太郎伝説

2018-05-08 | 神社
矢奈比賣神社の北側にはつつじ公園があり、つつじの咲く時期は、カラフルなつつじで一杯になります。
 
 
 
 
 
 
 
この公園の中に、霊犬・悉平太郎(しっぺいたろう)を御祭神とした霊犬神社があります。
 
 

悉平太郎伝説
 
その昔、毎年、家の棟に白羽の矢が立った家の娘は、8月10日の見付天神の祭りに人身御供(生きたまま神に供えること)として捧げられるしきたりがありました。村人たちは、祭りのたびに泣いて悲しみました。
ある年、見付を訪れた旅の僧侶がこの話を聞き、このしきたりを無くせないものかと思案しました。そして、これが怪物の仕業であることを突き止め、怪物たちが「信濃の国の悉平太郎に知らせるな。」とささやくのを聞きました。そこで、悉平太郎が光前寺(長野県駒ヶ根市)で飼われている犬だということが分かり、この犬を借りてきました。
見付天神の悉平太郎像
次の年の8月、祭りの日に人身御供の身代わりに悉平太郎を柩に入れて、見付天神に供えました。そして、怪物が柩を開けた瞬間、悉平太郎は怪物に襲い掛かり、長い格闘の末、怪物を退治しました。その怪物は大きな年老いたヒヒでした。その後、人身御供のしきたりは無くなったということです。
この闘いで傷ついた悉平太郎は、光前寺までたどり着き息絶えたとも、帰る途中で亡くなったとも言われます。
(磐田市HPより)
 
磐田のイメージキャラクター・しっぺいくん 
 
コメント (2)
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