八坂の塔に向かう坂の途中に金剛寺があります。
通称は八坂庚申堂。
東京・浅草寺、大阪・四天王寺ともに日本三庚申のひとつとされています。
庚申とは、庚(かのえ)申(さる)の日を意味し、この夜に人間の体の中にいる三尸8さんし)の虫が、寝ている間に体から脱け出して、帝釈天にその人の悪行を告げ口に行き、悪いことをした人に罰として寿命を縮めるといわれるています。三尸の虫は、人間が寝ている間にしか体から脱け出ることができないので、庚申日は、徹夜をし、これを庚申待ちといいます。
また、この日、睡眠をささげて、一晩一心に願い続ければ如何なる願いも叶うとされている。
お堂には、いくつもぶらさがっているのがくくり猿といい、お猿さんが手足をくくられて、動けない姿を表しています。本能のまま行動する猿の姿を、人間の中にある欲望に喩え、その欲望が動かないようにくくられています。くくり猿に願い事を託してそれを叶える秘訣は、欲をひとつ我慢するということなのだそうです。
また、病気平癒のコンニャク封じも有名で、庚申御縁日は、厄除けコンニャク焚きの接待を行っており、猿形に抜いたコンニャクを3個、北を向いて無言で食べれば、無病息災と伝えられています。
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東京・浅草寺、大阪・四天王寺ともに日本三庚申のひとつとされています。
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また、この日、睡眠をささげて、一晩一心に願い続ければ如何なる願いも叶うとされている。
お堂には、いくつもぶらさがっているのがくくり猿といい、お猿さんが手足をくくられて、動けない姿を表しています。本能のまま行動する猿の姿を、人間の中にある欲望に喩え、その欲望が動かないようにくくられています。くくり猿に願い事を託してそれを叶える秘訣は、欲をひとつ我慢するということなのだそうです。
また、病気平癒のコンニャク封じも有名で、庚申御縁日は、厄除けコンニャク焚きの接待を行っており、猿形に抜いたコンニャクを3個、北を向いて無言で食べれば、無病息災と伝えられています。
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